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2005/09/30

我聞の「渾身の一杯」

相我聞さんというタレントの名を冠した
ラーメン店が千葉市稲毛区長沼にオープンしました。
「我聞(がもん)千葉長沼店」という名前のその店は
パチンコ店や100円ショップなどが入った「パラタ」という
複合施設の一角にお洒落な佇まいで営業していました。
お店の前には河相我聞さんのポスターが貼られています。
「僕の渾身の一杯、ここに完成しました」
なるほどなるほど。楽しみ楽しみ。

店内はテーブル席のみのレイアウトになっていて
家族連れやグループ客にも便利そうです。
とは言ってもパチンコ屋さんと同じ施設内ですので
あまりファミリー層が来るとも思えませんが。
パウチされたメニューに目をやると
写真と共にお客さんを煽る文句が踊っています。

「東京・関西・四国で大ブレイクの『我聞』が千葉長沼に初出店」
「店主の父親の実家、福井県をイメージした
 千葉店オリジナルのしょう油ラーメン!」
「鳥ガラ+トンコツをじっくり煮込んで、
 福井の名水を使った特製だれを合わせた至高の一品」
「皆様の心の片隅に残るラーメンでありますように」
店主、河相我聞。

なぜ千葉オリジナルが福井をイメージなのかは置いておいて(^^;
立川をはじめとして、ラーメンコンプレックスなども含めて
どうやら本格的に支店展開をはじめているようです。
ラーメン類は基本と思われる「正油ラーメン」の他には
「辛ネギラーメン」「チャーシューメン」しかありません。
しかも「正油ラーメン」は700円という価格設定。強気です。
今のご時世で一杯700円は決して高いとは思いませんが
千葉のことを自ら卑下するわけじゃありませんが、
そうは言ってもここは千葉ですぜ。しかも長沼のパチ屋ですぜ。

gamon出てきたラーメンを見て一瞬あれ?
というのもメニューの写真と随分違うのですね。
よくありがちな、量が少ないとか具が小さいとか
そういう違いではなくて、まったく別物というか。
じっくりと見てみると同じような具材は乗ってますが
丼も含めてビジュアルが全く違っているので
一瞬ひるみます。注文間違ったかな?と。

ラーメン自体は特筆すべき点のない凡庸な一杯。
チャーシュー、メンマ、水菜など、見慣れた具材が並びます。
もうそろそろ水菜って恥ずかしい気がします。
半濁したスープはあり得ない程に味が濃くて
スープの濃度自体も異様に濃かったように思います。
カエシの量が多いだけなら、ここまでスープ濃度も上がらないでしょうから
おそらく濃縮スープなどの希釈を間違えたか何かなのでしょう。
同じように麺の茹で時間も絶対に間違っているだろう、というくらいの硬さ。
中太多加水麺でバリカタ粉落とし状態でした(^^; 

いくら料理に関しては素人とはいえ、
「店主河相我聞の渾身の一杯」はこんなラーメンではないのでは?
スープの味も濃すぎるし、麺も固すぎるとなると
何かマニュアルなり何なりが間違っているのかも知れません。

しかしちょっと斜に構えた見方をするならば
そう簡単に渾身の一杯、などと言ってくれるな、とは思います。
日々一生懸命スープを取って、それこそ渾身の一杯を
産み続けているラーメン職人さんをたくさん知っています。
それでもそんな人たちは自分のラーメンを渾身の一杯などとは言いません。

gamonf店主河相我聞は骨の下処理を
するわけでもないでしょうし
客の顔を見ながら一杯一杯の
麺上げをするわけでもないでしょう。
もちろん支店展開しているわけですし、
そもそも芸能人なのですから
スープを水から仕込めとも、
骨の下処理をしろとも、スープのアク取りをしろとも言いません。
ただ、渾身の一杯、などと軽々と言うなと。
もしそう言いたいのであれば、それ相応の味なりクウォリティを出せと。
そんな風に思うわけです。

そしてそれは店主河相我聞に責任があるのか
運営している会社なのか、現場のバイトなのか
誰に責任があるのかは分かりません。
しかし、現に河相我聞さんの顔と名前でラーメンを売っている以上
その責任の所在はやはり河相さんにあるわけです。
この店に関わっている全ての人がそういう自覚を持って
日々の仕事に臨んで頂きたいなぁと思うわけです。
店主河相我聞、渾身の一杯が泣いています。

【我聞@長沼レポ】

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