2006/03/21

今年もやります、春の陣!

harunojinの千葉ラーメンといえば
恒例限定ラーメン「春の陣」。
毎年好評をいただいている企画ですが
今年も県内20軒のラーメン店の皆さんの
ご協力の下、明日22日よりスタートします。

2002年の春、最初の桜ラーメンから4年。
毎年発売される「千葉のめちゃめちゃうまい店」の
目玉企画としてすっかり定着したこの桜ラーメンも
早いモノで今年が4回目となりました。
今年はいつもの「桜ラーメン」を味別に分けて
醤油、味噌、塩、豚骨の4つの味でそれぞれ人気の店に
自分の店で得意としている味で創作して頂くことにしました。
また、長年温めていた「菜の花ラーメン」もいよいよスタート。
南房総で人気のラーメン店の方に創作をお願いしました。

詳しくは明日発売の千葉ウォーカー増刊号
「千葉のめちゃめちゃうまい店2006」をご覧下さいm(_ _)m

【関連記事 明日より「春ラーメン競演」開催!(昨年の桜ラーメン記事)】

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2006/01/04

一丁のふゆみそ

年暮れ、大好評のうちに終了した
創作ラーメン冬の陣「千葉冬味噌ラーメン」。
今回は10軒のお店にお願いしましたが
そのうち1軒は今月もメニューを提供しています。
それが「らーめん一丁」の「ふゆみそ」です。
このラーメンがなかなかいいのです。

今回の冬味噌ラーメンは、千葉産の地味噌を使うという
ルールの下で各店に創作をお願いしました。
店主の山口さんは佐倉のヤマニ味噌を使って
奥深くキレのある味噌ダレを作り上げました。
普段も味噌ラーメンをメニューに揃え
人気メニューになっているお店ですが、
「背脂は敢えて使わないラーメンを」と
山口さんが挑戦した味噌ラーメンは
スープも麺も通常とモノとは変えてありますが
一丁らしさをしっかりと感じさせる一杯です。

12月はクリスマスをイメージしたビジュアルで
水菜の上に赤と黄のピーマンを散らして
その上からクリープを雪のように振りかけていましたが
1月はお正月バージョンとして
違ったビジュアルにしたいと言っていた山口さん。
そのお正月バージョンはビジュアルを変えたことで
ラーメンとしての一体感もより出てきました。

iccho_fuyu白髪ネギと一緒に和えられているのは
紫蘇と茗荷、柚子片などの香り立つ素材。
これが濃厚な味噌スープにいいアクセントを加えます。
12月がクリスマス=洋だったので
1月は正月=和にしようというコンセプトでしたが
クリスマスバージョンよりも正月バージョンの方が
様々な香りと味が楽しめる一杯になっていました。

CW誌面では6日までの販売と書きましたが
好評につき1月いっぱいを目処に販売を延長するそうです。
未食の方はぜひ行ってみてください。


【一丁@大神宮下レポ】
【関連記事】一丁のしお
【関連記事】冬味噌取材ノートより

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2005/12/19

冬味噌取材ノートより

の陣「千葉冬味噌ラーメン」が
先週の金曜日より一斉にスタートしました。
今回CW誌面では4ページを使って
10軒のお店のラーメンをご紹介しましたが
正直スペースが足りなくて取材した内容で
書ききれなかったことがいっぱいあったりします。
そんなわけで、誌面に書ききれなかった取材ノートから
今回のラーメンについての書き漏れ情報を書いてみましょう。

まず、今回の冬味噌というテーマに関しては
12/16付ブログ記事をご参照いただくとして
今回使用する千葉県内の地味噌に関してですが
こちらからの指定銘柄はありませんでした。
ただ、出来るだけ地元、あるいは地元に近い場所の
味噌を使って欲しいというオーダーは出しました。
そして例によって10軒の店に関しては
店の立地などのバランスも考慮して選定させて頂きました。

「聖なる夜」byラーメンみたけ

みたけはとにかく唯一のCW限定皆勤賞。
2001年の冬の陣以来ずっと登場して頂いています。
「声がかからなくなるまでやりますよ!」と最初に言って頂いて
ならばずっと声をかけ続けようではないか、という(^^;
実はみたけは冬期限定で味噌ラーメンを考えていたそうで、
今回の企画が入ったことで、その味噌ラーメンの発表を
わざわざ後回しにして下さいましたm(_ _)m
(CW限定終了後に登場する予定だそうです)
今回のテーマ、冬にちなんで「ホワイトクリスマス」を表現。
赤と緑のクレセントピーマンに、モヤシや白菜、豚しゃぶ肉を使い
どことなく鍋を思わせる具材も入っています。
クリームチーズを練りこんだ生クリームをホイップ状にして
麺に乗せて、スープに溶かしながら食べることで
味の変化が楽しめるというのがポイントになっています。
使った味噌は東金の小川屋味噌店の特製味噌。
この店は金山寺味噌などで知られているお店です。

「ハイ!チーズ!」by麺家樹幸

樹幸が取り組んだのは2種のスイス産チーズと
味噌ラーメンとの融合。
もちろん味噌とチーズが合うのは、過去様々なラーメンで
実証されていることではありますが
中島さんが使おうとしたチーズは、チーズの王様とも称される
エメンタールとグリエールの2種類。
チーズフォンデュなどでお馴染みのこのチーズは
よくも悪くも匂いや存在感の強いチーズです。
これを受け止めるだけの味噌ダレにも苦労されたとか。
使っている味噌は袖ヶ浦の露崎味噌糀店の無添加長熟味噌と
市原赤石味噌糀店の中口味噌の2種類を使用。
そこに生クリームと唐辛子を使ったソースを加えて
濃厚でありながらも飽きさせない味わいになっています。
個人的にもかなり好みの一杯になっていました。

「ふゆみそ」byらーめん一丁

icchofuyu限定ラーメンは一昨年の夏以来久々の登場となる一丁。
通常メニューの味噌ラーメンの評価が
高いというイメージが私の中にあって
今回新しい味噌ラーメンを作って欲しいと
お願いし快諾していただきました。
船橋は味噌蔵がないということで、
山口さんが選んだのは佐倉のヤマニ味噌。
その他にも3種の味噌を合わせて4種の味噌を混ぜて使用。
赤味噌を多めに配合して、油も多めに含ませて
通常の味噌とは全く違う味に挑戦しました。
具はクリスマスをイメージして水菜やピーマンを使い
粉雪のように振られているのはチーズではなくて
実は粉末のコーヒー用クリームなのだそうです。
クリスマスシーズンにお店を休むということもあって
年明けまで提供して下さることになっているのですが
年明けには「正月バージョン」に変えるのだそう。
(盛りつけどうしようかなぁ、とのことでしたが)

「まろやか魂」by魂麺まつい

まついが挑戦したのは3種のスープ。
佐原産の大和芋を使ったとろろスープに和ダシを加えたモノに
ジャガイモをつかった軽めのポタージュスープ
そして自慢の鶏白湯スープを丼で合わせています。
使用した味噌は地元市川の丸京味噌。
赤味噌、白味噌、ぜいたく味噌の3種を合わせました。
具は揚げた型抜きジャガイモ、ゴボウとレンコンのキンピラ風
味の変化に重要な役割をするラー油のかかった白髪ネギは
佐原のブランド「油茂」の特製ラー油を使用しています。
サワラーメンイベントで佐原の良さに触れた山西さんならではの
佐原産ラー油と大和芋のチョイスだったと思います。
「女性向け」「ヘルシー」ということをやたらに強調していましたが
そこがハート型抜きジャガイモに繋がっているのだと思います(^^;
まろやかでとろっとしたスープから「まろみトロ味噌」みたいな
ネーミングが仮でついていたのですが
山西さんと二人でああだこうだ言っているうちに出てきた
「まろやか魂」というネーミングにお互いはまってしまって(笑)
そのまんまそれが正式なメニュー名になりました。
かわいらしく「まろこん♪」とご注文下さい(爆)

「胚芽米味噌らーめん」by屋台拉麺一's

一'sはいわゆるCW限定初登場のお店です。
使用したのは一丁と同じく、佐倉ヤマニ味噌の味噌ですが
栄養価が高いという胚芽米味噌を使用しています。
ここに甘味噌や唐辛子を加えて味噌ダレを完成。
味噌ラーメンは塩辛い味付けのモノのが多いので、
「スープまで飲める味噌ラーメン」をテーマに、
やや甘辛くサラサラした飲みやすいスープにしたのだそう。
具は炒めたキャベツやにんじん、ダイコン、白髪ネギなど
千葉産の冬野菜を使って「千葉の冬」を表現しました。
そぼろ状にして味噌に合うよう味付けしたひき肉が効果的です。
また、今回のメニューで一'sとして初めて中太麺を使用したそうです。

「紅と白の雪」by麺屋青山

aoyamafuyu麺屋青山は限定ラーメンの定番店ですが
新しい屋号になってからは初めての登場ですね。
地元の富里に知り合いの農家の方がいらっしゃって
そこで採れる朝採りの野菜が非常に美味しいのだと。
その野菜の美味しさを活かしたいという気持ちがあって
白菜、大根、ホウレンソウを使っているのだそう。
実際ホウレンソウを生で食べさせて貰いましたが
甘味があってサラダに出来そうなホウレンソウでした。
白菜は自家製のキムチに仕上げてあります。
これも塩辛などを混ぜて作った本格的なモノ。
千葉=魚介のイメージを活かして、牡蠣や有頭エビ、
イカ、アサリなどを使って海鮮味噌チゲ風に。
味噌は成田三里塚物産の低農薬米を使った無添加味噌。
ネーミングの「紅と白の雪」というのは
紅=唐辛子、白=背脂を意味しています。
上から振りかけた唐辛子は丸ごと店で挽いたモノ。

「冬みそ☆いわしワンタン」by麺工房しろきや

しろきやは今年の夏の陣に続いての登場。
千葉のイメージを外房の海に設定したラーメンは
「イワシ」の美味しさを最大限に表現。
イワシのつみれを自家製ワンタンにして
イワシの頭を使って特製イワシ香味油も浮かべています。
また味噌ダレには東金産のイワシ魚醤を隠し味に使っています。
味噌は当初東金の小川屋味噌を使用する予定でしたが
みたけの池田さんもチョイスしていたこともあって
せっかくなら、過日のサワラーメンイベントで出会った
佐原の田舎工房YUMIの赤味噌を使おうということに。
蓮沼村産の板コンニャクも入り、鍋のような雰囲気です。

「かまくらの番人」by麺屋あらき竈の番人

今年オープンの竈の番人なので、CW限定は初参加ですが
麺屋あらきは2002年、最初の春の陣で
桜ラーメンを作ってくれていますので、2度目の登場。
今回荒木さんが選んだ味噌は、これまた佐倉のヤマニ味噌。
ヤマニの赤味噌、白味噌に、大分産の麦味噌を隠し味に。
船橋〜千葉エリアにはいい味噌蔵が見つからず
結果3軒のお店がヤマニを選ぶことになりました。
春雨を揚げてドーム型にして、その中に冬野菜のペースト。
このペーストを溶かしていくうちに味が変化していきます。
また春雨ドームをかまくらに見立てて冬の風景を表現しています。
ちなみにこのネーミングは、悩んでいた荒木さんに代わり
私が頭をひねって提案したモノです(^^;

「千葉味噌カントリー野田コース」by中華そばまるき

まるきも限定ラーメンは常連に近いお店の一つです。
やはり今回味噌ラーメンをテーマにした時に
ベーススープが色々なバリエーションがあった方が
出来上がりも様々になるはずだと思いましたので
鮮烈な煮干し出汁の効いた味噌ラーメンを作れるのは
このお店しかないだろうとお願いしました。
今回高橋さんが選んだ味噌は野田産の味噌。
鍋を使って味噌とスープを焼く、札幌ラーメン的手法で
そこに野菜を入れて「炒め味噌」的な味になっています。
いかにまるきの煮干しスープを活かすかがテーマで
バランス勝負の一杯ですが、見事に仕上がりました。
山椒粉がいいアクセントになっています。
ネーミングは当初「冬味噌ラーメン」というシンプルなモノでしたが
いつのまにかこんなネーミングになっていました(^^;

「雪合戦」byラーメン猪太

猪太は今年の春の陣の雪解ラーメンで
「ホワイブト」で参加して貰いましたが
その前の冬のラーメン特集でも「イブトマト」を発表。
今年3度目の限定ラーメンになりました。
今回のラーメンの主役は見事な冬野菜。
すべての野菜が地元柏産の野菜なのだそうで
朝採りで届く野菜の旨さを活かした作りになってます。
真ん中に大きく乗った柔らかい蕪ももちろん柏産。
この真っ白な玉を雪玉に見立てています。
味噌は我孫子のやまつね食品の米味噌2種。
濃厚な豚骨スープに負けない味噌ダレになっています。

今回の冬の陣、一部店舗を除いて
29日(木)までの開催となっています。
例年よりもちょっと少な目、10軒のラインナップですので
コンプリートも可能ではないかと思います。
ぜひこの冬限定、旬の味をご堪能ください♪

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2005/12/16

冬の陣・千葉冬味噌ラーメン!

fuyumiso1日発売の千葉ウォーカー新年号で
毎年恒例の「冬の陣」が発表されています。
千葉の人気ラーメン店のみなさんが、
同じテーマでラーメンを競作するという
千葉オリジナルのラーメン企画ですが
今年の冬のテーマはズバリ「冬味噌ラーメン」です。
調べてみたら3年前の冬も味噌がテーマでしたが、
今年は3年前の企画とはちょっと違います。

本来ならば冬のラーメン特集で扱う冬の陣ですが
今冬のラーメン特集はご存じの通りランキングでしたから
コンセプト的に限定ラーメンは合いませんでしたので
この新年号で別建てしての発表ということになりました。

毎回テーマを考えるのが一番難しいのですが
たまには分かりやすいテーマもいいのかなぁと。
そうするとやはり「冬=味噌」ってなるわけで。
今回は結構そんな感じでストレートに決めました。

しかしそれだけでは面白くない。
というわけで今回は千葉のラーメン屋さんと
千葉の味噌蔵、味噌屋さんとのコラボレーション。
千葉の地味噌を使って千葉をイメージした
千葉オリジナル、千葉ならではといった
味噌ラーメンを作っていただくことにしました。
今回の冬の陣、参加ラーメン店は全部で10軒です。

fuyumiso2どんなお店が参加しているか
どんなラーメンが出来上がったかは
ぜひ本誌をご覧くださいませ(笑)
←こんなハートを使ったいやらしいお店はどこかも
誌面で明らかになっています(爆)

あるお店は2種類のチーズを使って濃厚な味に
あるお店は3種のスープで変化のある味に
またあるお店は自家製キムチで辛味のある味に
どの店のラーメンも気合い十分の一杯になっています。
ぜひ本日から始まる「千葉ラーメン冬の陣」
10軒食べ歩き、制覇してください♪

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2005/11/08

千葉ラーメングランプリBEST130

0524cw日発売の千葉ウォーカー24号は
今年最後のラーメン特集号になっています。
「千葉ラーメングランプリBEST130」というタイトルで
ベストが130もあるのかよ!みたいな(^^;
まぁ「最強の222軒」に通じるネーミングですね。
どちらも私のアイディアじゃありませんから(笑)

今回の特集に関して、編集部から出たアイディアは
「全県区のラーメンランキングをやろう」というモノでした。
以前からお伝えしているように、私はそういうランキングが嫌いです。
だからその企画に関してはまずノーだという話から始まりました。

ランキングモノがなぜ嫌いかというと、いくつか理由があるのですが
読者が選んだ、というのがまず非常に胡散臭いというか
データに信憑性がないというか、公平性に欠けるというか
どうにもすっきりせず、納得がいかず、受け付けないのです。
それでいて、それが客観的に見えてしまう理不尽さ。
これが例えば、他誌になりますが、「東京1週間」のTRYのように
選んだ人がはっきりと分かっていて、その人たちの意見も載って
どういう視点で選んだかが分かる誌面構成ならいいのです。
例えば大崎さんと石神さんの視点が違ったりすることで
立体的な誌面構成が出来るわけで、結果それがフォローにもなりますし
あくまでも誌面に載っているのはあのメンバーの好みの店であって
「私たちの視点で、私たちが選んだランキングですよ」というスタンスは
載らなかった店に対して、あるいは読者に対しても
一種のエクスキュースにもなっているわけです。

しかし読者ランキングだとそういう誌面にはなりづらいですし
妙にその「読者が選ぶ」という言葉に客観性的な意味合いが生まれ
載った店が人気があり、美味しくて、載らなかった店が不味いといったような
妙な見え方がしてしまう可能性が非常に高いわけです。
でありながら、そういうデータの場合はデータ採取場所によって
結果はまちまちになるわけで、客観的な公平性もない。
全県区ランキングに無理があると私が感じるのは
この客観的な公平性という部分においてであって、
例えばデータ採取場所を柏駅前で行った場合
果たして千葉駅周辺の店がどのくらいカウントされるのかと。
また千葉駅前で行った時に東葛エリアはどうなのか。
もっといえば内房、外房のお店はランキングされるのか。
館山とか銚子の店って話題に上るのかと。
地元で人気の店がランクに入ってくるのかと。
そういうデータ的に偏りがあるモノを使って
「これが千葉のラーメンランキング」と言うには
無理があると同時に、県内のラーメン屋さんに失礼ではないか。
そんな風に感じているわけです。

なので、もしも全県区ランキングを本当にやりたいのなら
CW読者アンケートやネットユーザアンケートはもちろんですが
例えばコンビニやJR、TSUTAYAやシダックス、ビッグエコーなどに
協力をして貰って全県エリアで一大アンケート回収を実施するとか
そういうデータに対しての信憑性を高める努力をして欲しいと
そんな風に編集部に申し出たわけです。
まぁ仮にそうやったところで、どういう年齢層に聞くのかとか
公平性を保つためには考え出したらキリがありませんが
少なくとも任意のエリアでサンプルを回収するよりは
客観的に公平さを求めようとする姿勢が見られるでしょう。
しかしそういう大がかりな仕掛けをするには
準備期間というか時間がかかる部分もあり
なかなか簡単にはいかないわけですね。

実は過去にも二度程、編集部とはこういうやりとりをしました。
それは「最強の222軒」と「千葉拉麺案内」というムックの時。
この時もやはり編集部はランキングをやりたいと主張し
私は公平なモノにならないからやりたくないと主張。
結果お互いが妥協した案として生まれたのが、
千葉拉麺通信上でのランキングをベースに
CW読者へのアンケートを加味したモノ(222軒)と
千葉拉麺通信ユーザによるランキング(拉麺案内)という
自分なりにひねり出した2つの企画でした。

今回、編集部としても一度は本誌でランキングをやりたいと。
それをただ出来ませんと、原則原理論で突っぱねるのも大人げないと。
そういう中で出したアイディアが今回の「激戦区ランキング」でした。
これならば、まずエリアを限定してしまうことで
データ母体とランキング結果とがストレートというか
少なくともサンプルを採取する場所によって
不公平が生まれるということは極力避けることが出来ます。
つまり、館山の店が載らない根拠が明確になるわけです。
あとは各エリア100人の方にご協力をいただいて
3軒のお薦め店を挙げていただく方式を採りました。

この激戦区を10エリア扱うことによって
都合100軒のラーメン店データを扱えます。
こうすれば当初の編集部の方針である全県区ランキングと
近いボリュームは生み出すことが出来ます。
と同時にエリア別に食べ歩ける誌面構成にもなって
非常にすっきりと見やすくなっているのではと思います。
本当は10軒すべてを取材して画像も紹介したいところですが
誌面の関係上各エリア3位まで、という形になってしまいました。

そしてそのエリアで扱えなかった地域の
ラーメン店をピックアップする意味合いで
私のお薦めラーメン店のページが出来ました。
そうすることで激戦区以外の情報も扱えますから。
過日のブログにも書きましたように、今回の10軒は
千葉ラーメン入門編というか、最初の10杯というか
色々とバランスを考えて選んだ10軒です。

今回の10軒の中で、私的にスタンダードなのは
「蓬来軒」「13湯麺」「美春」「一丁」の4軒。
このお店たちに関しては、流行り廃りがないというか
昔も今も変わらぬ味を出し続けている店ですね。
そして「樹幸」「青山」「いなば」あたりは
中堅どころといいますか、技巧派揃いというか
マニアックな方でも納得の店というポジション。
で、「奥村屋」「丸長」「八幡屋」の3軒は
正に今の旬というか、話題性が高い店を選びました。
当然この10軒に私の中での優劣はありませんので
敢えて順位はつけてありません。

あとはアップトゥデイトな話題を提供するという意味で
新店紹介ページとニュースネタのページを用意しました。
これは別にランキングにする必要はないのでしょうが
原理主義者の私としては(笑)やるならきっちりと揃えたいと。
ベストテンならベストテンですべてのコーナーを踏襲しようと。
新店もニュースも10店(10ネタ)集めることにしました。
新店紹介の部分には拉麺通信ユーザの皆さんにご協力を頂きました。
お忙しい中、皆さんに集まっていただいて本当に感謝です。
この場を借りて改めて、ありがとうございました。

また逆にベスト10、10という数にこだわった特集ですので
冬恒例、特集恒例の限定ラーメン企画はお休みになっています。
これに関してはまた別の機会があれば、と思っていますが
まだどうなるか確定した企画でもありませんので
期待せずにお待ちいただければと思います(^^;

ではぜひコンビニで立ち読みをして頂いて
お気に召されましたらご購入下さいませ。
角川的によろしくお願い致しますm(_ _)m(笑)

【web KADOKAWA 千葉ウォーカー】

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2005/08/30

夢の6円ラーメン!

cw0830日発売の千葉ウォーカーの巻頭にて
CW創刊6周年を記念しての企画
「夢の6円ラーメン」が行われています。
これは昨年のCW5周年企画
「天下無敵!5円ラーメン」が
大好評だったことにより復活した企画で、
前号の「6円つけ麺」に続く企画になっています。

今回のラーメン5軒は、13湯麺@五香、みたけ@大網
好@津田沼、田代笑店@柏、増田家@千葉中央といった
いわゆる「千葉魂」のメンバー5軒にお願いしました。
この5軒でこの秋にお土産ラーメンを発売する予定で
そのPRも兼ねて、登場をお願いしました。
(このお土産ラーメンに関してはまた後日ご紹介します)

前回のつけ麺同様、読者全員プレゼントもあります。
CW本誌を持っていけば、トッピングなどが
無料でサービスになります。
詳しいサービス内容は本誌をご覧下さい。

【関連記事】夢の6円つけ麺!

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2005/08/16

夢の6円つけ麺!

6tsuke日発売の千葉ウォーカーで
CW創刊6周年を記念しての企画
「夢の6円つけ麺」が行われています。
これは昨年のCW5周年企画
「天下無敵!5円ラーメン」が
大好評だったことにより復活した企画です。
今回は、rp@新鎌ヶ谷、まつい@本八幡
麺屋青山@成田、紅丸@市原、柏大勝軒おか@北柏と
つけ麺に定評のあるお店5軒にお願いしました。

なお、今年は昨年よりもパワーアップして
2号連続(驚)の企画になっています。
今回の号ではこの「6円つけ麺」で、
次号は「6円ラーメン」になっています。
ラーメンの参加店はまた別の5軒です。
こちらもぜひお楽しみに。

ちなみに、昨年も勘違いされている方が多かったのですが
「雑誌を持っていけば6円で食べられる」わけではありません(^^;
ハガキで応募して下さった方の中から抽選で
6円チケットが当たる!という企画です。
今年はどこのお店の皆さんも企画に賛同して、
たくさん杯数を提供して下さいましたので
去年よりも当たる確率が高いのでは?

また全員プレゼントもあって、こちらは
CW本誌を持っていけば、トッピングなどが
無料でサービスになります。
詳しいサービス内容は本誌をご覧下さい。

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2005/07/17

こうじの冷しそば

月独創性の高い限定ラーメンを
創作し続けている、成田の「麺屋こうじ」。
中華出身の店主青山さんの引き出しの多さは
毎月の限定や、イベントなどで証明済みですので
今回の「冷やしラーメン」も即お願いしました。

「今回はいつになく気合いが入っちゃいましたよ」と笑う青山さん。
完成した冷やしラーメン「冷しそば(うに塩)」は
そのシンプルな名前とは裏腹に、実に手間とコストのかかった
正に採算度外視、お値打ち品、利益還元、そんな言葉が
ピッタリ来る、お祭りラーメンになっていました。

koujinスープのベースは塩ラーメンで使う
鶏が主体のさっぱりスープ。
透明のはずのスープが若干白濁しているのは
麺に事前に絡めてあったウニペーストのせい。
ウニと生クリーム、鶏スープをミキシングして
水で締めた麺に一度絡めてあるのだそう。
そこに冷やしたスープを注いで完成です。
このウニペーストが結構濃厚な味わいで
甘さもあってこってりしたタイプのモノ。
これとサッパリ鶏スープが混ざることで
独特のこってりしつつも後味サッパリといった
オリジナルの味わいを生み出しています。

具はウニの身をそのまま入れたオムレツ?に
大葉で炒めたエビやタコなどの魚介類。
この炒めた魚介は敢えて温製にしてあって
冷たいだけでない感触を楽しませてくれます。
刻んだトマトの酸味も程良く、大葉の香りも程々。
非常にバランスの良さを感じる冷やしラーメンになっています。

最初ウニを使う必然性がよく分からなかったのですが
食べてみて、これはウニでなければ出せない味だと納得。
適度な濃度、適度なクセ(引っかかり感)は
ウニならではのモノだと思います。

青山さんの非凡さをまた感じさせる一杯。
次はどんなモノを見せてくれるのだろう。
これからも毎月の創作がまた楽しみになりました。

【関連記事】こうじの冷製トロトロつけそば
【麺屋こうじ@成田レポ】

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2005/07/16

にかいやの超熱辛つけ麺

かいやのCW限定夏ラーメンは
「超熱辛つけ麺〜真夏のガマン大会」です。
取材時には残念ながらお店に伺えなかったので、
メニュー開始後におじゃましました。

ご主人の中里さんに御挨拶を済ませ、メニューを注文。
店内のポップには「あつからつけ麺」の文字があります。
特集の発売以降、限定メニューの注文はもちろん
普通のお客さんも増えているとのことで何よりです。
やはりこちらで企画した限定などをお願いしたお店の
掲載後の反応というのは気になるものです。

nikaiyatしばらくして「超熱辛つけ麺」が登場。
「熱いのでお気をつけください」という言葉が添えられ
出てきたつけダレは金属製の鍋に入っています。
グツグツとまでは言いませんが、見た目にも熱々。
真っ赤な色合いが熱さと辛さを感じさせます。
そしてそのつけダレと対照的なのが麺。
水で締められて、上には氷が乗せられています。
相反する麺とつけダレの融合を楽しもうという寸法です。

つけダレは見た目ほどの辛さはなく
辛口、旨辛といった印象でしょうか。
具として入っているプチトマトの酸味と
この店ならではの刻みニンニクが混ざり
イタリアンテイストも感じさせます。
さらにポーチドエッグ風の玉子は
つけダレの辛味をマイルドにします。

つけダレ自体の量は結構多めに入っていて
チャーシューやキャベツ、モヤシにニラなどの具も色々と入っています。
粘度や濃度はつけダレにしてはかなり軽めなので
つるっとしたこの店の麺との相性を考えると
正直今一つの感は否めませんでしたが、
逆につけダレというよりも、単体のスープとして楽しむならば、
かなり満足出来る味わいと量でした。
しかもこれで650円というのはかなり安い。

洋食などを経験したご主人ならではの力作。
18日までの限定メニューです。

【関連記事】にかいやの太麺
【にかいや@南柏レポ】

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2005/07/10

rpの夏野菜カリー麺

W恒例の限定夏ラーメン。
毎回色々なテーマで創作ラーメンをお願いしていますが、
やはり千葉ならではの創作ラーメンも作りたい、と考え
野菜生産高全国一位という野菜王国・千葉をフィーチャーし
今回「夏野菜ラーメン」をテーマに据えました。

このテーマを考えた時、真っ先に浮かんだのが
新鎌ヶ谷のrp(ラープ)でした。
普段から地場産の野菜を積極的に使っていて
生産者から直接仕入れたりしているお店なので
きっと面白い夏野菜ラーメンを作ってくれるに違いない。
そう思ってここのところ創作意欲旺盛な
店長の大滝さんにオーダーしたわけです。

rpcurry大滝さんが創作した夏野菜ラーメンは、
夏らしくカレー味に仕上げたラーメン、
その名も「夏野菜カリー麺」です。
オクラやパプリカ、ナスなどの夏野菜が
あんかけ状になったカレールーと絡みます。
なぜか異様なまでなナス好きな私にとっては
このナスを食べているだけでも幸せでした(笑)

ただ個人的にはこのカレーの味に物足りなさも。
よくも悪くもありがちなカレー味になっていました。
普通に美味しいカレー味になっていますので、
もちろん一般受けはするでしょうが、
もうちょっと頑張ってもよかったかなと。
例えば仕上げにスパイスをもう一振りするとか
ルーの香りとはまた違った香りが一つ入っているだけでも
かなり立体的なカレー味になったのではないかと思います。

あとはジャガイモを使ったムースですが
正直、このムースはなくてもよかったかなぁ。
いや、ムースというかマッシュポテト的な要素は
あってもよかったと思うのですが、ここに
「インカのめざめ」を使う必要があったのかなと。
この「インカのめざめ」という品種は独特な食感と
味わいにこそ存在価値のあるジャガイモなんですね。
色も黄色がかって、どことなく栗のような甘さと食感がある
ジャガイモの中でも結構個性の強い品種なのです。
これをすりつぶすことで食感が失われ
生クリームを加えたことで甘さが減ってしまった。
この品種を使う意味がないのではないか、と思いました。

とはいえ、完成度自体は高く、夏らしく仕上がっていて
一般の方にとっては非常に満足のいくラーメンだと思います。
ラーメンフリークの戯れ言ということで(^^;

【関連記事】rpのトマト豚麺
【rp@新鎌ヶ谷レポ】

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2005/07/09

まついの冷魂

麺まついの山西さんに
今回のCW限定をお願いする時に
自家製麺が自慢のこの店だからこそ
私としては当然「激辛つけ麺」部門でお願いしました。
しかし山西さんは「個人的には冷やしラーメンでやりたい」と
私に訴えかけてきました。
「かなりの自信作が出来そうなんですよ」ともおっしゃってました。
ほほぉ〜、それならばお願いしましょうかぁ。
と、「冷やしラーメン」部門でのエントリーになったまつい。
そこまでの自信作、とくと拝見致しましょう、と
ちょっと意地悪いスタンスで試作に立ち会いました。

スープは湯麺の丸鶏スープを冷やしたモノ。
麺は湯麺の通常の麺、細麺。
基本的な構成はこの2つです。
つまり、単純に言えば「湯麺」を冷やしただけのモノ。
それが今回の冷やしラーメンの正体でした。

matsuinatsuしかし、この単純な一杯が
面白いくらいに美味しいのです。
丸鶏スープは冷やしても旨味をたくわえ
何よりも驚いたのが水で締めた麺の味わい。
通常の温かい麺よりも美味しいのではないか?
そう思ってしまうほどの食感と味わいなのです。

もちろん単純に冷やしただけ、と言いながらも
スープの油分は極力抜いているでしょうし
カエシのバランスにも気を使っているでしょう。
抜いた油分は植物性の綿実油で補っていますし
具として煮こごりなども載せています。
手間暇かけて、このシンプルさを表現しているのです。

また具として使われている様々な生野菜もいい。
トマトやズッキーニも程良い大きさにカットされていて
スープを飲む時に一緒にレンゲですくえます。
あくまでもスープと麺に専念出来るのは
「湯麺」のコンセプトそのままです。

敢えてあら探しをして、意地悪なコメントをするならば
香り油にタマネギを使ったのはずるいかなと。
タマネギだと冷やした鶏スープに生じるであろう臭みが隠され
味がまとまりやすいので、逃げたなぁとは思いました。
しかしそれは一つのテクニック、全体の完成度を考えれば
全く問題ない話です。

これまで何度か彼には限定をお願いして来ましたが
現段階での最高傑作がこの「冷魂」だと思います。
必食です。

【関連記事】まついの太魂
【魂麺まつい@本八幡レポ】

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2005/07/08

はじめの辛いつけ麺

田の「らーめんはじめ」に行きました。
狙いはもちろんCW限定夏ラーメン。
このお店には「激辛つけ麺」をオーダーしました。
お昼時が終わった頃にお店の方へ。
先客は3組ほどでした。

開店当初にあった大きな看板は壊れてしまいましたが
ココス側から見ると目立つ赤い看板が新設されてました。
駐車場も3台分追加で店の並びに確保されていて
以前よりも分かりやすく、行きやすくなりました。

ご主人の板橋さんに御挨拶して「辛いつけ麺」をオーダー。
これまたシンプルなネーミングです(^^;
待っている間に作っている様子を拝見。
奥様と二人三脚で段取りよく作っていきます。
相変わらず店内&厨房は清潔に保たれています。
ここで特につけ麺を食べていると、
なんだか跳ねらかしちゃいけないような気になります(^^;

hajimetさて、肝心の「辛いつけ麺」の出来映え。
結論から言えば、非常に完成度の高い一杯でした。
つけダレはトウバンジャン、唐辛子で辛さをつけてあって
ニンニクで炒めた豚の挽肉がたっぷりと入っています。
この挽肉が非常に有効な使われ方をしていて
つけダレに適度な油分、甘さ、肉の旨味を加えています。
この挽肉が入ることで単調な味ではない
複合的な旨味を感じさせるつけダレになりました。

具は夏野菜のナスとオクラに、海苔と味玉(半個)。
ナスなどはしっかりと温めてあります。
別皿で供されているので、そのまま箸休め的にもいけますし
もちろんつけダレに沈めても美味しいです。

食べている途中で板橋さんが厨房から出てきました。
「他のお店の皆さん、気合い入ってますよねぇ。
 成田だったら青山さんのとこ(こうじ)に行っちゃいますよねぇ」
などとなかなか自虐的な発言をしてきます(^^;
そうは言いながら、この日も仕込んだ分がかなりはけたので
追加の仕込をしなければ、などとおっしゃってましたが。

正直、今回のはじめのつけ麺は
限定ラーメンらしい「華やかさ」はあまりありません。
しかし、逆の言い方をすれば、夏野菜を別の具に変えれば
即レギュラーメニューになれるような
完成度の高さを感じる一杯になっています。
季節を問わず満足出来るつけ麺ではないかと思います。
期間終了後もぜひ続けて欲しいメニューでした。

【はじめ@成田レポ】

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2005/07/07

みたけの涼夏辛麺

Wの限定ラーメン企画は
2001年のラーメン特集で行った「冬の陣」から始まりました。
雑誌の限定ラーメン企画というのは以前からありましたが
そこに「統一テーマ」を掲げたのが千葉のオリジナルでした。

同じテーマで県内のラーメン店が味の競演をする。
このアイディアはHP開設当初に、浦安マルバの小松さんと
くだらない話をしている中で盛り上がった企画でした。
その当時はまだ千葉拉麺通信自体の認知度も低かったですし
もちろんCWではラーメン連載などもありませんでした。
当初から中途半端な企画ならやめようと思っていましたので
「期間統一」「テーマ統一」という2点にはこだわっていました。

これは簡単なようでいて、それぞれのお店の都合などもあって
味の方向性や販売期間などの足並みを揃えることが難しいのです。
そもそもなんで商売敵と同じことをやらねばならぬのか?
そこを理解して貰おうと、県内のみならず都内のお店などにも協力を仰ぎ
実施寸前まではいったのですが、やはり横の繋がりの薄い時代でしたので
結局お蔵入りの企画となってしまいました。

それから1年後、千葉ウォーカーの特集を任されることになって
ようやく形になったのが「CW限定ラーメン冬の陣」でした。
県内15軒のラーメン店による味の競演。
お陰様でその企画は大好評で、以降ラーメン特集の欠かせない企画となりました。
2002年は「春の陣」「夏の陣」「冬の陣」
2003年は「夏の陣」「冬の陣」
2004年は「春の陣」「秋の陣」「冬の陣」
そして今年はめちゃうまの「春の陣」と今回の「夏の陣」。
気が付けば今回の夏で11回を数えるまでになりました。
これも企画の趣旨に賛同して下さるラーメン店の皆さんのご協力があってのこと。
そして毎回その限定ラーメン企画を支持して下さる
読者の皆さんあってのことだと思っています。

大網の「ラーメンみたけ」は、この企画の常連店。
常連どころか、2001年の冬からの皆勤賞のお店です。
毎回の参加店はエリアや過去の参加などを考慮に入れて
私が選んでお願いするようにしています。
毎回同じ顔ぶれにならないように、とか
その回のテーマに合ったお店にしよう、とか
実は結構頭を悩ませるのがこの参加店選びです。

しかし、みたけに関してはそのテーマ云々、エリア云々を無視して
毎回お願いすることに決めています。
もちろん創作意欲にあふれ、毎回レベルの高いメニューを作って下さるので
安心してお任せ出来る、ということが第一にあるわけですが、
まだ企画が熟していない時から、私のわがままを聞いてくれて
全面的にご協力をいただいた、という私の思いもあります。
さらに数年前にとある酒の席で、ご主人の池田さんが
「限定企画は声が掛かる限りどこまでもやりますよぉ(酔)」と
私に熱く語って下さったことがあって、その時に私が
「じゃあどんなテーマでもイヤだって言わないで下さいね(素面)」と
返したという男同士の約束もあったりするからなんです(笑)。

さて、そんなわけでレギュラー参加のみたけ。
夏野菜、激辛つけ麺、冷やしラーメンとあれば
当然お願いするのは「冷やしラーメン」でしょう。
冷たいスープを張った、冷たいラーメンというテーマは
作るのに手間がかかり、仕上がりも難しい
簡単なようでいてなかなか難しいお題です。
そしてそういうテーマはお店に頼むのも頼みづらい。
しかし上述したような経緯があるので、みたけには頼みやすい(爆)

池田さんは冷やしラーメンを食べたことがない、とおっしゃってました。
そんな池田さんがどんな冷やしラーメンを作るのか、とても興味がありました。
mitakenatsu「涼夏辛麺」と名付けられた一杯が
今回のみたけの作品でした。
トマトやナス、パプリカなどの夏野菜を
一旦素揚げして、バルサミコでマリネ。
この夏野菜が大きく切られてたっぷりと入っていて
非常に食べ応えある素材感を感じるようになっています。
スープは塩ラーメンのスープをベースに
トマトやバルサミコの酸味にニンニクが加わり
味わい的にはイタリアン感覚の冷やしラーメンでした。

独学なので引き出しが少ないと謙遜される池田さん。
だからこそ、毎回の限定に全力投球を感じます。
企画する側とすればまたお願いしたい、
食べる側からすればまた限定を食べてみたい、
そう思える一杯が「涼夏辛麺」なのです。

【みたけ@大網レポ】

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2005/07/05

CW夏のラーメン特集!

cwnatsu日発売の「千葉ウォーカー」は
恒例、夏のラーメン特集です。
千葉ラーメン界の名物男?
房総王GENが書籍へ異動となり、
新担当O氏が新たに加わった
新ラーメンチームでの最初の特集です。

今回は「夏のラーメン」をテーマに(当たり前だ)
様々な切り口で、夏のラーメンの楽しみ方を
立体的に見られるように構成してみました。
今年上半期の総括という意味では新店情報もありますし
私の嫌いな(爆)冷やし中華も敢えてクローズアップ。
テラスなど野外で楽しむラーメン、なんてのもあります。

そして毎回恒例となっている「限定ラーメン」。
今年は4ジャンル、計18軒のお店の競演となります。
詳細は特集をぜひご覧いただきたいのですが、
今回の参加店をここでもご紹介しておきます。

◆創作冷やし中華◆
老舗の名作冷やし中華に挑む、創作冷やし中華3品です。
本格的な中華を極めた3軒にお願いしました。

・健康ラーメン点心の館@茂原
・Shin-china厨房星陽天@新松戸
・中華創房希林@みどり台

◆夏野菜ラーメン◆
野菜王国千葉だからこその夏野菜を使った創作ラーメン!
普段から野菜にこだわる5軒にお願いしました。

・rp@新鎌ヶ谷
・麺ぽーかろぅ@小金城趾
・らーめん○将@柏
・ラーメン・はっ!これはっ!!@村上
・葫@行徳

◆冷やしラーメン◆
夏の陣、長年の悲願でもあった「冷やしラーメン」がついに!
創作意欲溢れる5軒が挑戦してくださいました。

・中華そば奥村屋@新柏
・魂麺まつい@本八幡
・麺屋こうじ@成田
・ラーメンみたけ@大網
・拉麺屋恒麺@八千代台

◆激辛つけ麺◆
夏らしく「辛い」メニューを「つけ麺」で。
麺に定評のある自家製麺5軒にお願いしました。

・にかいや@南柏
・大黒屋本舗@松戸
・豆でっぽう@天王台
・麺工房しろきや@千葉
・らーめんはじめ@成田

基本的に発売日より2週間程度の限定となりますが
販売杯数や時間、日程は各店によって異なります。
詳しくは誌面をご参照くださいm(_ _)m

他にもラーメンパークの夏メニューなど盛りだくさんの
夏一色の特集になっていますので、ぜひぜひご覧ください!

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2005/05/22

房総王GEN

W編集部の房総王GENこと高根澤元氏が、
千葉ウォーカーの編集部から本社書籍部へ異動ということになりました。
これまで雑誌の編集をしていた彼は、今度は作家さんの本を作る仕事をします。
千葉拉麺通信の忘年会などでは毎年司会をやってくれていますし、
千葉のラーメンイベントなどでも真っ赤なジャンパーで活躍しているので
HPユーザの方も顔や名前は知っている方も多いのではないかと思います。
そういえば、TVチャンピオンで房総通のチャンピオンにもなりましたね(^^;

私が千葉ウォーカーでラーメン連載を始める時に担当になったのが
書籍から雑誌に異動してきたばかりの彼でした。
連載など持ったことのない私と、雑誌の仕事に慣れていない彼が
連日連夜頭を悩ませて紆余曲折の末に生まれたのが、
全ウォーカー誌で最初のラーメン連載「千葉ラーメン探偵団」でした。
これがコケれば、ウォーカーでラーメンは扱えなくなるのでは…。
そんなプレッシャーの中作り上げた探偵団は、
おかげさまで読者の支持を集める人気連載になりました。
以来タイトルや見せ方は変えつつも、4年前から
今日まで続いている唯一の連載がラーメン連載なのです。

彼と私は同じ昭和43年生まれということもあり
同じ様な青春時代を過ごしてきた部分も少なからずあって
以来4年間、一緒に千葉ウォーカーの仕事のみならず
雑誌における新しいラーメン表現への挑戦と
千葉のラーメン界を盛り上げることに奔走してきました。
いわば私にとっては戦友といってもいい。そんな男です。

連載開始当初はラーメンはさほど好きでもない、と言っていた彼は
連載や特集などのロケハンなどといった目的だけではなく、
外に出ている時やオフの時などにも積極的に千葉のラーメン屋さんに出かけては
ラーメンを食べ、ラーメン屋さんに声を掛けていました。
その結果、千葉のラーメン店主さんからも信頼され
時には味のこと、時には経営のことで相談をされたり
一編集者というよりも、千葉ラーメン界の相談係のように慕われていました。
今回、彼の異動の知らせを受けて「壮行会をしよう」「お祝いをしよう」と
雑誌の一編集者の異動にも関わらず、県内から多くの店主さんが集まりました。
彼がいかに千葉ラーメン界の人たちに愛されていたか、ということだと思います。

これまで4年間のラーメン連載において
彼はほとんどの取材現場に同行してくれました。
通常ならばライターとカメラマンがいれば用が足りるところを
彼は必ずといっていいほど取材に立ち会ってくれました。
もちろん頼りないライターだから、という意味もあるのでしょうが
自分が担当する連載への責任感や、千葉のラーメン界を愛していたからこそ
毎回足を運んでくれたのだのではないかと思います。

そして24日発売のCWに掲載されている連載が
彼が担当する最後の連載となりました。
私が最後の店に選んだのは、五香の13湯麺です。
もちろん湯麺が進化した、というニュース性もありましたが
私の個人的な思い入れとして、夜が明けるまで連載や特集の打ち合わせ、
カップラーメンプロジェクトの企画会議、イベントの打ち合わせ、
あるいは千葉のラーメンについて彼と語り合った場所でもある13湯麺こそ
彼が担当する最後の連載にふさわしいと思ったからです。
もちろんその最後の取材の場所にも彼は同行してくれました。

この4年間での取材や編集作業の中で
私が彼から学んだことを数え上げたらキリがありません。
ただネットで言いたいことを言っていたただのラーメン好きだった私を
曲がりなりにもライターとして情報誌で文章を書けるようになり、
特集企画などをプレゼン出来るようにしてくれたのは
その機会を最初に与えてくれた角川書店という会社の度量もさることながら
やはり高根澤氏の教育、サポートがあったからだと思っています。
この場を借りて、彼に心から感謝したいと思います。

とはいえ、そんな律儀で熱い性格の男ですから、書籍に勤務先が変わっても
今後も今まで通り、千葉のラーメン界には関わっていくことになると思います。
(てか、関わらせます。そう簡単には抜けさせませんので 爆)
千葉のラーメン店主さん、千葉のラーメン好きの皆さんには
今後とも変わらぬお付き合いを彼に成り代わりお願いします。
色々な店で、オフ会で、あるいはイベントなどで彼を見かけた時は
ぜひ「房総王!」と声をかけてあげてください(^^;

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2005/04/11

行徳がんこのしおそ場

W限定ラーメン春味。
2002年、2004年に続いて今年が3回目。
春に発売される「千葉のめちゃめちゃうまい店」という
グルメムックの企画で毎回組まれているものです。
(2003年は同時期にラーメンムックを出した関係で
 めちゃうまではラーメンを扱いませんでした)

毎回春に関しては「桜ラーメン」と題して
限定ラーメンを創作していただいていますが
この3回すべて参加して下さったお店が
ラーメンみたけ(大網)と、がんこ十一代目(行徳)です。
2002年の春は行徳がんこの限定デビューでもありました。
以来3年以上にわたって、店主の三田さんには
ラーメンのみならず、そのネーミングや
パフォーマンス?で盛り上げていただいています。

2002年は「悪魔〜行徳バージョン」。
2004年は「卒業制作〜普通のラーメン屋さんに戻ります」
そして今年は「真剣11代しおそ場〜あとのせサクサクじゃ」です。
ganko11shioこのラーメンは今年1月に限定販売した
「真剣11代とりそ場〜行徳魂」の別バージョン。
前作のすっきりした味わいはそのままに
今回は具材なども乗せてちょっと豪華になりました。

桜=サクサクという音から食感のある具材
揚げ玉と春キャベツが乗っていますが
単なる語呂合わせで終わらないところが三田さんです。
揚げ玉には桜エビを使い、香ばしい香りを演出し
春キャベツはまさに春のラーメンにふさわしい食材。
他にもチャーシューや海苔などがしっかりと乗っていて
レギュラーラーメンとしてもおかしくないパッケージです。

前作はほとんど具材が乗っておらず
スープと麺をじっくり食べさせる趣向でしたが、
今回はこの春素材が実にうまく活きています。
繊細だったスープに厚みが加わった印象で
油分も前回より多く乗っているように感じます。
揚げ玉の海老の香りが途中からスープに移り
それまでのスープとは違った美味しさになります。
春キャベツの甘さもスープとよく合っていました。

オーソドックスなのだけど新しい味わいで、
さすが行徳がんこ、と唸らせる一杯です。
この時期だけなのがもったいない、と思わせる実力派。
28日(木)まで、1日39(サク)杯の限定メニューです。

【関連記事:行徳がんこの底力】
【元祖一条流がんこ十一代目@行徳レポ】

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2005/04/07

幸福軒の雪解け幸福

限定のラーメン競演。
今回は「桜」「新緑」「雛祭」「雪解」と
4つのテーマで創作ラーメンの競演をお願いしています。
以前も書いたように、豚骨ラーメン店は「雪解」がテーマ。
福福@松戸、猪太@柏、どうたぬき@下総中山と
幸福軒@千葉中央の4軒が参加してくださいました。
幸福軒はこれまでも何度か限定ラーメンなどで
いろいろとご協力いただいているお店です。

幸福軒は千葉拉麺通信が開設された2000年に開業。
この年は必勝軒や奥村屋、イレブンフーズたなかなど
実力のあるラーメン店が次々と開業した年で
いわば「千葉ラーメン元年」「千葉ラーメン当たり年」です。
幸福軒もこの5年間、変わらぬ人気を保っています。

kofuku今回の「雪解ラーメン」で、幸福軒の小黒さんは
「魚介ダシのジュレ」をラーメンに乗せてきました。
節系などの素材と豆乳を合わせて作ったジュレが
豚骨スープの熱によって少しずつ溶けていきます。
最初は幸福軒の白濁豚骨スープの味わいを楽しめて
途中から徐々に魚介ダシが効いてきて
最終的に豚骨魚介ラーメンになる、という仕掛けです。

よくも悪くも幸福軒のスープが熱々なので
こちらが考えている以上に魚介ダシの溶出が速い。
もう少しこの速度がコントロール出来れば
もっと楽しいラーメンになるかとは思いましたが
それでもこの変化は大変面白かったです。
最終的な魚と豚とのバランスも悪くない。
新しい幸福軒のラーメン、といった味になっていました。
パプリカなどを使って色合いも明るく
見た目にもスペシャル感があります。

平日夜の部のみ、1日10食限定。
28日(木)までの限定メニューです。

【幸福軒@千葉中央レポ】

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2005/03/26

猪太のホワイブト

の猪太は超濃厚スープと
繊細な自家製麺が素晴らしいラーメン店です。
店内は恐ろしいほどの豚骨臭がしますので
正直普通の人にはまずお薦め出来ないお店ですが(^^;
私は個人的に大好きなお店の一つです。
千葉市在住の私にとっては柏にあるのが恨めしい。

ここの店主、鈴木さんはバリバリの理系店主。
神奈川の某大学の工学部をご卒業されています。
その後TDKで開発に従事し、ラーメンの世界へ。
なかなか異色な存在といえるかも知れません。
だから、というわけではないのでしょうが
彼の作るラーメンには緻密な計算が働いているように感じます。
美味しければなんぼ、の世界とは言いながらも
ラーメン作りで大切なのはデータ、計算であるとも思います。
そういう意味では、彼の作る味にはあまりブレがない。
いわゆる「職人のカン」といったものだけに頼ってないように感じます。

1月のCW特集に関連して、鈴木さんはラーメンを作ってくれました。
濃厚豚骨の上に盟友大久保さん(ぽーかろぅ)ばりのトマトを乗せた
その名も「イブトマト」というラーメンは
鈴木さんの引き出しの多さを感じさせる出来映えでした。
そのラーメンを食べた時から春もお願いしようと決めていました。

ibutoharuそして春の限定ラーメン春味。
「雪解」をテーマに据えたラーメンは
「ホワイブト」と命名されました。
白濁濃厚豚骨スープに程良い辛さを加えて
担担麺風に仕上げるアプローチは
先日の「どうたぬき」と同じですが
辛さはかなり抑えられていて、辛くしたい人は
自分で「タバスコ」を振りかけることになります。
このタバスコの辛さと酸味がスープによく合っていて
このラーメンに関しては一味唐辛子の辛さを足すよりも
一体感が出て合っているように感じました。

辛さがマスキングするからかも知れませんが
いわゆる豚骨臭さも軽減されていて
タバスコのせいでしょうか後口も爽やかに感じます。
意外に猪太入門編としてお薦めなのかも知れません。
とは言え、店内はやはり相当な臭いなので
やはり普通の人にお薦めは出来ないのですけれど(^^;

【猪太@柏レポ】
【関連記事】猪太の特濃

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2005/03/25

どうたぬきの担担麺

総中山にある「どうたぬき」。
九州豚骨と店名に掲げてあるように
白濁した濃厚な豚骨スープのお店です。
2003年にオープンしたこのお店では
無化調の白濁豚骨ラーメンを提供しています。
今や化学調味料不使用を謳っているラーメン店は珍しくありませんが
白濁豚骨で、と条件がつくと見つけることがなかなか難しい。

何度かご主人とお話しさせていただいた中で
実に研究熱心で、味に対しての向上心が強い方だと感じていました。
そして新しいことに挑戦することにも興味をお持ちでした。
ですから、CWの限定ラーメン企画に関しては
いいテーマといいタイミングがあれば
絶対にお願いしようと思っていたお店でした。
そして絶対チャレンジしてくれるお店だとも確信していました。
やはり限定企画はそういう心意気のあるお店というか
一緒に楽しんでもらえる感覚を持っているお店がいるからこそ
これまでずっと続いてきたのだと思っています。
そういう意味ではこのお店に限らずですが
参加して下さるお店の方にはいつも感謝感謝です。

今回の限定ラーメン春味では、白濁豚骨のお店を4軒選んで
「雪解け」をテーマに創作競演していただきました。
doutanuki_haru「担担たぬき」と名付けられた作品。
店名とメニュー名の両方を上手にもじった
なかなか秀逸なネーミングだと思います。
そしてそのラーメンの出来映えも名前に負けず劣らず
秀逸な出来映えになりました。

麺もスープも通常のラーメンと同じものを使用しています。
限定ラーメンというと、別寸胴でスープを取ったり
麺を特製麺にしたり、というのも一つの楽しさですが
このお店のように通常のラーメンをいかに活かすか、という
テーマで作られているのもなかなか楽しいものです。

一見、別寸胴や特製麺の方が凝っているようにも映りますし
もちろんそれはそれで一手間二手間余計にかかっているわけですから
ラーメン屋さんに取っては大変な作業であることは間違いありません。
しかし、自分の中で最高のバランスと考えているレギュラーメニューに
敢えて違うモノを加えて味を変え、完成させるという作業も
別の意味で難しい作業でもあろうと思います。
音楽に例えて言うならば誰もが知っているヒット曲の歌詞に
全く別のメロディをつける難しさとでもいいましょうか。
そしてこのお店はその難しいラーメンを創作して下さいました。

どうたぬき自慢の白濁スープをしっかり活かしつつ
2種類のチーズと大根おろしで溶けていく雪を見事に再現。
手間のかかったあっさり味の鶏団子も非常に美味しいです。
このラーメンがこの店最初の一杯だという人ならば
間違いなく次は基本のラーメンを食べたくなる味。
逆にこの店の美味しさを知っている人ならば
違うラーメンであるにも関わらず失望しない味。
ぜひ見せ方を変えてでもレギュラー化して欲しいラーメンです。

【どうたぬき@下総中山レポ】

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2005/03/24

まついの春魂

八幡にある「魂麺まつい」は
五香の人気店13湯麺の新業態として
昨年激戦区の本八幡にオープンしたお店です。
この店を任されているのは山西さん。
13湯麺五香本店で松井さんをサポートしてきた人です。

しかしオープン当初は山西さんではなく
別の方たちがお店を任されていました。
しかし正直なところメニューも目新しくなく
新しいお店にある独特の活気もあまり感じられず、
まるで新店らしい雰囲気がないお店でした。
またマスターである松井さんが常駐出来るわけではなく
五香と同じレベルに味を持っていくのも大変そうでした。

そのことで開店後に松井さんから相談を受けました。
私が思うにやはりラーメンには五香の質がまずあって
そこに新しい解釈なりアプローチが加わって
新業態としての存在価値があるのでしょうから
まずはやはり松井さん自らが1年は厨房に立つか
あるいは松井さんの右腕ともいえる山西さんが立つかしか
ないのではないか、といったような話をしました。
松井さんも同じことを考えていたようで
「やっぱりそうだよなぁ」とおっしゃってました。

山西さんが入ることで、まず五香のレベルが確保出来る。
そして彼なりの新しいやり方や味も試すことが出来る。
五香はいくら山西さんが厨房を任されたとしても
松井さんの味、松井さんのやり方でやるべきで、
彼自身の味、やり方を出せるのは別の店だろうと思います。
彼はもうそういう場所にいてもいい人だと思いました。

果たして彼が入った後の「魂麺まつい」は
活き活きとしたお店になったように思います。
同時に彼自身もより楽しそうに見えます。
(師匠がいなければ当然か 笑)
その後新しいメニューも次々と増えて
今では13湯麺の丼に入っていることが不自然にすら感じる。
しかし麺は自家製のしなやかな食感を持つ湯麺の麺。
これこそ「新業態」としての13湯麺だと思います。

matsui_haruそんな「魂麺まつい」に
今回CW限定春味をオーダーしました。
もちろん山西さんがメニューを考案する条件で。
「春魂(はるこん)」と名付けられた一杯は
鶏ベースの白湯スープで塩味、いわゆる「鶏白湯」です。

私が食べた時は少し塩分が強く感じましたが
味わいはすっきりとシンプルにまとめられていて
13湯麺の遺伝子をしっかり残した味になっていました。
見た目にも色とりどりの具材が使用され
春らしさたっぷりのビジュアルで綺麗です。
バターコーンが乗っているのは彩りと同時に
塩ラーメンにバターという黄金の方程式を
山西さんなりに表現したものでしょう。

師匠のように一つの味を追求するスタイルもあると思います。
しかし山西さんは師匠が追求している味を継承しつつ
これからも新しい味、アプローチを私たちに見せて欲しい。
そんな風に感じた一杯でした。

【魂麺まつい@本八幡レポ】

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