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2005/10/13

満洲軒の味噌ラーメン

倉にある満洲軒というお店。
以前から情報はいただいていましたが
行けずにいたいわゆる宿題店でした。
味噌ラーメンが美味しいと評判のお店だそうで
何十年も前からあるお店だとのこと。

この昔からあるお店、ってのがくせ者でして
昔からあるなら、これからもあるだろうと(爆)
ついつい行くタイミングを逸してしまうのですね。
これが新しくできた店だ、と聞くと
なんかそれがタイミングになって行けるのですが
昔からあって、人気があって、などと聞くと
いつでも行けると思ってしまうのですね。
そんなこんなですっかり放置プレイしておりました。
今回はたまたま会議室で話題に上がったこともあって
そのタイミングが来た、といった感じなのでした。

manshu1久々にやって来た京成佐倉駅。
ガンジーラーメンは相変わらず元気そうです。
今回の満洲軒はガンジーと同じ南口にあります。
駅前のロータリーから脇道に入って、
どちらかといえば賑やかではない方向へ向かっていくと、
実にひっそりと、こっそりと建っていました。
店の前に立って、その風景が非常に懐かしく
小学校時代の友人の家がやっていた中華屋さんを思い出しました。
リアルラーメン博物館というか、そのまんまというか。
昭和そのものの姿が目の前にありました。

聞くところによれば、この満洲軒は
池袋の老舗「はせ川」出身のお店なのだそうです。
「はせ川」はかつて札幌で「満州軒」と名乗っていたそうで
その時の屋号を貰ったという歴史があるのだとか。
店内に掲げられた古びたメニュー札を眺めると
「醤油ラーメン」「塩ラーメン」
「味噌ラーメン」「特製つけめん」の他に
「はせ川」にもある「カレーラーメン」もありました。
もちろん最初なので「味噌ラーメン」を注文しました。
ライスが大変美味しいという情報も頂いていたのですが
それはカレーラーメンの時に取っておきましょう。

女性店主がラーメンを作っている様子を眺めます。
カウンターに一人座っていた先客と何やら話しています。
店舗はどうやら隣りの自宅と繋がっているようで、
厨房の奥には自宅の台所が見えます。
昔ながらのラーメン屋といった雰囲気の店内は、
細長い鰻の寝床のようなカウンター席のみ。
厨房を覗くと小さな釜で麺を茹で上げる
懐かしいスタイルの厨房になっています。
華麗な麺上げさばきに見入っているうちに
ラーメンが出来上がりました。

manshu2出てきた味噌ラーメンは見るからに美味しそうな、
シンプルなのだけれど凄みのある
存在感のあるビジュアルです。
薄っぺらではないスープの色というか
深みがありつつどことなく透明感もあり、
ラードが表面に厚く張られています。
このラードがスープを熱々に保っていて
厳寒の地で生まれた一杯という感じがします。
ほぼストレート中細麺との絡みもいいです。
具は小さい海苔、小さくて薄いチャーシュー、
ネギ、メンマと非常にシンプルな構成で、
具に関しては気にしてない、って感じの
「ほっとき感」が非常にいいです(笑)

味噌味はキリッとして輪郭がはっきりとしています。
それでいてどこか醤油的な味わいも感じさせます。
スープを木の匙で掬うとラードが一緒に入って来て
味わい的にはクセもあり、苦手な人も多いかも知れません。
しかし個人的にはオリジナリティのある味わいというか
あまり他では味わえないバランスで気に入りました。

こういうお店がずっとここにあって
毎日変わらずにラーメンを出し続けてくれている。
そのことだけでもまず嬉しくなります。
そしてこういうお店の存在を知ることが
ラーメン食べ歩きの楽しさだったりもします。
しかし、その後の情報で、この満洲軒は
12月頃に閉店されるとの話がありました。
残念で非常に寂しい思いがします。

【満洲軒@佐倉レポ】

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