熊の自家製餃子
熊を再訪しました。
私のラーメン食べ歩きのルーツは「桂花」ですので
やはり他のラーメンよりも九州豚骨、特に熊本ラーメンには
特に思い入れが深いように自分でも感じます。
そしてやはり食べ歩きを始めた頃に知った淵野辺の人気店
「肥後っ子大石家」出身者のこの店というのは
ちょっと気になるお店だったりするわけです。
そんなわけで再訪。
この日いただいたのは「ラーメン並」に
チャーシュー(バラ)と味玉トッピング。
この店の基本チャーシューはモモ肉なのですが
トッピングとしてバラ肉が用意されています。
これは甘くじっくりと煮込まれた一枚肉で
チャーシューというよりも角煮に近いです。
スープは相変わらずすっきりとした味わいで
素性のいい、重さのある自家製麺ともよく絡みます。
修業先では麺については打ち立てを提供するようですが
この店では数日寝かせたものを提供しているそう。
店内にある製麺機で毎日麺を打っています。
実はこの店ではその製麺機を使って、
なんと餃子の皮も作っています。
そんなもの、製麺機があるなら簡単だろうと
思われる方もいらっしゃるかも知れませんが
これが簡単なようでいて面倒な話なんですね。
麺の生地と皮の生地が同じなら、確かに簡単です。
麺として切るか、皮として抜くかの違いですから。
しかしまぁたいていの麺の場合、餃子の皮とは性質が違う。
粉はもちろん加水、鹹水の配合から変えなければならない。
しかもその都度製麺機を綺麗に掃除しなければならない。
その面倒な工程を経て、ようやく皮が完成するわけです。
そこに今度は餡を作って入れて、餃子が出来上がる。
それでいて安い値段で提供しなければならない。
それが今はかなりやすい価格で冷凍モノが業界では手に入ります。
まぁバカらしくて一から手作業でやってらんないですよね(^^;
しかしこのお店ではそれをやってくれている。
客にとってはなんとありがたいことでしょう。
ましてやラーメンよりも餃子好きの私(殴打)としては
そういう餃子は嬉しくなってしまうわけです。
大きめの餃子の皮は厚めになっていて
もっちりした食感と焼いた部分のカリッとした食感が
いいバランスで口の中を満たしてくれます。
一つ一つ手作りしている餃子ならではの食感。
ここが冷凍モノと一番違うところなんですよね。
ニンニク不使用の餡で、野菜の甘さが活きています。
添えられる辣油ももちろん自家製辣油を使用しています。
ラーメンのみならず餃子にも目がないという方には
ぜひ一度食べて貰いたい餃子です。
そして気になるお値段ですが…
この餃子が5個で、お値段なんと300円。
安いわ〜、安すぎるわ〜。そして旨いわ〜。
CPが非常によい一品だと思うのですがどうでしょ。
300円やるからこれと同じモノ作れって言われても
まず作れないもんなぁ。。。
一つだけ疑問。
ニンニク不使用の餡って何故なのかしら。
サラリーマンや女性客など臭いを気にするお客さん用?
いえいえ、だってこの店のラーメン、マー油ガンガンですから(^^;
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