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2005/10/31

十八番のパーコと自家製麺

賀に突如としてオープンした一軒の店。
「十八番」という名前のラーメン店です。
外観は正直なところそそる感じがしません。
そしてそれは中に入っても同じです。
パソコンの基本フォントそのままで打ち出された
無味乾燥的なメニューが寂しげに張られています。
美味しそうな雰囲気がしない店ってありますね。
この店はそういうオーラが出ておりました。

しかしそのメニューの中に、目を引くものがありました。

パーコメン 850円

パーコーではなくてパーコ。ぺーでもなくてパーコ。
パーコといったら林家と相場は決まっておるのです。
冗談はさておき、ご主人にパーコメンって?と聞いてみました。
すると「豚の唐揚げが入ってるよ」とのこと。
をを、やはりパーコー麺、漢字ならば排骨麺なのであります。
ここはやはりこのパーコさんを頂かねばなりますまい。
ちょっとここらへんで期待度が少し上がりました。

小さなカウンターのみの店内に客は私だけ。
あとは厨房の中にご主人、カウンターに奥様がいます。
厨房に面したカウンター越しにラーメンを作っているご主人。
目の前で自分のための料理が作られているのっていいですよね。
いわゆる中華鍋にはなみなみと油が注がれていて
その中で衣のついた豚肉が深い音を立てて揚がっていきます。
世の中には「美味しい音」というものがいくつもあると思いますが
この揚げ物を揚げている時の音ってかなり上位ですよねぇ。
この音を聞いてまた更に期待度が上がります。

ohakopほどなくして「パーコメン」が登場。
丼の上には大きな豚肉が4枚乗っています。
揚げたてで熱々ながらカリッとしたというより、
衣がゆるゆるでスープ染み込んで余計ゆるゆる、
なんとか必死に衣が豚肉にへばりついていて、
いやん、見ないでん♪みたいな(バカ)
セクシーさを持ったパーコでした。
このセクシーパーコの姿を見たことで
更に期待度がアップしていきます。

いわゆる中華のパーコーというよりはむしろ
食感的にはイタリア料理のピカタに近い仕上がり。
しかしそれなりに厚さを持った熱々の豚肉は
しっかり味がついて大変美味しいです。
ただ一枚が大きいのでちょっと食べづらく
出来れば包丁を入れていただけると
より食べやすかったかも知れません。

しかしこのパーコちゃんを味わったことで
あまり美味しそうに感じなかった最初のイメージが
どこかへ吹っ飛んでしまいました。
これはなかなか旨いんじゃないか?

スープはゲンコツに鶏ガラを使った清湯系のスープですが、
それだけでは物足りないからと豚足も寸胴に投入しているそう。
いわゆるあっさり味ではあるのですが、濃度や粘度もあり
さらにそこにパーコの油も溶けていくので、
結構どっしりとした味わいになっているスープです。
そして醤油の味わいは結構甘めのチューニング。
ついつい後をひくスープになっています。

そして麺を食べてみると、この麺の食感がすごくいいんです。
これは自家製?と思い尋ねたところやはり自家製麺なのだそう。
実はこのお店は隣りの日本蕎麦店「蕎麦処富士」のご主人が
蕎麦店を2代目に任せるようになったことで暇になり、
半分趣味感覚で始められたラーメン店なのだそうです。
なるほど、だからこそ醤油の味わいも甘めなのですね。
蕎麦職人が打った中華麺は、どことなく蕎麦を想起させますが
柔いようでいてしっかりと弾力を持った面白い食感の麺でした。
蕎麦のようでありながら蕎麦ではなく中華麺になってます。

「麺についてはね、悪いけど自信があるよ」と笑顔で語るご主人は
長年日本蕎麦を打ってきた経験と自信に溢れていました。
蕎麦の打ち方と中華麺の打ち方の違いなどについて
熱く語る昔気質のご主人のお話を聞きながら食べるラーメンは
価格に十分見合った美味しい、上質な一杯でした。

【十八番@都賀レポ】

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2005/10/19

空海の塩スープ

海がついに千葉に登場しました。
東京参宮橋の人気店「麺屋空海」はこれまでも
都内のみならず広島などにも出店を進めてきました。
いわゆる路面店ではなくテナントとしての
店舗展開をFC路線でスタートしたようです。
参宮橋の店はもちろん、最近では北千住のお店にも
足を運びましたが、ついに千葉県にやって来ました。
場所は津田沼駅前、パルコのレストラン街です。
駅前を一望できる眺めのいい場所にお店はありました。

黒や銀、白を基調にした色使いの店内はすべてテーブル席で
2名用〜4名用のテーブルが中心に、合計で32席分程ありました。
お洒落なカフェのような雰囲気にまとめられている店内は
一見してラーメン屋とは思えないお洒落な空間になっています。
カップルでも家族でも入れそうな使いやすいお店でしょう。

空海に関しての予備知識というか蘊蓄としては
確かこの店を始めた方はパティシエか何かをやられていた方で、
フレンチのフォンを取る技術を応用したスープ作りで注目を集めた店だったはず。
フォンを取る技術とは、要するにゲンコツや鶏ガラをローストして、
焼き色をつけてていねいに煮出してスープを取るという方法なのですね。
骨を焼いて取るスープの店と聞いて、本八幡の某店を思い浮かべた方は
かなりの千葉ラーメン通と言えるでしょう。
そのお店のご主人が修業された先がこの空海なのです。

kookaimこの店では「塩」を一押しに薦めています。
そのフォンの技術を駆使して取ったというスープの
性格というか素性がよく分かるのはやはり塩でしょう。
すっきりとした味わいのする塩スープは
フランスのゲランド塩を使用しているのだそう。
丸い柔らかな味わいのスープには香り油が浮いていて、
今流行のラーメンのスタイルを踏襲しています。

しかし、今っぽい味わいを持っていると同時に
どことなく懐かしさを覚える素朴な味もするのです。
今時のラーメンなのに、年輩の人も知っている
普通に受け入れられそうな一杯になっているのです。
いい意味で万人受けする作りになっているのが凄いですね。
ラーメン好きと年輩の普通の方を同時に満足させるラーメンって
ありそうでなかなかないものなんですよね。

麺もクセを持っていない素性のいい素直な麺で、
内モンゴル産天然かん水を使用しています。
具はオーダーを受けてからチャーシューを炭火で炙っていて、
香ばしい香りがして食欲をそそります。
飛び抜けた部分はないのですが、マイナス部分も全くない。
細かくポイントを稼いでいるというか、
数々のポイントでラーメン好きのツボを押さえつつも
全体的におとなしくまとめ上げてあるバランス感が秀逸です。

また「つけ麺」は塩ラーメンのスープとは全く異なり、
白濁豚骨に魚介ダシの効いたつけダレに、
幅広の平打ち麺を絡ませていただく一品になっています。
白木の箱に入れられた麺と具がなかなか美しく、
また濃厚なつけダレにはインパクトもあって、
個人的にはこのつけ麺が一番好みだったかも知れません。

敢えて苦言を呈するならば、その価格設定でしょうか。
いくらなんでも基本のラーメンが800円というのは高い。
「支那そば」が800円で「味玉そば」が830円というのは
一瞬、味玉そばが非常にお得と思いがちですが
そもそものベース設定が高すぎるんですから
ラーメンに味玉トッピングで830円はやはり高いです。
場所代などもあるにせよ、強気だなぁとは思います。

しかし東京の名店の味が千葉に来るのは
千葉のラーメン好きにとっては嬉しい限りです。
「空海」があり、この店のすぐそばには「九十九」があって
隣の駅には「青葉」「ちばき屋」がある…。
千葉のラーメン事情はここ数年で随分と進化しました。
そんなことを改めて思う、空海の千葉出店でした。

【空海@津田沼レポ】

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2005/10/13

満洲軒の味噌ラーメン

倉にある満洲軒というお店。
以前から情報はいただいていましたが
行けずにいたいわゆる宿題店でした。
味噌ラーメンが美味しいと評判のお店だそうで
何十年も前からあるお店だとのこと。

この昔からあるお店、ってのがくせ者でして
昔からあるなら、これからもあるだろうと(爆)
ついつい行くタイミングを逸してしまうのですね。
これが新しくできた店だ、と聞くと
なんかそれがタイミングになって行けるのですが
昔からあって、人気があって、などと聞くと
いつでも行けると思ってしまうのですね。
そんなこんなですっかり放置プレイしておりました。
今回はたまたま会議室で話題に上がったこともあって
そのタイミングが来た、といった感じなのでした。

manshu1久々にやって来た京成佐倉駅。
ガンジーラーメンは相変わらず元気そうです。
今回の満洲軒はガンジーと同じ南口にあります。
駅前のロータリーから脇道に入って、
どちらかといえば賑やかではない方向へ向かっていくと、
実にひっそりと、こっそりと建っていました。
店の前に立って、その風景が非常に懐かしく
小学校時代の友人の家がやっていた中華屋さんを思い出しました。
リアルラーメン博物館というか、そのまんまというか。
昭和そのものの姿が目の前にありました。

聞くところによれば、この満洲軒は
池袋の老舗「はせ川」出身のお店なのだそうです。
「はせ川」はかつて札幌で「満州軒」と名乗っていたそうで
その時の屋号を貰ったという歴史があるのだとか。
店内に掲げられた古びたメニュー札を眺めると
「醤油ラーメン」「塩ラーメン」
「味噌ラーメン」「特製つけめん」の他に
「はせ川」にもある「カレーラーメン」もありました。
もちろん最初なので「味噌ラーメン」を注文しました。
ライスが大変美味しいという情報も頂いていたのですが
それはカレーラーメンの時に取っておきましょう。

女性店主がラーメンを作っている様子を眺めます。
カウンターに一人座っていた先客と何やら話しています。
店舗はどうやら隣りの自宅と繋がっているようで、
厨房の奥には自宅の台所が見えます。
昔ながらのラーメン屋といった雰囲気の店内は、
細長い鰻の寝床のようなカウンター席のみ。
厨房を覗くと小さな釜で麺を茹で上げる
懐かしいスタイルの厨房になっています。
華麗な麺上げさばきに見入っているうちに
ラーメンが出来上がりました。

manshu2出てきた味噌ラーメンは見るからに美味しそうな、
シンプルなのだけれど凄みのある
存在感のあるビジュアルです。
薄っぺらではないスープの色というか
深みがありつつどことなく透明感もあり、
ラードが表面に厚く張られています。
このラードがスープを熱々に保っていて
厳寒の地で生まれた一杯という感じがします。
ほぼストレート中細麺との絡みもいいです。
具は小さい海苔、小さくて薄いチャーシュー、
ネギ、メンマと非常にシンプルな構成で、
具に関しては気にしてない、って感じの
「ほっとき感」が非常にいいです(笑)

味噌味はキリッとして輪郭がはっきりとしています。
それでいてどこか醤油的な味わいも感じさせます。
スープを木の匙で掬うとラードが一緒に入って来て
味わい的にはクセもあり、苦手な人も多いかも知れません。
しかし個人的にはオリジナリティのある味わいというか
あまり他では味わえないバランスで気に入りました。

こういうお店がずっとここにあって
毎日変わらずにラーメンを出し続けてくれている。
そのことだけでもまず嬉しくなります。
そしてこういうお店の存在を知ることが
ラーメン食べ歩きの楽しさだったりもします。
しかし、その後の情報で、この満洲軒は
12月頃に閉店されるとの話がありました。
残念で非常に寂しい思いがします。

【満洲軒@佐倉レポ】

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2005/10/12

秀穂のフリーネーム事業

葉のラーメンを語る上で欠かせないのが
株式会社秀穂(穂の字に、がつきます)の存在でしょう。
秀穂という会社の名前は知らなくても
「ラーメンとん太」「千成らーめん」などの
ブランドを一度は目にした人も多いのでは。
日本全国はもちろん海外にも支店があるこの会社
意外にも本社、発祥は千葉市なんですよね。

最近、この秀穂系のFC店にある異変が起きています。
これまで「とん太」「千成」と名乗っていたお店が
次々と屋号を変えてリニューアルしているのです。
最初にそのリニューアル情報が入ってきたのは、
古市場にあった店が「旨家」になったという情報でした。
以降、短期間で「春吉@佐倉」「きよたけ@高品」と
続々リニューアルの情報が入ってきました。

しかし、リニューアルしたどのお店も行ってみても
看板といい、メニュー構成といいよく似ています。
店名も違って、メニュー名も違うのですが
全体が醸し出す雰囲気が非常に似ている。
古板を使った内装に、手書きの能書き、
手作り感を演出したメニューなど
一軒だけではなんとも思わなかったモノが
数軒並べてみると共通項がいくつも見えてきます。
どう考えてもこれは同じシステムとしか考えられない。
それぞれのオリジナルというには無理がある。
これが秀穂の新しい事業「フリーネームシステム」なのです。

秀穂のHPによれば
200種類あるラーメンの中からコンセプトに合わせ
好きなメニューを選んで自分流の店に仕上げられると。
メニュー名も価格設定も自由に出来るというシステムなのだそう。
これはなかなか画期的なシステムだと思います。
それは会社側にとってもオーナー側にとっても。

会社側からすれば
まずリニューアルに際してのインカム。
内外装などでの収益が見込めるでしょうし、
旧来のメニュー構成よりも、新アイテムが流しやすくなり
収益性も上がっていくでしょう。
オーナー側からすれば
比較的低予算でリニューアルが出来、
売れないアイテムをカットすることが出来るわけですから
こちらも採算性は上がっていくでしょうし。

ラーメン業界以外の業界に目を転じると
カスタマイズというかオンデマンドスタイルの
商品パッケージが増えています。
セミオーダーメイド商品とでもいうのでしょうか。
フルオーダーメイドではコストがかかりすぎてしまいますが
セミオーダーなら低予算で商品構築が出来る。
異業種でのトレンドをうまくラーメンに結びつけた。
さすが秀穂といったところでしょうか。

kuro1ただ系列店3軒を食べ歩いて気になるのは
やはりどの店も似通ったメニューになっていること。
その200種類のラーメンアイテムを見ていませんから
よく分からない部分はあるのですが
例えば食用炭を使った「黒麺」を扱っている店が多い。
これは想像なのですが、200アイテムあると言っても
200軒がそれぞれ別のアイテムをオーダーしてしまったら
秀穂自体の効率も上がらないはずで、
効率を考えれば数種類のメニューに集中して貰った方が
会社的にも効率よく、ロットもまとまってやりやすいはず。
そうすると営業サイドでそういう思惑が働いて
各FC店に営業を掛けているのではないか。
そんな想像をしてしまうのです。
その結果の黒麺だらけ、なのではないかと。

kuro2ただ、その黒麺。
なかなか存在感のある面白い麺です。
食用炭を使用している麺だそうで
遠赤外線効果で新陳代謝が活発になったり
摂りすぎた脂肪などを吸着する効果があるのだとか。
その真偽はさておき、アイテムとしては
かなり売りやすい、強力な個性を持っています。
だからこそ、系列店が扱いたがるのでしょう。
しかし、その存在感が強すぎるからこそ
印象に残ってしまい、他で見た時に思い出す。
「あれ?これってあそこと同じじゃないの?」と。
そういう意味ではこの黒麺はオリジナリティを演出する
フリーネームには合っていないアイテムだと思います。
もっとどこにでもあるような地味なメニューの方が
大元が一緒だとばれることはないと思います。
むしろこの黒麺に関しては、黒麺をブランドにして
FC店として展開した方がいいのではとも思います。

また、会社側でエリア管理をしっかりして
同一商圏というか、近隣で同じ雰囲気にならないよう
メニュー構成はもちろん、内外装も含めて提案し
エリアの全体像を俯瞰した営業が必要に感じます。

その店に合ったメニューをオンデマンドで供給する
新しい形のFCシステム「フリーネーム」。
面白いシステムだけに、今後の展開が楽しみです。

【株式会社秀穂HP】
【旨家@古市場レポ】
【春吉@佐倉レポ】
【きよたけ@高品レポ】

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2005/10/03

つまらぬストレス

わゆるレストランガイドというか
そういうモノをウェブ上で利用する場合にですね、
まずエリアを絞って、それから料理のジャンルを選んでいくわけですが
ラーメンに関して結構困ったりしませんか?
困るっていうのとはちょっと違うな。
妙なストレスっていうか、要らないストレス。

斬新なサイトだと単独でラーメンというカテゴリがありますが
それはもう特別扱いというか、スペシャルであって
まず大分類の時に「和食」「洋食」「中華」「無国籍」…とあって
その時にまず軽くムッとするわけですよね。

「どうせ中華のところにあるんだろうなぁ」なんてね。
「でもラーメンって中華じゃないしなぁ」なんて。

中華のところに入るまでに、妙なためらいと抵抗があって
すっきりと入ることが出来ないのは私だけかしら。

これが「親子丼食べたいなぁ」となったら
何も迷わず、何もためらうことなく「和食」に行くわけで。
「ビーフストロガノフを食べたいぞ」と思ったら
「洋食」であることに異論を挟む余地はないわけで。
しかし「ラーメン食べたい」となった時に
結構これがストレスになったりします。

で、ぶつぶつ言いながら「中華」ってとこを覗いてみると
ごく当たり前のようにラーメン・餃子、なんて
無神経な中分類があるわけですね。
で、あいうえお順なり、ヒット順なりで拾うと
たどり着くわけですよ、こんな感じで。

東京都新宿区>中華>ラーメン・餃子>麺屋武蔵(笑)

これはどう考えても納得がいかない。
君は武蔵のラーメンを食べたことがあるのかね。
それでよくもまぁ中華>ラーメンと
ユーザを誘うことが出来るもんだね。
などとそゆガイドサイトに対してぶつぶつ。
頼むから、もうそゆのやめようぜ。

ちなみに私の車に積んでいるP社製Cというカーナビは
グルメスポット>ラーメン店というカテゴライズ。
中華>ラーメンよりもすっきりしていて速い。
偉いぞPの人。LDでは裏切られたが許してあげよう。

で、どこかのラーメン屋さんをナビで探してて
その履歴が残ったままで、おねーちゃんを車に乗せたら
「さすが!」と嬉しそうに曰うわけだ。
「何がさすがなんだよ?」と
彼女が見つめるモニター上のマップを見たら
周辺のラーメン屋さんの位置が
丼アイコンでマーキングされまくってました(^^;

をいそこのをんな。誤解のないようにゆっておくがな、
をれはそゆ人ではないからな。
マップなんかでマーキングしなくても
ラーメン屋の位置は把握してるんだからな(自爆)

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2005/10/02

地球軒のラーメン

場土って場所があります。
江場土と書いて「えばど」と読むそうです。
なかなかインパクトがある地名ですよね(^^;
エバドってカタカナで書くと
なんだかキリストの弟子みたいです(笑)
正確には夷隅郡岬町江場土。
もうすぐ「いすみ市」となるエリアです。

この正に「江場土」交差点の先にある(千葉から向かって)
「地球軒」というお店がずっと気になっていました。
とは言ってもラーメン屋さんではありません。
アジア料理を中心としたいわゆる無国籍料理のお店です。
何かのきっかけでこのお店の存在を知って
お洒落な店内、ライブをやったりと
面白いお店だなぁと気になっていたのでした。
そんなお店がラーメンを始めた、と聞いては
行かないわけにはいかないのでした。
千葉から東金道路を使い外房まで。
あとは国道128号を一気に南下します。

くどいようですが、ここはエバドです。
こういう言い方は非常に失礼だと思いますが
実にエバドらしからぬお店がそこにはありました。
エバドというよりもアザブジューバンというか
ニシアザブというか、ミナミアオヤマコットードーリというか。
(別にカタカナにする必要もないのか(^^;)

潮風が薫る外房の小さな町には似つかわしくない
都会的なセンスがここそこに感じられます。
冗談抜きで麻布十番の裏露地入ったあたりに
こういう店があるのを私は知っています、3軒ほど。
ラーメンが目的で来たとはいうものの
こういうお店だとついつい色んなモノを頼みたくなります。
里芋のコロッケや、マグロとアボカドのサラダなど、
とりあえず頼んだモノはどれも普通に美味しいです。

chikyukenp店内はテーブルが数卓と小さな作りですが
シンプルなカントリー風というか、
一つ一つの造作にセンスを感じます。
オープンキッチンはセンス良くまとめられていて、
ちょっとしたビストロ風なイメージを演出しています。
椅子などのアイテムもデザインが良く、
ゆったりとして落ち着いた空間になってます。
一部テイストが違ったり整理ついてない部分はありますが
いやはやなかなか頑張っているではないですか。
メニューや店内外に飾られているポスターなども
それなりにセンスよくこしらえてあります。

ご夫婦二人でやられているようなので、
オーダーが立て込んだ場合にはオペレーションが
回し切れてない部分はありますが、
ゆったりとした時間が流れるこの店では
そんなことを突っ込むことは野暮なこと。
一通りの料理を楽しんだ後にラーメンをお願いしました。

この店のラーメンは4種類。
「ラーメン」「みそラーメン」
「辛みそラーメン」「チャーシューメン」です。
もちろん「ラーメン」を注文しました。
ご主人はそのお洒落なキッチンの中で
テボを使って麺を茹でています。

chikyu出てきたラーメンは奇をてらった作りではなく
非常にシンプルでオーソドックスな
ラーメンになっていました。
チャーシューは頑張って煮ているようで
八角などの香りがしていて味わい深いです。
手揉み風の縮れ麺は面白い食感の麺でしたが、
ラーメン好きからすれば若干茹で過ぎに感じます。
透明感のあるスープは、塩分が少し高めのバランスですが
後味もすっきりしていて、無化調ではないかしら。
非常に素性のいい、素朴な美味しさを持つ一杯です。

ラーメン好きがいわゆるラーメン店と較べて
語るようなラーメンでは正直言ってありません。
もちろん一杯700円という価格もCP的には疑問です。
しかしこういうコンセプトのお店で、一通りお酒や食事を楽しみ、
締めにさっぱりしたラーメンを食べよう、となった時に
このラーメンが出てくれば素直に美味しい一杯でしょう。
そういう意味で非常にお薦め出来る一杯になっていました。

そして何よりも接客を含めて
ご夫婦の雰囲気、お店の雰囲気がとても温かいのです。
これがエバドではなかったら、もうちょっと近くにあったら
きっと私は常連になっていることでしょう。

【地球軒@岬町レポ】

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2005/10/01

チンタンタンで冷やしタンタン

浜幕張のベイタウンは
日々進化し続ける新しい街です。
よくテレビのロケなどにも使われるお洒落な街並みは
最近人気のようでお客さんも多く集まります。
この街の中心部パティオス1番街〜6番街は
栄えある第1期分譲のエリアです。
我が山路家も町開きからこの街の住人だったりします。

当然色々な飲食も立ち並んでおりますが
いわゆるラーメン専門店はありません。
その替わり、というか中華料理店があります。
「TiNG TANG TANG」と書いて「チンタンタン」と読みます。
ここもパティオス3番街、うちと目と鼻の先の立地です。
うちから一番近い飲食店かも知れませんね。

ここは以前は優しい雰囲気のご主人が、
ハンバーグなどをオープンカウンターで
目の前の鉄板の上で焼いてくれるお店でした。
それはそれで非常に好きなお店だったのですが
回転効率が悪かったのでしょうか、
数年前になぜか中華屋にリニューアルしました。

その狙いはズバリ的中したようで
リニューアルしてからの方がお客さんの反応がいいようです。
お昼や夜の食事時には家族連れなどが多く、
近隣のパスタ店同様に、外待ちが出来ることもしばしばです。
また最近は新浦安の明海大学近くの
これまたお洒落な街並みに支店を出しました。

このお店の自慢はその名にもあるように
「タンタン麺」が自慢だったりします。
チンタンタンでタンタンメン。
しかしこの日は夏メニューなのでしょうか
「冷し担々麺」があったので注文してみました。
チンタンタンで冷やしタンタンメン、って感じです。
1,000円でランチセットが楽しめるこの店のメニューで
一杯1,200円とこれまた強気のお値段です。

ttt真っ赤な色をしたスープは油が浮いていますが
しつこさは感じずにさらっとした味わいです。
唐辛子、辣油の味と胡麻の風味が効いていて
程良い辛さでとても美味しく飲めます。
また挽肉、刻み海苔と共に生うにが乗っていて、
ちょっと海の香りも感じられる味わいになっています。
この生うにが程良い甘さを辛いスープに加えて、
単調になりがちな辛いスープに旨味の層を加えています。

生うにが乗っているから仕方ないのかも知れませんが
出来れば1,000円を切る価格帯で出して欲しかった。
通常の基本のタンタンメンは確か700円とかだったはず。
もうちょっと値段を頑張って欲しかったです。

このお店は昼のみならず夜もまたいいです。
1フロアを上手く上下2フロアに分けた
面白い雰囲気の店内で楽しむ本格中華。
量も多めでそれでいて価格が安く楽しめる。
お薦めのカジュアル中華屋さんといったお店です。
友人と、家族と、TPOに応じて使えるお店です。

【TiNG TANG TANG@海浜幕張レポ】
【チャイナ厨房TiNG TANG TANG HP】

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