« 2005年8月 | トップページ | 2005年10月 »

2005/09/30

我聞の「渾身の一杯」

相我聞さんというタレントの名を冠した
ラーメン店が千葉市稲毛区長沼にオープンしました。
「我聞(がもん)千葉長沼店」という名前のその店は
パチンコ店や100円ショップなどが入った「パラタ」という
複合施設の一角にお洒落な佇まいで営業していました。
お店の前には河相我聞さんのポスターが貼られています。
「僕の渾身の一杯、ここに完成しました」
なるほどなるほど。楽しみ楽しみ。

店内はテーブル席のみのレイアウトになっていて
家族連れやグループ客にも便利そうです。
とは言ってもパチンコ屋さんと同じ施設内ですので
あまりファミリー層が来るとも思えませんが。
パウチされたメニューに目をやると
写真と共にお客さんを煽る文句が踊っています。

「東京・関西・四国で大ブレイクの『我聞』が千葉長沼に初出店」
「店主の父親の実家、福井県をイメージした
 千葉店オリジナルのしょう油ラーメン!」
「鳥ガラ+トンコツをじっくり煮込んで、
 福井の名水を使った特製だれを合わせた至高の一品」
「皆様の心の片隅に残るラーメンでありますように」
店主、河相我聞。

なぜ千葉オリジナルが福井をイメージなのかは置いておいて(^^;
立川をはじめとして、ラーメンコンプレックスなども含めて
どうやら本格的に支店展開をはじめているようです。
ラーメン類は基本と思われる「正油ラーメン」の他には
「辛ネギラーメン」「チャーシューメン」しかありません。
しかも「正油ラーメン」は700円という価格設定。強気です。
今のご時世で一杯700円は決して高いとは思いませんが
千葉のことを自ら卑下するわけじゃありませんが、
そうは言ってもここは千葉ですぜ。しかも長沼のパチ屋ですぜ。

gamon出てきたラーメンを見て一瞬あれ?
というのもメニューの写真と随分違うのですね。
よくありがちな、量が少ないとか具が小さいとか
そういう違いではなくて、まったく別物というか。
じっくりと見てみると同じような具材は乗ってますが
丼も含めてビジュアルが全く違っているので
一瞬ひるみます。注文間違ったかな?と。

ラーメン自体は特筆すべき点のない凡庸な一杯。
チャーシュー、メンマ、水菜など、見慣れた具材が並びます。
もうそろそろ水菜って恥ずかしい気がします。
半濁したスープはあり得ない程に味が濃くて
スープの濃度自体も異様に濃かったように思います。
カエシの量が多いだけなら、ここまでスープ濃度も上がらないでしょうから
おそらく濃縮スープなどの希釈を間違えたか何かなのでしょう。
同じように麺の茹で時間も絶対に間違っているだろう、というくらいの硬さ。
中太多加水麺でバリカタ粉落とし状態でした(^^; 

いくら料理に関しては素人とはいえ、
「店主河相我聞の渾身の一杯」はこんなラーメンではないのでは?
スープの味も濃すぎるし、麺も固すぎるとなると
何かマニュアルなり何なりが間違っているのかも知れません。

しかしちょっと斜に構えた見方をするならば
そう簡単に渾身の一杯、などと言ってくれるな、とは思います。
日々一生懸命スープを取って、それこそ渾身の一杯を
産み続けているラーメン職人さんをたくさん知っています。
それでもそんな人たちは自分のラーメンを渾身の一杯などとは言いません。

gamonf店主河相我聞は骨の下処理を
するわけでもないでしょうし
客の顔を見ながら一杯一杯の
麺上げをするわけでもないでしょう。
もちろん支店展開しているわけですし、
そもそも芸能人なのですから
スープを水から仕込めとも、
骨の下処理をしろとも、スープのアク取りをしろとも言いません。
ただ、渾身の一杯、などと軽々と言うなと。
もしそう言いたいのであれば、それ相応の味なりクウォリティを出せと。
そんな風に思うわけです。

そしてそれは店主河相我聞に責任があるのか
運営している会社なのか、現場のバイトなのか
誰に責任があるのかは分かりません。
しかし、現に河相我聞さんの顔と名前でラーメンを売っている以上
その責任の所在はやはり河相さんにあるわけです。
この店に関わっている全ての人がそういう自覚を持って
日々の仕事に臨んで頂きたいなぁと思うわけです。
店主河相我聞、渾身の一杯が泣いています。

【我聞@長沼レポ】

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/09/29

竈の番人の味玉つけ麺

の番人で夏につけ麺がスタートしてから
なかなか行けずにいたのですが、
9月も終わりになってようやく出陣出来ました。
6月の開店から早4ヶ月が過ぎて
荒木さんはちょっとバテ気味の顔をしていましたが
それでも元気に営業をこなされていましたので
取り敢えず一安心(^^;

本来ならばオープン時に完成させたかったというつけ麺ですが、
自分が納得行くまで作り直していて
ようやくのお披露目となったわけです。
「つけ麺」の他に「味玉つけ麺」などがありましたが
味玉フェチの私はもちろん味玉つけ麺をチョイスです。
寸胴から小鍋にスープを取り分けて更に熱を加えます。
このお店は奥にも厨房設備があるのですが
つけ麺の麺は奥で締めてくるようです。
厨房での動作、ラーメンを作る工程、
一つ一つの仕事振りが大変ていねいです。

失礼を承知で言わせて貰うならば
数年前に荒木さんと初めて会った頃は
非常に粗野な、雑な感じの仕事ぶりの印象がありました。
それは言い換えれば、青さ、若さと言ってもいい。
しかしその姿とは正反対のていねいで、確実な作業。
明らかに数年前とは違う姿がそこにはありました。
やはり「形」って大切なように思います。
それとも歳を取った、ってことなのかな?(笑)
とは言ってもまだ20代の若き職人さんなのですけど。

arakitsukeそして出てきた「味玉つけ麺」。
まず見るからにしっかりと味がついていると
誰もが感じる色合いをしているつけダレが
見た目からまず食欲をそそります。
そしてその期待を裏切ることなく、味わい深く
しっかりと濃度のあるつけダレに大満足です。
きちんと水で締められた平打ちの多加水麺も
このつけダレをしっかりと拾ってきてくれます。
もちろん味玉もいい半熟加減で、味も染みており
味玉フェチ的には十分満足出来ました。

今度は味噌ラーメンを作ってみたいと語る荒木さん。
今後もこの店からは目が離せません。
これからも激戦区船橋を大いに盛り上げて欲しいと思います。

【竈の番人@船橋レポ】
【関連記事】竈の番人のスープ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/09/28

柳屋の黒ラーメン

yngy八幡に新店がオープンしました。
「九州大牟田柳屋ラーメン」というお店です。
福岡に本店を構え全国に展開するチェーン店ですが
千葉県内は初めての出店との触れ込みでした。
しかし系列の「黒龍」という店が津田沼にありますので
実質上は2軒目ということになります。
「柳屋」という屋号では初めて、ということですね。
全国のラーメンコンプレックスに出店をしていますし
都内にも用賀をはじめ数軒オープンしていますので
千葉に来るのも当然といえば当然かも知れません。

開店日マニアというわけではないのですが
この日オープンということで行ってみると
いやもう満席な上に待ちも結構出ていて
初日から随分な人気振りです。
このお店のラーメンを食べたことはありませんが
福岡、九州系のラーメンならば回転も早いだろうと
店の外で行列に並びました。
予想通り程なくして店内に誘われました。

メニューの基本は白濁豚骨ベースの「白」ラーメンで、
そこにいわゆるマー油を浮かべたモノが「黒」になります。
柳屋で黒と聞くと、一瞬大崎広小路にある「きらら」の
「黒柳ラーメン」というメニューを想起しますが
「ゆっくりニンニクを煎って作ったニンニク油」と説明されていますので
イカスミを使った黒柳ラーメンとは違うメニューと言えそうです。

店内では赤いTシャツを着たスタッフたちが
素早く、キビキビと動いています。
厨房に坊主頭のお兄さんが数名と
フロアには女性が2名といった配置でしたが、
そのうちの一人の女性の動きが非常によかったです。
客への接客、対応はもちろんなのですが、
厨房へ通す指示や外の待ち客への配慮など、
いわゆる「プロの仕事」をしていらっしゃいました。
こういう人を見ていると非常に気持ちいいですね。
これから出てくるラーメンも期待出来るというものです。

yngy2さて、肝心のラーメンの出来映えはいかに。
まずマー油が白い豚骨スープに浮いて
見た目にもコントラストが綺麗です。
油分を多くたくわえた白濁豚骨スープは
温度もかなり熱々になっていて、
臭みもなく濃度があるスープです。
それでいて口当たりはまろやか。
ただ見た目以上に油分が強いバランスになっているので
このスープは好き嫌いが分かれるかも知れません。

麺は自家製の極細ストレート低加水麺を使用していて
注文時に茹で加減などは一切聞かれなかったのですが
九州系らしく硬めに茹で上げられていました。
麺を食べると歯にプツンとした食感が当たり、
それでいてある程度の弾力性も持っています。
量としてはこの系統にしては多めに感じました。

特別取り立てて旨い!と絶賛するわけではありませんが
ステレオタイプな白濁豚骨ラーメンで、十分及第点。
特にこの本八幡という場所ではニーズもあるでしょう。
敢えて注文をつけるならば「クラッシュニンニク」。
個人的には博多系ラーメンのスープには
クラッシュニンニクが合うと思っているので、
たとえマー油が浮いてようとも、別料金になろうとも
クラッシュニンニクが欲しいところです。

【柳屋@本八幡レポ】

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2005/09/27

YO!

13湯麺の新業態店
「13湯麺YO!」がこの日オープンしました。
場所は北習志野のスーパー、西友の地下。
北習志野には西友が2軒あるのですが、
新京成線沿いを高根木戸方面へ下ったところにある
いわゆる「新西友」と呼ばれる方の西友です。
ここの地下の一角にマクドナルドがあり、
その隣りの空き店舗(元たこ焼き屋)に入りました。
マクドナルドと客席は共有する、いわゆるフードコートスタイル。
食券を買って、カウンターでラーメンを受け取るシステムです。

店名の「YO!」というのはいわゆる「ヨォ!」のことです。
オーナー、店主松井さんの言葉を借りるならば
「YO ! というのは、ラップなどで使われていて、
日本語にするとイエーイ!という感じ。
13湯麺、ノリがいいぜ!という意味です」なんだそう(^^;
最初にこの店名を聞いた時に変な名前だなぁと思いました。
「13湯麺北習志野」などなら収まりがいいのに、と。

しかし、よくよく考えてみれば…。

そもそも「13湯麺」って名前自体が変(^^;

慣れって怖い(爆)。

13y2この新しい店を任されたのは
今年惜しまれつつ閉店した「13湯麺HIDE」の長島さん。
また寺子屋卒業生の後藤さんもサポートします。
HIDE閉店後は亀有の「マルカとんみん」を任され
再び千葉県でラーメンを作ることになったわけです。
しかもメニューはHIDE時代のモノを再現。
「醤油湯麺」「黒味噌湯麺」「つけ麺」もあります。
これは実質上のHIDE復活と言ってもいいでしょう。

食券機に目をやると、メニューのところに
それぞれ細麺と太麺が書かれています。
湯麺のオリジン、しなやかな細麺に
もっちりとして存在感がある太麺。
ほとんどのメニューでこの2種類の麺を選べるのです。
基本の「醤油湯麺」を細麺でいただいてみました。

13y1喉ごしのいい絹のような食感の自家製麺は相変わらず。
スープは湯麺自慢の丸鶏スープに魚介ダシが加わって
湯麺以上に旨味の層を持ったスープになっています。
具はチャーシュー、青菜、牛スジ煮込みが乗っています。
牛スジ煮込みはマスター松井さんの大好物なのだそう。
「湯麺」は具が乗っていないラーメンで400円ですから、
これらが乗っていて500円はかなり安いと思います。

客席をみると、13湯麺や魂麺まついとは違った
買い物客や家族連れの客層が目立ちました。
またラーメンとハンバーガーを食べていたり
このスタイルならではの楽しみ方をしている方も多くいました。
北習志野は人気のラーメン店がいくつもありますが
それらとはまた一味違ったスタイルの店になっていて
北習志野の方たちにとってはますます幅の広い
ラーメンライフを楽しめるようになるのではないでしょうか。

【13湯麺YO!HP】
【13湯麺YO!@北習志野レポ】
【13湯麺HIDE@松戸(閉店)】

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/09/26

馬場本店の最上白味醂

醂を飲んだことがありますか?
しかも甘くて美味しい、お酒のような
最高の味醂を飲んだことがありますか?
和食や蕎麦の世界では知る人ぞ知る最高級味醂。
佐原の老舗蔵元「馬場本店」さんが作っている
「最上白味醂」がその味醂です。
縁があってこの馬場本店さんにお邪魔して
杜氏さんの説明を受けながら
味醂作りを見せて頂くことが出来ました。
ちょっとした大人の社会科見学です。

mirin2水郷佐原の町で創業数百年
という歴史を誇る老舗、馬場本店。
この「最上白味醂」は江戸時代後期から生産を始めていて
その当時のままの手作り製法を貫いている味醂です。
古い酒蔵の中には大きな味醂用のタンクが並んでいます。
もち米を蒸して麹米と混ぜ合わせて
冬場に毎日炭火を焚いて温度を一定にして
作っていく、非常に手間のかかる味醂。
今時こんな面倒な作り方をしているところはないですよ、と
自嘲気味にお話してくれた杜氏さんですが
同時にその作り方に誇りを持っているようでもありました。
そしてその味醂にも愛情をお持ちに感じました。

ちなみに工場は事前に連絡をすれば
一般の方でも見学が出来るそうです。
味醂だけではなく酒造りの工程も学べますし
江戸時代に使われていた本物の道具なども展示されていました。
普段偉そうに塾で日本史を教えてたりする私ですが
「唐箕」(米のもみがらなどを取る道具)の実物は
ここで生まれて初めて拝見いたしました。

mirin見学を終えてこの最上白味醂を買って帰って
いわゆる通常市販されている味醂と較べてみました。
ショットグラスに入れてなめてみます。
ツンとして非常に飲みづらい通常の味醂。
舐めるのがやっと、といった感じです。
それに対してまろやかな自然な甘味と
濃厚な深いコクを持った最上白味醂。
非常にすっきりとした蒸留酒のような
本当に飲めてしまうから驚きです。
色々なタレに使うのはもちろんですが
梅を漬け込んで梅酒を作ったりも出来ますし、
照り焼きなんかにしても美味しそうです。

ラーメンのカエシに使ってみたり、味噌ダレに入れてみたり
あるいはチャーシューに塗って照り焼きにしたり…。
すぐラーメンに使おうと考えるのはよくない癖ですね(^^;

【馬場本店HP】

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/09/25

熊のスライスチーズ

にある「らあめん熊」は
数ある宿題リストの中でも大型宿題店の一つでした。
オープンした当初にメールで情報をいただいたのですが
その情報によれば、熊本ラーメンを出している店で
そのラーメンにはスライスチーズが乗っているというのです。

ラーメン好きの方ならば、熊本ラーメンにチーズといえば
相模原、淵野辺の迷店…、いや名店である
「肥後っ子大石家」のことを連想するでしょう。
果たしてこの店は大石家と関係があるのでしょうか。
しかしネットで調べてみても、このお店の情報はあるものの
大石家との関係に言及した情報は引っかかって来ません。
これはやはり直接行って確認せねば、と思い
ようやく足を運んだらその日はたまたま定休日。。。
2度目はお店が火災に遭われたとのことで休業中。。。orz
ようやく、ようやく、ようやく行けたのですぅ〜(感涙)

kuma1店の前にぶら下げられた大きな垂れ幕。
そこには「豚骨スープ専門店」の文字と共に
大きく「熊」の文字が書かれています。
電気も煌々とついているじゃありませんか
3度目にして、ようやくお店が開いていたのです。
よかった、よかった、よかったよぅ〜(感涙)

ご夫婦で営まれているお店のようで
厨房にお二人で入られて仕事をされていました。
L字型のカウンターに座ってメニューに目をやると
基本と思われるラーメン、「らあめん並」の他に
「半らあめん」などというモノもありました。
これは麺が2/3玉になるそうで、女性や連食の方向けでしょう。
チーズは好みがあるので、要らない人は事前に言ってくださいと
メニューにはていねいに書かれています。
やはりチーズが入っているのです。
もちろん「らあめん並」を注文しました。

kuma2さて、出てきたラーメンを見ると
やはりスライスチーズがそのまんま乗っています。
スープも見た目よりもあっさりとしていて軽い感じ。
全体的にさらりと上品にまとめあげてあって、
どぎつくなくこざっぱりとした豚骨ラーメンという印象。
それでいて物足りなさを感じないのは、
やはりスライスチーズのコクなのかしら。
もも肉を使ったチャーシューもしっかりしていますし、
どっしり、しっかり、しっとりとした自家製麺の食感も心地いいです。
麺を啜るととろけたチーズが絡んでくるのも気持ちいいですね。

食べたのはもう何年も前の経験にはなるのですが、
かの大石家のラーメンと酷似していると思いました。
違う点があるとすれば、ラーメンではなくてお店の雰囲気。
落ち着いてゆっくりと食べることが出来ます(爆)
店主が一言も発しない寡黙な方だということでしょうか(^^;

食べ終わった後でご主人に確認しましたら
やはり「大石家」で修業をされたとのことでした。
それさえ確認できれば今回のミッションは完了です。
千葉で大石家出身のお店はここが初見ではないでしょうか。
ただし大石さんからラーメン作りを教わっているのは間違いないですが、
英語を教わったかまでは残念ながら聞けませんでした(笑)

【熊@柏レポ】
【大石家@淵野辺レポ】

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/09/24

寺子屋の責任

ーめん寺子屋がスタートして早3年。
松戸市空き店舗対策事業として始まった
らーめん寺子屋プロジェクト。
当初の我々の思惑としては、ラーメン屋さんを養成して
シャッター通りと揶揄された五香さくら通り商店会に
市などの援助の元で好条件で出店をしてもらうことで
お店も出しやすく、かつ商店会をラーメン通りにする、
といったような野望を持って始めたプロジェクトでした。

しかし、まぁそうこちらの思う通り運ぶわけがなく、
卒業していく方たちは皆自分の地元でお店をオープンします。
当たり前といえば当たり前ですよね(^^;
ただ、そんなことをやっている商店会だということで
テレビなどのマスコミには注目をされたようで、
その結果、寺子屋事業を始めてからというもの
他業種ではありますが、さくら通りに店を構えたいと
色々なお店がオープンするようになって
空き店舗が減っているというのだから、ま、結果オーライです(笑)

それから3年、9期の生徒さんを送り出して
一旦終了したプロジェクトではありましたが
各方面からの要請もあって、13湯麺の私塾として
新たなスタートを切っています。
現在は再スタート2期生、通算11期生の5名が
日々自分だけのラーメン作りを頑張っています。

一応講師として関わった皆さんのお店に
顔を出すのは当然の責務だろうと考えています。
とはいいながらも、現在全国に散らばっている卒業生。
すべての店を回るのはなかなか難しいです。
せめて県内、近県のお店には行きたいなと思っていますが
何せ3ヶ月ごとに何人もの方が卒業していきますので
なかなか行けずにいる店が数多く残っています。
「中島(2期生)@館山」「麺倶楽部(3期生)@我孫子」
「啓(4期生)@我孫子」「きっせい(5期生)@銚子」
「ろく(6期生)@野田」などのお店もまだ行けていません。
そして5期生篠崎さんが営む、新松戸「合氣」もそんなお店でした。
ようやく行くことが出来たのがこの9月も終わりの頃でした。

aiki1馬橋から新松戸を通り流山へ抜ける
ゆりの木通りはラーメン激戦区と言われます。
「角ふじ」「むつみ屋」「揚州商人」をはじめ
寺子屋6期生松原さんの営む「だいろく」もあります。
一本裏に入れば「ひがし」や「五本木」なども。
確かに人気実力のあるラーメン店が数多い通りですが
それもせいぜい新松戸のダイエーがある交差点まで。
そこから先になるとラーメン店はもちろん、
店そのものが少なくなります。
篠崎さんの「合氣」はそんな外れの路地裏にありました。

店の前には駐車スペースも確保されていますが
そのほとんどが車で埋まっていました。
L字カウンターの店内を見てもそれなりの着席率です。
ガラス張りの製麺室は自家製麺の証です。
基本の「合氣ラーメン」を券売機で買って
しばらく振りのご無礼を詫びて席に着きました。
非常にていねいな仕事ぶりを拝見しながら
ラーメンの出来上がるのを待つ時間は楽しいですよね。
そしてまたその仕事ぶりが非常に手際よくキビキビしていて
ラーメンの出来映えを期待させる仕事ぶりなのです。

aiki2出てきたラーメンは透明感のある醤油スープに、
細く綺麗な自家製手揉み縮れ麺が泳いでいます。
スープはいわゆる寺子屋系ではよく見られる
丸鶏ベースのあっさりスープなのですが
油分も適度にたくわえ、カエシの味わいも前に出ていて、
しっかりした旨味を持ったスープになっています。
具は肉厚のバラロールチャーシューが2枚に
ホウレンソウ、メンマ、ネギ、なるととシンプル。
自家製麺は見た目よりもコシがあって食感が力強い麺。
師匠の13湯麺の麺などよりもはるかに弾力を持っていて
細麺でありながら太麺のような存在感のある麺です。

なかなか来れなかった非礼をお詫びして
食後ご主人と色々とお話をしていたところ、
今月いっぱいでお店を閉めることにしたと伺いました。
なんでもっと早く来れなかったのか、と自分を悔いる気持ちと、
閉まる前に来れて良かったと思う気持ちが交錯し、
非常に複雑な想いを抱きました。

これは寺子屋出身者に限らずラーメン業界全体での話ですし
どんな業界でも少なからずあることではありますが
やはり志半ばにして店をたたんだりすることがよくあります。
立場上これまでも多くのお店から相談を受けたりしましたが
これだけ多くのラーメン屋さんが日々オープンする陰で
同じように多くのラーメン屋さんが店をたたんでいます。

今回の「合氣」がなぜ閉店したのか。
色々な事情が重なって閉店という決断が成されるわけで
それを一度来ただけの私が語ることは到底出来ませんが
定期的にお店に足を運んでラーメンを食べて
話を聞いたり、相談を受けたりしていれば
もしかしたら改善出来る部分があったのではないか。
そんな風に考えてしまいました。

「らーめん寺子屋」のコンセプト、守備範囲は
あくまでも3ヶ月でラーメンを作れるようにして
お店を立ち上げられるようにするところまでです。
寺子屋はFCでも何でもありませんので
看板料も一切取らず、材料を卸すこともなく
あとは自分の責任で頑張っていただくのが寺子屋流です。
そのためには5年は歯を食いしばれ、というのが
塾長の松井さんのモットーでもあります。

しかし、最近になって思うのです。
ここまで多くの卒業生を輩出するようになって
立ち上げた時よりも寺子屋の責任は重くなっているのではないか。
無論、最初から責任を持って運営をしてきたつもりですが
その範疇が果たしてお店を立ち上げるまででいいのだろうか、と。

寺子屋卒業生同士の情報交換会などもいいでしょうし
私なり松井さんなりが定期的に店を回るのもいいでしょう。
どういった形がいいのかは分かりませんが
アフターケアというか、そういうモノが今
らーめん寺子屋には必要ではないかと感じています。

もちろん業界初の画期的なラーメン店養成塾である
「らーめん寺子屋」としてやらなければならないという
責任感、義務感という部分もありますが
あんなに美味しいラーメンを出していた
篠崎さんの「合氣」が閉店することに直面して
単純に寺子屋から巣立った方たちが心を込めて作った
美味しい一杯のラーメンを失くしたくない、
そんな思いをあらためて強くしました。

【合氣@新松戸レポ(閉店)】
【らーめん寺子屋HP】

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/09/23

5年振りの再会

れは今から5年も前のことでした。
千葉拉麺通信を立ち上げて間もない頃。
まだ一日のアクセスが数十といった頃。
掲示板に「小室交差点そばのサンクスがうまい」といった
情報が多く寄せられました。
それを元に食べに行ったのが2000年の4月のことでした。
ホントに立ち上げたばかりですね(^^;
HP立ち上げてわずか2ヶ月のことです。

「サンクス」という店名があるにもかかわらず
店の看板をはじめ、あちらこちらに書かれているのは
「健康一番」「ごまラーメン」の文字ばかり。
ごまラーメンって店名じゃないの?と思うくらいでした。
外から見るよりも随分と広い店内と
「電子水」についての能書きの数々、
湯切り器のウィーンという音(笑)
今こうして思い出しながら書いていても
ついこの間のことのように思い出せます。
そのサンクスが小室から八街へ移転したのは数年前のこと。

あれから5年。
ようやく八街の店に行くことが出来ました。
移転してすぐの時に行こうと思っていたのですが
スコーンと抜けてしまっていて、今日に至る(殴打)
そういう店ってよくあるんですよね。
常に宿題店リストに掲げてありながらも
新店だ新メニューだとそっちに行ってしまって
なかなか行けずにいる店っていうのが。
ここもそういう店の一つだったわけです。

goma1かつて店名と間違えた「ごまらーめん」が
今度は本当に店名になっていました(^^;
ファミレスのように大きな店舗にはカウンターの他
テーブル席が数多く配されています。
メニューに目をやると、ありました「ごまらーめん」が。
サンクス時代と変わらぬ一杯800円。
八街であっても結構な値段を取る一杯です。
しかし周りを見ると結構頼んでいるお客さんがいます。
やはりオリジナル、唯一無二のラーメンだからこそ
強気の価格設定でもいけちゃうんでしょうか。

ラーメンが来るのを待っている間、店内を眺めます。
あった、ありました、「電子水」の能書きが(^^;
トリハロメタンがどうたら、活性酸素がどうたらと
健康機器やそういった類のところでよく見る文字が並びます。
そして厨房にふっと目をやれば、そこに
「エレクトロンチャージャー」と書かれた
怪しげな機械が鎮座しているではないですか。
出来ればラーメン店では見たくないような機械…。
見ただけでは何に使う機械かよく分かりませんが
名前から察するにエレクトロンをチャージするんでしょ。
ラーメン屋でエレクトロンをチャージしちゃいけません(爆)
(調べたところ、これこそ電子水を生み出す機械でした)
もちろん湯切り器の音も健在でした。ウィーンってヤツです。

カウンター前の壁には数々のメニューが並んでいます。
ごまらーめんは1杯800円も取っているのに
他のラーメンメニューを眺めてみると、普通のラーメンである
「しょうゆ」「とんこつ風しょうゆ」「味噌」「塩」は
どれも500円〜550円程度の価格設定になっています。
しかし「とんこつ風しょうゆ」の「風」って何でしょうね(^^;
どうやらとんこつではないらしい(爆)あくまでも「風」(笑)
また、ごまにこだわるお店らしく
卓上には黒白の胡麻が入った胡麻擦り器が置かれてます。
この胡麻擦り器はレジでも売っていて買えるようです。

goma2さて、5年振りに再会した「ごまらーめん」は
笑ってしまうくらい変わらぬ姿でした。
そして味も変わらぬ味でした。
練り胡麻が使われている醤油味のスープに
黒と白の胡麻が綺麗に振りかけられています。
しっとりとしてもっちりした食感の自家製麺もいいです。
メンマは一度炒められているようで、
メンマの端などには焦げ目がついています。
また温泉玉子が乗っているのもこのラーメンの特徴で
温泉玉子といっても最近誤解されているような
白身も黄身もぐずぐずのなんちゃって温玉ではなく
しっかりと黄身が固い、本物の温泉玉子です。
スイートコーンの黄色が、チープさを演出していますが
こういうラーメンもたまにはいいなと思わせる存在感があります。

どこかで売れたラーメンを真似して店をやる。
あるいはどこにでもあるラーメンを出す。
それはそれでニーズがあって、商売としては正しいのでしょうが
個人的にこの店のように唯我独尊、我が道を行くといった
オリジナリティを追求しているお店をみると
とても嬉しくなったりします。
そういう意味ではこれからも頑張って欲しいお店が
この「ごまらーめん」だったりするのです。

【ごまらーめん@八街レポ】
【サンクス@小室レポ(移転)】

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/09/22

力王のオヤジ

葉拉麺通信を立ち上げる前、
日本拉麺交友会(JRA)のメンバーで
毎日のように都内へ出掛けては食べ歩きしていました。
そんな時に私だったか、有田氏だったか、秋山君だったか
あるいは皆がそう言ったのかは覚えてませんが
稲毛にある「三楽」っていいよね、という話になり
時折メンバーで出掛けるようになりました。

お世辞にも綺麗とは言えない店の厨房で
お世辞にも綺麗とは言えない白衣をまとったオヤジが
お世辞にも愛想がいいとは言えない接客で
ラーメンを作っていた店、三楽(笑)。
客にガンを飛ばしながら背脂振って
つまらなそうにラーメンを作る三楽オヤジ。
それでも私はこの店が好きでした。

夜行性の私にとっては大変ありがたい営業時間。
明け方までやっているのがまず助かりました。
食べ歩きを始めた頃によく行った店だけに
思い入れもそれなりにあったりするわけですが
その店が閉店した、というニュースは
ちょっとショックだったりしました。

rikioh2その跡地にオープンしたのが「力王」。
国道14号沿いに煌々と光る看板。
大きく力強い文字で店名が書かれています。
白い看板に勘定流で書かれた昔の看板が懐かしい(涙)
店内は大きな厨房をぐるりと囲むカウンター席があり
このレイアウトは三楽時代と変わりません。
しかし、入ってすぐのところに食券機が置かれていて
以前は食券機はありませんでした。
食券機のメニューに目をやってみると、
あれ?長浜ラーメン?豚骨味噌?
なんだか三楽のメニューに似ているなぁ、などと
思いながら限定の「旨鶏醤油拉麺」を注文してみました。

そしてカウンターに座り厨房の男性に食券を渡します。
あれ?この顔どっかで見たことあるぞ…。
その人がラーメンを作り始めた瞬間思い出しました。
この人は三楽の時にも厨房でラーメン作っていた人です(笑)
そしてその後でオーナーと思われる方がやって来ました。
眼光鋭く客席を一瞥しています。
懐かしの三楽オヤジが登場です!
ラーメン作りながら客にガンを飛ばす三楽オヤジ。
辺りを威嚇しながらラーメン作る三楽オヤジ。
久々に三楽オヤジの顔を見てなんだか嬉しくなりました。

どうやらこの店は三楽の看板替えのようです。
だからメニューも見たことのあるモノが多く、
替え玉1つ無料サービスなどもあったりするのです。
思い出の三楽が消えてしまったのではないかと思いましたが
こうやって存在していることにホッとした反面、
新店はどんなだろうと期待していた分ちょっとがっかりも(笑)

rikioh1そして出てきた「旨鶏醤油拉麺」。
スープの量が少ないっていうか、
逆に麺の量が多いっていうか。
いや、やっぱりスープの量が少ないっていうか(笑)
要するに麺がスープに泳いでいないのですね。
スープ自体は鶏の旨味が感じられる清湯系のスープで、
少し塩分濃度が高い味わいというか、
かなり塩っぱいのが気にはなりますが
揚げネギ油を香り付けに使っていて、それなりに飲ませます。
限定なので通常のスープとは違ったスープになっていて
厨房を眺めると、小さな寸胴が別立てになっていました。
小振りのチャーシューはしっかりと味が染みていて美味でしたが
その他の具材に華やかさがなかったのは残念。
せっかく限定ラーメンとして出しているのであれば
限定らしさというか、特別な一杯的な演出も欲しかったです。

ただ、なんといっても閉店したと思った三楽が
ほぼ同じメニューで復活していたのは嬉しい限り。
私がこの店で好きだったメニューは「味噌ラーメン」。
そして「ラージャン麺」に「ラージャン飯」でした。
ご飯モノ関係のメニューをチェックし損なったので
「ラージャン飯」がまだあるかどうかは分かりません。
もう一度メニューを確かめに行かなければ。
また味噌ラーメンを食べに出掛けなければ。
そして三楽オヤジ改め力王オヤジにガンを飛ばされなければ(笑)

【力王@稲毛レポ】

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/09/21

きちえもんのルーズソックス

千代市って昔から苦手です。
どちらかといえば総武線、国道14号線、京葉道路や
京葉線、国道357号、湾岸線を軸に行動していたので
そこに引っかかってこないこのエリアが非常に苦手なのです。
どうも土地勘がいつまで経ってもつかめないというか
「え?こことここが繋がるの?」みたいなことが
今でも普通にあったりします(^^;
カーナビがなかった10年程前などは
地図積んでない時に八千代市文化会館に行かねばならず
武石から降りたはいいものの、迷ってしまい
八千代市内をぐるぐる回っては市からはみ出し
非常に困った記憶があったりします。
これはもうトラウマになってると言ってもいい。
さすがに今はカーナビがあるので迷わずに着けますが…。
まったくカーナビさまさま、です。

さて、この「きちえもん」という新店も
その問題の(笑)八千代市に出来たお店です。
国道296号、いわゆる成田街道に程近く
八千代市役所のすぐそばという立地です。
駅としては東葉高速線「八千代中央」か
京成線「大和田」駅が近くになります。
ラーメン好きの方なら、ヨシベー近くといえば
分かりやすいかも知れませんね。

会議室に投稿をいただいた時には
「飲み屋のような」というお話でした。
そんなところに一人で行くのは厳しいだろう、と
モリカツを道連れにして(^^; お店に向かってみました。
以前は中華屋さんだった場所に入ったお店のようで
看板替えなのか、別の方なのかは定かではありません。
手作り感の感じられる看板が期待させます。

店内は先客のグループがいて盛り上がっています。
ま、いわゆるヨッパーの皆さんでございました。
確かに飲み屋のような、というよりも飲み屋そのもの。
一人で来なくてよかった(^^;
そんな賑やかで活気のある店内を見渡してみると
壁に手描きの絵が描かれていて面白い雰囲気になってました。

島状の向かい合わせカウンターが片面5席で10席。
他にテーブル席と小上がり席が配されています。
敷地面積的には決して広くはないのですが
うまく席が配されていて、結構な人数が入れそう。
それでいて窮屈感をあまり感じません。

厨房では男性が二人キビキビと動いています。
そしてフロアには2人の女子高生と思しき女の子が。
パッと見た感じ、ここの娘さんとその友人、ってところでしょうか。
二人ともお店のTシャツを着てはいますが
スカートなんかは制服だったりしてます。
そして足下はなんとルーズソックス(^^;
仕事柄多くの女子高生と付き合っておりますが
今時ルーズソックス履いている女子高生なんていませんから(爆)
今やその地位は「紺ソク」に奪われてしまって、
すっかり姿を消したルーズにこんなところでお目にかかれるとは。

kichimenu話が逸れましたが、肝心のメニューの方はと言えば
ドリンクでビールにサワー類が充実しているものの
基本的にはラーメン店のメニューと大差ありません。
「きちえもんらーめん」というのが基本メニューで、
「しょうゆ」「とんこつしょうゆ」があります。
他にも「中華そば」「白味噌らーめん」などといった、
オーソドックスなラインアップから、
「かけらーめん」「刺激らーめん」
「自家製のりらーめん」「グリーンラーメン」などの
マニアックなモノまで並びます(笑)。
気になるメニューは「自家製のりらーめん」。
自家製の海苔?自分のところで天日干ししてるんでしょうか?
この「自家製のり」は通常のラーメンにも1枚乗ってくるようですので
とりあえず基本の「きちえもんらーめん」を頼んでみます。

kichim見た目にもクリアなスープの「しょうゆ」。
鶏ベースであっさり味のスープはまろやかな甘さがあり
表面には鶏油が浮いていて更なる甘みを加えています。
麺は細縮れ麺で、スープとの絡みも悪くありません。
強烈な印象を残すラーメンではありませんが
飲んだ締めに食べるには十分な味わいの一杯です。
ちなみに白濁豚骨醤油の「とんこつしょうゆ」は
それなりに濃度もあるスープではありましたが
良くも悪くもケミカルというか、ステレオタイプというか。
ニンニクチップが最初からかなり入っていて
味的にもニンニク比重が高く、残念な味でした。
現時点ではこの2つを比べてみれば
明らかに「しょうゆ」の方が美味しかったです。
これは同行してくれたモリカツも同意見でした。

翌朝3時までの営業時間というのは、
夜行性の私にとって大変ありがたいお店です。
この日は0時近くに行ったのですが、活気があってよかったです。
そんな時間でもこれだけのラーメンを出してくれるなら
それだけで十分存在価値があろうというモノです。
しかし、こんな時間に女子高生が働いてていいのかしら(^^;

【きちえもん@大和田レポ】

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/09/20

必勝軒5周年

田沼の必勝軒が5周年を迎えました。
え?5周年?まだ5年なんだぁ、というのが実感です。
でも落ち着いて考えてみれば、うちのHPが出来てからの店なので
うちが今年5周年なんだから、そうなのかぁといったところ。
この5年、よくこの店には試作だの何だのと来ましたが
たいていが営業時間後のことだったりして。
普段営業時間にあまり顔を出さないので
5周年の時くらいは営業時間に顔を出すかと、
昼営業にシャンパン持ってお祝いに行きました。

必勝軒の小林さんは、奇しくも私と同い歳。
私が千葉拉麺通信立ち上げたのと、必勝軒が出来たのが同じ2000年。
ま、あとは共通点なんてないんですけども(爆)
携帯電話の機種が一緒なのは、小林さんが私のを見て
いつも買い換えるからです(笑)
ちなみに先日新しい機種に変えたんですけど
早速じーっと私の携帯を見ておりました(^^;

この日食べたのは特製もりそば+生玉子。
なるとが多めに入っていたのはサービスだったのかな(笑)
この日はバランスデーではありましたが
なかなか動物がしっかり出ていてよござんした。
やっぱり生玉子にくぐらせると最高ですね。
つけダレ要らないんじゃねーか(殴打)

kbmtさてさて、5周年記念、というわけではないのですが
千葉拉麺通信のコーナー、「拉麺トーク」に
今日から小林さんが登場しています。
対談相手はこれまた同い歳のがんこ三田さんです。
何時間話しただろう、いやもう大爆笑の対談でした。
削って削ってようやくまとめてアップ出来ました。
ぜひご覧になって下さいましm(_ _)m

【関連記事】必勝軒の生卵
【必勝軒@津田沼レポ】
【拉麺トークvol.6】

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2005/09/19

葦屋の味玉そば

ashiya西船橋の駅前、北口ロータリーに新店が出来ました。
和風で木目の優しい風合いを活かした
落ち着いたイメージの看板に「葦屋」の文字。
以前は東京でしかまず見ることのなかった
垢抜けた感じの外観も県内に増えてきて
最近ではあまり驚かなくなりました。
全体的に木目調の雰囲気で、期待させる造りです。

店内はL字カウンターのみのレイアウト。
もちろん店内も外観と同じく落ち着いた優しい雰囲気で、居心地が良い空間です。
客席に囲まれるように存在する厨房は、見た目狭そうに見えますが
客席の方は厨房と比べるとゆったりとした造りになっています。
仕事柄店の立ち上げなどに関わることも多いのですが
店のレイアウトの図面を引く段階で、お店のキャラクターというか
店主の考えや性格というのは出るモノです。
店内スペースは限られていますから、レイアウトを考えると
当然「厨房」と「客席」の両スペースで
場所の取り合いになっていきます。

そう簡単に割り切れる話しではありませんが
端的に言ってしまうのであれば
「厨房を広く=自分が使いやすく」
「客席を広く=お客が使いやすく」
ということになります。
そういう視点で考えると、この店のレイアウトは
客の食べる空間に重きを置いているのだろうなと感じ取れます。

メニューは「中華そば」「塩そば」「つけ麺」の3本立て。
あとは味玉が乗ったりのバリエーションになっています。
味玉好きの私は「中華そば」に味玉を乗せた「味玉そば」を。
連れもいたので「つけ麺」もいただくことにしました。

先にも述べたように、厨房は非常に狭い感じです。
しかしその場所で都合4名程の人が動いています。
入れ替わり立ち替わりポジションを変えて
とどまることなく動き回っています。
スープは寸胴から一旦小鍋に移していて
そこに調味料や魚粉などを入れて最終調整をしつつ
スープに新たな熱をくわえているようです。

ashiyam「味玉そば」のスープは白濁した醤油味。
スープの表面には胡麻と背脂が浮きます。
豚骨、鶏ガラが中心の動物系の旨味と野菜の甘さ
それに魚介の旨味がバランスよく配されています。
醤油ダレは少量で素材の味が感じられるバランスですが
もう少しエッジを感じさせるよう、
カエシが強くてもいいかも知れません。
旨味ももう少しあってもいいかも知れません。
全体的にちょっと物足りないまとまり感を持っています。

麺は中太の縮れ麺で加水率も高めの麺です。
茹で加減もちょうどよく美味しくいただけました。
具はチャーシュー、メンマ、海苔、ネギ、半熟味玉。
どの具もていねいな仕事ぶりが伺えますが
中でもメンマの味つけ、食感はなかなかよかったです。

また「つけ麺」はありがちな甘味や酸味よりも
スープのダシやカエシの塩分で食べさせる一杯。
つけダレには柑橘系の酸味が入っていて、
麺の器にもスダチが添えられています。
食べている途中でこのスダチを絞ると爽やかな香りと酸味が増し、
また違った表情を見せてくれるのが嬉しいです。

接客もなかなか行き届いていて、好印象を受けました。
店の雰囲気といい、ラーメンのクウォリティといい、
何かしら外食を手がけている店ではないかと推測します。
とにかく新店とは思えぬ垢抜け感を持ったお店でした。
今後の味の向上に期待したい、なかなかの新店でございました。

【葦屋@西船橋レポ】

| | コメント (0) | トラックバック (3)

2005/09/18

680円の顔

やホント、他に行くとこないのかよ、千葉県民は。
とにかくあり得ないくらいに「ららぽーと」を中心とした
この南船橋界隈は、週末どうしようもないことになってます。

人、人、人。
車、車、車。
馬、馬、馬。

あ、最後のは競馬場にいるお馬さん達なんですけどもね(^^;
日曜日の昼過ぎ、ららぽーとは満員電車のようでした。
人をいっぱい見過ぎて気持ち悪くなってきたよ。

さて、今でこそ「TOKYO-BAYららぽーと」というこの場所も、
元をただせば「船橋ヘルスセンター」なわけで。
そして今やららぽーとにもスーパー銭湯が出来上がり
ららぽが船へル化していると言ってもいいわけで。
(船ヘルって風俗じゃありませんから(^^;)
これを歴史では南船橋の「逆コース」と呼びますが、
例えて言うならばフランス革命の時にパリ市民が
自由を獲得するためにバスチーユ監獄を目指したように
千葉県民はいつの時代もこの地を目指して来たわけです。

さて、この超大型ショッピングセンターららぽーと。
当然のことながら飲食関係の施設も充実しています。
ラーメンを食べられるお店をざざっと拾ってみても
「博多ラーメンふくちゃん」「紅虎餃子房」
「刀削麺大陸」「聘珍茶寮」などがあります。
まぁあまりこういう場で書くのもなんですけども
別に行かなくてもいいかな、的なお店が多いわけです(殴打)

typhoonそんな中で、ちょっと食指が動いたのが
8月にオープンした「ラーメンたいふう」でした。
お店にある能書きを読んでみますと
『東京・五反田の人気店 ラーメン「がん」
二代目安藤健二のもと修行後、
秘伝のタレ・スープを伝授してもらい、
独自に改良を重ね今、ここに完成。』
なのです。
なんだかちょっとそそられるでしょ?

東京のラーメンについてはよく分からないので
色々と調べてみたところ、どうやらこの「がん」という店は
現在西五反田に2軒あるようで、全く違う味を出している様子。
この「たいふう」はそのうちの豚骨醤油のお店の流れを汲んでいるとのこと。
こういう経歴というかバックストーリーを持った店が
こういうSCのような場所に入るのが面白いですね。
たいていこういう場所は権利金やらなんやらと
イニシャルコストがかかるのが通例で。
なおかつ売り上げの何%だなんだとランニングコストもかかる。
そういう場所にこういう店があるっていうのが面白いし
同時にどういう人がやっている店なのかなぁとも思います。

で、冒頭に戻るわけですけれども
とにかく人、車、馬なわけですよ。
さすがに馬は並んでませんでしたけれど
とにかく日曜のららぽーとは昼食難民キャンプ状態。
「めし〜めし〜」と唸っている人で溢れていました。
この「たいふう」の前にも「びすとろたける」の前にも
「東京パン屋すとりーと」の中にも腹減らし達が
行列を作っているわけです。
私はすでに一軒食べた後だったので腹減らしではないのですが、
腹減らしと共に列を構成しているわけです。

待っている間に携帯にダウンロードした中島美嘉の
「GLAMOROUS SKY」を何回聴いたことでしょう。
30分ほど待ってようやく入店することが出来ました。
外からは店内をうかがい知ることが出来ませんでしたが、
外観からイメージしていたよりも遙かに狭い店内です。
4名用の丸テーブルが4卓に、壁に面して設置されたカウンターが8席分。
そこがカウンターを除いてほぼ満卓になっています。
このフロアを基本的に1人ないし2人で回しているのですが、
回し切れていないのか厨房の生産能力が遅いのか、とにかく回転が悪いです。
日曜の昼過ぎだから仕方のないことかも知れませんが、
工夫一つでもう少し回転は上げられると思うのですが。

typhoonmメニューは「ラーメン」とそのバリエーションで構成。
当然注文したのは基本の「ラーメン」です。
出てきたラーメンは失礼な言い方を承知で言うならば
想像していたよりも意外に本格的な豚骨醤油スープ。
濃度もそれなりにあって、重みもあるスープでした。
ただ妙にカエシが甘いというか、スープが甘いというか、
甘さにクセがあって、ダメな人はダメかもしれません。
麺は浅草開化楼の平打ち麺を使っていますが、
硬めに茹で上げられていて食感も悪くないです。

ただ具があまりにも少なく寂しすぎるビジュアルです。
一杯680円のラーメンで、具がチャーシューとネギ、海苔だけ。
別に具を一杯乗せてなきゃダメとか、味玉くれとか、
そういうことを言っているわけではなく、
単純に「680円のラーメンの顔」ってモノがあるでしょうと。
これが500円だったら諸手を挙げて称賛するわけです。
600円でギリギリ許すか許さないかといったあたり。
しかし680円と言われると、をいちょっと待てと。
80円ってのがいやらしいじゃないですか。
スーパーじゃないんですから、要は700円でしょうと。

で、680円なら680円らしい顔をしてくださいよ。
せめてメンマが入るとか青菜入れるとかあるでしょう。
麺もスープも普通に喰えるレベルだけに、
このビジュアル、この具材で680円というのは
どう考えても割高に感じてしまいます。
さっきの話しに戻ってしまいますけれど
イニシャルコストがいくらかかっただとか
ランニングコストがいくらなんだとか
ロイヤリティがいくらなんだとか
そんなことはみんなお店の都合なわけですから。
それを商品の価格に乗せるのは商売だから仕方ないにしても
だったらそれなりの見せ方、価格のつけ方はあるだろうと。
そんな風に思うラーメンだったりしました。

しかしららぽの昼食難民たちは
列が動かなくても文句も言わずに長時間並んで
この680円のラーメンを食べるわけですよ。
30分なり1時間並ばせて、680円というお代を頂くならば
そういう人たちをがっかりさせないような
素敵な一杯をぜひ作って欲しいなと思うわけです。

【たいふう@南船橋レポ】

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2005/09/17

マルバの憂鬱

mrb1葉のラーメンを盛り上げたい。
そんな思いに最初に賛同してくれたのが
マルバラーメンの店主小松さんでした。
今から5年前に千葉拉麺通信を立ち上げて
食べ歩きの中で出会った小松さんとは意気投合し
千葉ウォーカーで最初に対談した相手も小松さんでした。

その頃はまだいわゆるラーメン好きのみが
知っているといった認知度のお店でした。
しかしTVチャンピオンでラーメン職人王になってからは
マスコミへの登場回数が急激に増え、超行列店になりました。
そして千葉拉麺四天王プロジェクトを共に立ち上げて
千葉のみならず全国的な盛り上がりをみせました。
業界初の複数店主コラボレーションのラーメンや
1万人規模のラーメンイベントなど
小松さんと一緒に仕掛けたモノは数多く
どれも非常に楽しく出来たモノばかりです。

マルバは付き合いも古く、深いラーメン店です。
私の中で四天王の4軒というのは別格というか
個人的な思い入れが非常に強いお店です。
その中でもマルバは一番かもしれません。
だからこそ書かなければならないのかも知れませんが
今のマルバの味は以前とは変わってしまいました。
私的には大変不満な一杯になってしまいました。

mrb2スープは驚く程に臭みがなくなめらかで繊細な味。
想像以上に粘度が少なくてさらっとした口当たり。
大量に振りかけられた雪のような背脂。
そこに極細縮れ麺という異色の組み合わせ。
スライサーで注文を受けるごとに切っていく
肉汁たっぷりでジューシーなチャーシュー。
これがマルバの「赤皿ぶっちぎり」です。

しかし久々に食べた赤皿は、それを全て否定するかのような味。
店に入った瞬間からいわゆる「豚骨臭」が漂います。
これは好き嫌いもあるでしょうし、この臭いが大好きという
人もたくさんいるでしょうから、別に問題はないのかもしれません。
ただ少なくとも昔はこういう臭いのする店ではありませんでした。
スープも油分が非常に強く、背脂もドボドボっと入っています。
繊細というよりは大味、それでいてコクが非常に薄い。
チャーシューは箸で崩れるほどの柔らかさなのですが
どうも事前に切り置きしてあるようです。
これは残念ではありますが、かつての赤皿とは違います。

違うといえば、店の雰囲気も随分変わりました。
以前のような行列は皆無となり、いつでも入ることが出来ます。
スープ不出来やきまぐれによる臨時休業もなくなりました。
直接オーダーだったモノが券売機によるオーダーに代わりました。
男性スタッフが姿を消し、女性主体のスタッフになりました。
チャーシューは脂身のあるところとないところを聞かれるようになりました。
ニンニククラッシャーがチリス社製ではなくなっていました。

店主の小松さんが体調を崩されてお店に立たなくなり
今はお母さんと奥さんが代わりに厨房に立ってらっしゃいます。
あの大きな寸胴で豚骨を作るというのは大変な労力。
それを女性だけでやっているというのには頭が下がります。
仕込もたくさんあって、昼から深夜までの営業が続き
睡眠不足にもなっているだろうと思います。
それでも私が顔を出せば元気そうな笑顔を見せて下さいます。
その笑顔だけが以前と変わらないのがせめてもの救いです。

しかしそれはお店の都合、お店の事情。
客からすれば味のみで評価するわけで
現在の味では厳しいと言わざるを得ません。
以前のように手放しでは薦めにくいお店になりました。
これは事実なので仕方がありません。

と、同時に、語弊を恐れず言わせてもらえば、
マルバは私にとっては特別な存在、身内のようなモノ。
今までに一番食べて、一番考えて、一番分かっているラーメンです。
だからこそ、誰よりも一番復活を望んでいるのもまた事実なのです。

がんばれ、マルバ!

| | コメント (2) | トラックバック (3)

2005/09/16

光屋の全粒粉麺

士有木と書いて何と読むかご存じですか?
鉄道マニアの方なら一発だと思いますが
小湊鐵道の駅にもなっている地名です。
これで「あまありき」と読みます。
私のPCに入っているATOKは見事に一発変換しました、が、
たった今入力した「いっぱつへんかん」は
一発で変換出来ずに「一発返還」になりました…orz
頭がいいんだか、悪いんだか(呆)

さてと、話が逸れてしまいましたが海士有木です。
この海士有木に新店が出来ました。
海士有木の駅が最寄りということになりますが
あくまでも最寄りってだけで、駅から歩くのは大変です。
電車よりも自動車で行くことをお薦めします。
市原市街から国道297号線を南下して
海士有木の駅を越えた先の左側です。
見事に周りは田畑のみなので、すぐ分かるはずです。

このお店はなんでも五井の駅前にある和食屋?居酒屋?の
「とやま」というお店が経営しているのだそうです。
古びた感じがする外観のお店には真新しい看板が掲げられています。
店名の「光屋」という文字の回りには
「ダブルスープが自慢」
「つるつるシコシコ麺」
「げんこつスープ」

などと描かれています(^^;

メニューに目をやると、そこには
「スタッフが慣れるまでは醤油らーめんのみになります」
との文字が書かれています。
慣れるまでは店を開けるなよ、という突っ込みを飲み込んで(笑)
その醤油らーめんをいただくこととします。
ちなみに価格は580円で並も大(1玉半)も同料金なのだそうです。

厨房に目をやると、これは先入観かも知れませんが
いかにも職人然とした方が腕を振るっています。
フロアはすべて女性で、中におかみさんと呼ばれている
女性がいらっしゃいました。その居酒屋の女将なのでしょうか。

hikariyaさてさて程なくしてラーメンが登場です。
某市原担当のL氏(爆)に見せて頂いた写真よりも
明らかに目の前のスープの方がにごっています。
心静かにレンゲを手に持ち一啜り…。
豚骨ベースのあっさり、かつシンプルな味わいで、
そこに和風のテイストも若干ではあるが感じます。
バランス的には非常にカエシの甘さが突出していて、
味醂などを使った、いわゆるそばなどのかえしに近い
作り方をしているのではないかと推測します。
しかしスープの印象としては甘さが多少気になるものの
決して悪くはなく、普通に美味しくいただける一杯になっています。
奇をてらわずに、万人受けする上品なまとめ方をしていると思いました。

具に今となっては珍しくもなくなった水菜が乗っていて
食べ歩いたり研究されているのかなとは感じました。
チャーシューは独特な味付けがされていて、ちょっと癖を感じます。
580円の価格で玉子が半個入ってくるのも嬉しいです。
またなるともしっかりと入っていました。

麺には若干斑点のように粒が見えます。
これは全粒粉を使った麺とのことでしたが、
いわゆる全粒粉を使った麺の食感が感じられない麺で、
茹で加減が柔かったということもあるのでしょうが、
それだけではない麺の素性の問題であるようにも感じました。
非常に近い食感で覚えがあるのは、マメさん@函館の布海苔入りの麺。
見た感じも食べた感じも非常によく似ています。
まぁ全粒粉バリバリの食感の麺がこの地に合うとも思いませんし
これはこれでスープにも合っていると思いました。

さて、スタッフが慣れるまでは醤油らーめん一本だそうですが
スタッフが慣れてきたら、何を食べさせてくれるのでしょうか?
メニューにその一部が書かれておりました。

「あんかけ熱々らーめん」
「塩つくねらーめん」
「胡麻だしらーめん」

これは早くスタッフに慣れていただくしかないッスね(^^;

【光屋@海士有木レポ】
【酒と肴と鮨とやまHP】

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/09/12

とんかつやでとんこつ

「とんかつ」と「とんこつ」。
一文字違うだけで随分と違うものになりますねぇ。
鎌取駅前にあるジャスコのレストラン街にある
トンカツと丼のお店「くまちゃん」。
ここで毎週月曜日にトンカツならぬ「豚骨」ラーメンが味わえます。
しかも豚の頭や牛の骨などの素材を丸一日
じっくり煮込んで作る本格派の白濁豚骨、と聞いたら
これは食べなければいかんと思うでしょう(笑)。
実はここは葛西の八百屋さんによる事業の一環で
そこが経営する本納のパチンコ屋さんの敷地内にある
「くまちゃん」の姉妹店にあたるトンカツ屋さんなのです。
ここで週に1日、本納と同じラーメンが味わえるのです。

km2当たり前ですけど、トンカツ屋ですので
ショーウィンドウにはトンカツが並びます(笑)
そして店の前には白い幟が立っていました。
「とんかつ」…いや、よく見ると「とんこつ」だ(爆)
非常にアンバランスというか不思議な感じです。
店の中を見渡してもラーメン食べている人はいません。
しかしそこでひるんではいけません。
メニューにラーメンのポップが挟まれていてホッとします。
「豚骨醤油」「豚骨塩」の2品があります。

トッピングの味玉を頼もうとしたところ
「サービスで一つつきますよ?」と言われました。
こういう一言は非常に嬉しいですね。
ちょっと話が逸れますけれども、
よくデフォルトで味玉が乗ってくることを知らずに
味玉トッピングを頼んで、気が付けば丼の中が
味玉だらけになってることってありませんか?
(だらけ、ってこたぁねぇだろ)
なんで一言言ってくれないんですかねぇ、お店の人は。
そんなに100円が稼ぎたいかっ!と思っちゃいます。

周囲のお客さんは黙々とトンカツだのエビフライだの
ミックスフライだのを昼から食べております。
私的にトンカツは夜の食べ物なので、
昼からトンカツを食べる人たちがこんなにいることに驚きます。
どうやらここは人気店のようで、平日の昼だというのにほぼ満席。
グループ客もいますが、一人のお客さんも少なくありません。
しかしラーメンを頼んだのは私だけのようです。
厨房から次々と出てくるのはトンカツメニューばかり。
ひるんではいけません。大丈夫です。

km1はい、ラーメンが出てきました。
これは本納で食べたのと同じビジュアルです。
八千代緑ヶ丘のヨシベーに刺激を受けたというだけあって
ビジュアルも雰囲気も非常によく似ています。
スープは非常に濃度があって、粘度も持っています。
多少のざらつき感が舌で感じられて
これは豚骨好きにはたまらないでしょう。
それでいて臭みが一切感じられないのもいいです。
正直ちょっと麺の臭いが気になったのですが
(アンモニア臭とでもいいましょうか)
他の皆さんのインプレを伺う限りはそういうことはないようなので
私の時だけだったのかもしれませんね(^^;

とんかつやでとんこつ。
結局最後までラーメン頼んでたのは私だけでした。
トンカツなんて食べてる場合ではないのです!
これはもったいない、皆で食べなければ!
千葉市に住むラーメン好きは月曜に鎌取に集合!(爆)

(追記)
下記葛西青果さんのHPにあるラーメンとお店の写真は
うちのHPのデータの流用ッスね(^^;

【くまちゃん@本納レポ】
【葛西青果株式会社HP】
【葛西青果株式会社 飲食事業】

| | コメント (1) | トラックバック (1)

2005/09/10

選挙に行こう!

日は衆議院議員選挙の投票日です。
ラーメンに関する話題を扱うHPで、ブログなわけですから
政治的な話題についてはあまり触れるつもりはないのですけど
明日の選挙にはぜひ行って一票を投じて欲しいなと思います。

というのも、非常に個人的な話になるのですけれど
今から10数年前に知人の選挙を手伝った事があったんですね。
政見チラシのデザインをやったり、挨拶回りしたり
ポスター張ったり、街頭演説をサポートしたり。
いわゆる保守的な古い政治と、新しい革新的な政治の闘いで
昔ながらの選挙スタイルに対し、手作り選挙でぶつかりました。
結果僅差で敗れてしまって悔しい思いをしたのですが
その時思ったのは、もうちょっと投票率が高ければ、ということ。
なぜこんなにも無関心な人が多いのだろう、ということ。
いわゆる無党派層と呼ばれる人たちがもっと足を運んでくれたら
結果も分からなかったなぁと今でも思います。

しかし、その選挙を手伝うまでは
別に私もさほどそうは思わなかったんですよね。
極論を言うならば雨降ってたら投票行かない、みたいな。
そのくらいの意識でしかありませんでした。
しかし実際に選挙をやる側に立ってみると
一人でも多くの人に投票して判断して貰いたい
そんな風に思うようになりました。
同時に自分も必ず投票はするようになりました。
たとえ雨が降っていても、です(^^;

さて、私の友人の議員で、NPO法人ドットジェーピー理事の松野さんが
世話役に回ってこんな動きを始めているようです。
一度HPなんかも覗いてあげてください。

これから家の前に小泉さんが演説しに来るらしいんだわ(^^;
すごい人出なんだろうなぁ…。

【YES!PROJECT】

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2005/09/09

しろきやの冷し担担麺

本的に乗らないぞ、っていうか、
まぁ天邪鬼と言われればお返しする言葉はないのですが、
煽られて行くのって、負けたみたいでイヤなんですよね(^^;
よくラーメン屋さんでも食べに来いって
連絡をして来る人が結構いるんですけど
そういう店にはまず行きません(爆)

しかし掲示板でかみやま嫁さんの投稿をきっかけに
多くの方がしろきやの「冷し担担麺」を絶賛なさる。
特に房氏、あ、変換間違えた、某氏がですね(爆)
何度と無く定期的に煽ってくるわけですね。
刷り込みっていうわけではないのでしょうけれど
何か行かなければならないような気がしてきて(^^;
ラーメンお休み期間が終わって早速足を運びました。

shirokiyahttまずはそのビジュアルが素晴らしいじゃないですか。
かみやま嫁さんもご指摘されているように
スープと糸唐辛子の赤に挟まれた白髪ネギの白。
このコントラストがとても素晴らしいです。
(思わず今月のタイトルバックに使わせて頂きました)

そして見た目よりもマイルドなスープ。
女性の方でも飲み干せるようなバランスにしたと
店主の長谷川さんがおっしゃってました。
まぁ、前作の激辛つけ麺がかなり辛かっただけに、
逆の振り幅が作用したといいますか
そういうバランスになったのでしょうけれど。
白ゴマ、アーモンドの香りが食欲をそそり
唐辛子とゴマ油の風味が追っかけてきます。
冷たくて甘くて、そして徐々に辛くなる。
自家製の麺も水で締めることでまた良さが増しています。

冷やしラーメンを成立させるのはなかなか難しいのですが
担担麺というアプローチにすることによって
旨味の主体が味噌だったりゴマだったりするので
いわゆる清湯系のラーメンよりもまとまりますね。
その手本というか見本のような完成度を持った一杯でした。
そしてこれを650円で出しているのも立派です。
10月中旬までとのことですので、ぜひ。

【関連記事】しろきやの納豆らーめん
【しろきや@都町レポ】
【拉麺会議室のコメント】

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/09/07

田能久のらぁ麺

ヶ谷のラーメン屋さんと言えば
「博士」「黒門」「味の一番」っていうのが定番。
最近はここに「寺子屋久我」だったり「rp」だったりの
名前が挙がってくるのかもしれませんが
そのラインナップに十分食い込んでくる
ラーメン屋さんに行ってきました。
その名も「田能久(たのきゅう)」です。

このお店を最初に紹介していただいたのは
もうかれこれ1年も前のことになります。
会議室に投稿をいただいたのと同じ頃に、別の方からメールも頂きました。
いつものように携帯のメモに、宿題店としてリストアップして放り込みました。

で、放り込んだままで現在に至る、と(爆)

い、いや、一応2ヶ月前にも確認はしてるんですよ。
ほら、ここ見て下さいよ、ね?あるでしょ?
tanokyuまぁいずれにしても約1年放置してしまったというのは
過去にもあまり例をみないケースですね(^^;
ただそういう場合は他の方が先に行かれて
追加情報を頂く場合が多いのですが
これがまたこの店に関しては追加情報が皆無。
ネット上でも殆どといっていい程情報がありません。
(そんな中でnyaさんのブログにはかなり情報があります)
だからすっかり忘れちゃってました、スマヌ。

9月に入ったとはいえ、まだ残暑厳しい折、
この店の入口は全面開放状態になってました。
うぅむ、これは冷房とかないのだろうか。
店に入ってみたら扇風機が回っておりました。
やっぱり冷房はないのかぁ。
しかし風の抜けがいいのか、思ったほど暑くなく
抜けていく風が心地よいような気がしないでもありません。
厨房のご主人さんはかなり暑そうに見えましたけれど(^^;

メニューはラーメンとつけ麺、醤油と味噌があります。
細かいバリエーションも数えると各10種ずつくらいの
メニューラインナップになってはいますが
トッピングなどの違いの問題であって
基本的には醤油か味噌のラーメンかつけ麺と。
もちろんまずは醤油のラーメンを試さねばなりません。

tanokyum出てきたラーメンはこんな感じ。
どうです、結構そそるビジュアルですよね。
まずチャーシューに炙りの焦げ目がついてて
ここで心の琴線に触れられちゃう人も多いでしょうね。
結構厚みもあって、柔らかくて美味しいです。
また半熟味玉の黄身の色味というか粘度がいいですね。
私の場合はここでくらっときてしまうわけですけども(^^;

まぁいくらビジュアルがよくても問題は中身ですから。
スープと麺はいかがなモノかと味わってみます。
まずスープは結構油分を多く含んでいて
スープ自体の濃度もあるにもかかわらず
それほどしつこさは感じさせません。
スープの野菜の甘さやカエシ自体の甘さでしょうか
オリジナリティあるスープの味わいになっています。
麺は菅野製麺の平打ち麺を使用しているようで、
食感もよくスープとの絡みも非常に良かったです。

冒頭にも書きましたように、鎌ヶ谷ラーメンリストに
しっかりと食い込んで来る一軒であることは間違いないです。
未食ですがつけ麺メニューにも期待が持てます。
また近いうちに再訪したいお店です。

【田能久@鎌ヶ谷レポ】

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2005/09/06

90%

う1ヶ月経ってるからいいか、そろそろ公表しても。
って、そんな大げさな話しでもないんですけど(^^;

私、タバコをやめました。
20歳で吸い始めて、1日40本ペースの
立派なヘビースモーカーでしたが、
先月からキッパリやめました。
1ヶ月経ってますが、全く吸いたくないですし
我慢してるって感覚も皆無です。
非常にすっきりとタバコとおさらばいたしました。
これ、断言してもいいですけれど
私、もう一生吸わないですね。絶対に。

でもですね、
やめるつもりなんてこれっぽっちもなかったんですよね。
タバコが一箱3,000円になっても吸ってやるぞと。
駅前で2,000円握りしめてでも吸ってやるぞと。
ハイジャックはしなくても機内では吸ってやるぞと。
非合法になっても隠れて吸ってやるぞと。
煙草取締法違反で逮捕されても反省しないぞと。
出所したらまた吸って捕まってやるぞと。
私、そんな風に思ってたわけです。
喫煙者を目の敵にしている今の世の中に対して
真っ正面から反抗してやろうと思っておりました。

しかし、私タバコやめました。
たまたま、たまたまなんですよね。
本屋さんで見かけた一冊の本の帯に
こんな挑戦的な文句が並んでいたわけです。

「読むだけで絶対やめられる」
「成功率90%の禁煙本」

ksはぁ?
ざけんじゃね〜ぞ、おら、
何が読むだけでやめられるだ、あ?
90%?絶対?ほ〜、上等じゃね〜か、
読ませてみやがれ、その成功率を下げちゃるわいっ!

…で、読み終わった時にはもう吸っていなかったと。
まんまとしてやられた、って感じです(笑)
いや、もう見事に吸いたくない。
なんで吸ってたのか分からない。
私が喫煙者だったなんて嘘でしょ?
そのくらいの威力がありました。

ま、その仕掛けというか、やめさせるプロセスというか
非常に良くできている作りなんですよね、この本。
心理学的にというか、心療内科的というか、洗脳的というか
ま、だからセラピーなんでしょうけども。
そのからくりも読んでいてよく分かるのですけど
別に本にいちゃもんをつけることが目的なのではなく
タバコを止めることが目的であるならば
素直に受け入れられる本になっていると思います。

よく聞くと、その本はその世界では有名な本で
世界中でもベストセラーになっている本なのだとか。
現にすでに私より遙か昔にこの本に出逢って
タバコを止めたって人が私の周りにも2人おりました。
何でそん時に私に教えないかなぁ〜。
ま、1箱3,000円になっても吸うと宣言してた男に
こんな本は薦めないか、フツー(^^;

ま、そんな斜に構えていた私が見事に止めたわけですから
これはもうお見事という他ありません。
ま、私が非常に単純だ、という説もありますけど(^^;
CWでもお馴染みの、カメラマンY氏にも読ませたら
(このブログの私のプロフ写真を撮影してくれたのも彼です)
彼も読み終わった瞬間に止めました。
仲のいいおねーちゃんは挫折してるんで
私の周りでは成功率66%。
止めようと思っている人も思ってない人も
騙されたと思ってぜひチャレンジしてみて下さい。
多分90%の仲間入りですよ(笑)

【Amazon.co.jp】禁煙セラピー
【アレン・カー公式HP】

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2005/09/05

匠屋の梅塩

tkmy屋が船橋ラーメン横丁に出来た。
8/27、千葉に匠屋がオープンした。
これって凄いことなんですよ、個人的には。
ラーメンの食べ歩きを始めた頃に出逢った匠屋は
非常に衝撃的な一杯を食べさせてくれたお店でした。
その頃は千葉県内で食べ歩くということは皆無で
毎日毎晩のように都内に出没しては
ラーメンを食べ歩いていた時期です。
新小岩なんて特に千葉から近い上に
年下の彼女が住んでたりしたもんですから
もうほとんど庭みたいなもんでした。

匠屋といえば成東の大高醤油(フジトラ)を使った
(ra2でも使っていた二段仕込醤油ですね)
醤油ラーメンが看板メニューなのでしょうが
同じように人気があるのが「塩(梅塩)」です。
「南高梅と南高節って似てるよなぁ(^^;」なんて思いながら
食べたのが今から6〜7年前のことですね。
当時TVチャンピオンで確か問題になったのも
梅塩ラーメンだったように記憶しています。
(山本さんが優勝した回じゃなかったかなぁ)
今はどうか分かりませんが、この梅塩は杯数限定メニューで
夜行性の私はなかなかありつけませんでしたけど(^^;

その匠屋が千葉県に出来たってんですから
こりゃもう私的にはビックラゲーション(古)
オープンした時はちょうど講習などで行けなかったので
月が替わってようやく足を運ぶことが出来ました。
店は他の3軒よりはちょっと手狭な感じです。
カウンター主体のレイアウトになっています。
一瞬醤油と悩みましたが、やはり南高節、じゃなくて梅を(^^;

tkmym久々にご対面した梅塩。
「元祖」と名前がついていました。
言われてみれば最近は塩ラーメンに
梅を乗せているお店って増えましたよね。
匠屋の前にやっていた店ってあるのかなぁ。
限定の梅塩がここではレギュラーです。
これもまた嬉しいじゃありませんか。

スープは沖縄栗国などの天然塩を使った
まろやかで優しい角のない味わいです。
そして途中で乗っている南高節、じゃなくて梅を
崩してスープと一緒に啜ると、酸味と甘みが広がって
スープがまた違った味わいになっていきます。
正直何年も新小岩の味を食べていませんので
比較するのが難しいのですが、動物系の旨味に関しては
以前の印象よりも若干希薄に感じましたね。
麺にも弱さを感じますが、これは新小岩の時も同じ印象。

いずれにしても、色々と噂を呼んでいた
船橋ラーメン横丁4軒目の店は
新小岩の名店「らーめん匠屋」でした。
ぜひとも頑張って美味しいラーメンを
提供し続けていただきたいと思います。

【匠屋@船橋ラーメン横丁レポ】
【ぐるなび】船橋ラーメン横丁
【ぐるなび】匠屋@船橋ラーメン横丁

| | コメント (2) | トラックバック (1)

2005/09/04

rpの唐辛子麺

鎌ヶ谷のrp(ラープ)では
7/19より夏モードとして、つけ麺メニューが充実しています。
夏は忙しくてなかなか足を運べず
時間がようやく出来たのが9月でした(^^;
店長の大滝さんには申し訳ないことをしました。

6月あたりにやぶれかぶれの岡崎さんから伺った話では
つけ麺の専門店にしようかというお話でした。
夏だけつけ麺の専門になる、というのも面白い。
しかし最終的には通常のメニューも一部残して
つけ麺を充実させたメニューになりました。
通常のお客さんからすれば、その方がいいでしょうね。
確かに普段食べ慣れているメニューが
全くなくなってしまうのは不安かも。

rp_menuその充実のrpつけ麺オールスターズは
以下の通りになっています。
つけ麺
こく辛つけ麺
鶏香味つけ麺
カレーつけ麺
ざるつけ麺
枝豆とじゃがいもの冷製つけ麺

個人的に新作5つのつけダレに順位をつけるならば
こく辛>鶏香味>枝豆>カレー>ざる
といったところでしょうか。
こく辛と鶏香味は僅差なのですが、
こく辛の辛さと酸味、甘みのバランスはなかなかのモノ。
一方の鶏香味の方は無難なありがちな味、ということで。
枝豆じゃがいもは別の味というか雑味が感じられました。
大滝さんに伺ったところその雑味の正体は分かりましたが
素材の組み合わせって本当に難しいですよね。
もっと枝豆とじゃがいもの素材本来の味を
信頼してもよかったんじゃないかなぁ。

そして麺は太麺、ライス麺、唐辛子麺と3種類から選べ、
割るスープも豚骨や魚ダシ、鶏など4種から選べるのが
今回のメニューの面白いところではないかと思います。
その組み合わせとしては実に72通り。
夏の間毎日来ても食べ切れません(^^;
そこで数名でつけ麺を除く全てのつけダレと
3種の麺を一気に食べ比べてみました。
ズラズラっと並べてつけ麺バイキング状態(^^;

私的に一番気に入った組み合わせは
非常に保守的な結果になってしまいますが
「鶏香味つけ麺」(太麺)でしょうか。
大滝さんはライス麺との組み合わせを推していましたが
味わいが強く、油の多いつけダレなので
ライス麺では今ひとつ存在感が弱い。
太麺の方が全体的にまとまっているように思います。
ライス麺はむしろざるつけ麺か
逆に麺の存在感もくそもないカレーつけ麺の方が
合っているように感じました。

rp_togarashiしかし何よりも存在感があった麺が
唐辛子を練り込んだ平打ち麺。
ハバネロと韓国唐辛子が入っているとのことですが
この麺が想像していた以上にいいです。
こく辛つけ麺と合わせるというのも一興ですが
意外に合ったのが枝豆とじゃがいもの冷製つけ麺でした。

しかし、落ち着いて考えてみたら
この麺と勝負出来るつけダレは無かったかも(^^;
それほどまでに存在感のある麺でした。
大滝さんにはぜひまたこの麺を使った
新しいメニュー開発に挑戦して頂きたいですね。
いずれにしても、rpのつけ麺メニューは
今月10日までと残りわずかになってしまいましたが
未体験の方は一度足を運んでみてもいいかもです。

【関連記事】rpの夏野菜カリー麺
【rp@新鎌ヶ谷レポ】

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/09/03

ちばき屋の冷し支那そば

ばき屋は私の食べ歩き原点の店。
桂花で洗礼を受けて、以来豚骨一辺倒だった私が
最初にはまったあっさり味がこの店のラーメンでした。
ラーメンって豚骨だけじゃないんだな、ということを
感じることが出来たのは幸せだったと思います。
これ、美味しくなかったらそうは思わなかったと思うんですよね。
最初に食べたあっさり味がちばき屋でよかった。
もちろん味玉フェチになったのもこの店がきっかけです。
よく千葉から葛西まで車を飛ばした頃から考えたら
その店が船橋に出来たってことは奇蹟に近い。

あと、奇蹟というか偶然なのでしょうが
父に連れられて以来、私が小さい頃から
今でも通っている和食店で「ざくろ」という店があるのですが
(ここのスーパードレッシングがたまらないっ!)
確か千葉さんはその「ざくろ」出身の板前さんなんですよね。
小さい頃から慣れ親しんだお店出身の方が作ったラーメン。
それは美味しいと感じる可能性は高いですよね。
いずれにしても個人的に思い入れが深い店なんです、ここは。

chibakiyahiyashiさて、そのちばき屋の夏限定メニュー。
以前から葛西などでは出ていたかとは思いますが
恥ずかしながら未食だったメニューなんですね。
夏に行けずようやく9月になって食べられました。
「冷し支那そば」という名前のこのラーメンは
冷やし中華のような和えそばスタイルではなく、
冷たいスープが張ってある「冷やしラーメン」的な一杯。
これが予想以上に美味しく仕上がっていました。

山形発祥の冷やしラーメンは簡単そうでいて、
なかなか作ることが難しいラーメンです。
スープをただ冷やせばいい、ってもんじゃない。
動物系素材は冷やすと味も変わりますし
油分は凝固していき、スープの状態は変わります。
まぁ、よくよく考えてみれば(考えなくてもそうか)
冷めたラーメンのスープって美味しくないですもんね。
一応発祥の店と言われている山形の店にも
足を運んで食べたことがありますが
それほど感動しなかった記憶があります。
ふ〜ん、こんなもんかぁ、といったような。
なんか、どことなくぼやけるというか、物足りなく感じるんですよね。

しかしちばき屋の冷し支那そばは
旨味のバランスが非常にいいんですね。
たいてい冷やしラーメンは物足りなさが残るのですが
食べている途中、食べ終わった後で物足りなく感じない。
十分に旨味を感じさせるスープになっているのです。
普段のちばき屋の支那そばを食べた後に感じる印象に
近い印象をこの冷しでも感じることが出来ます。
もちろんその質は違うのですが、同じくらいの感動がある。
ただ、一つ気になるところがあるとすれば、その価格。
手間がかかっているのは分かるのですが、850円はちょっと高く感じます。
美味しいのだけれど、ちょっと高いかなぁと。

chibakiyasushiまた、サイドメニューで
「炙り焼豚すし」なるモノが始まっています。
これは業界関係者で推している人が結構いて
気になっていたメニューでした。
炭火で焙ったチャーシューを使った押し寿司で
刻んだメンマや錦糸玉子なども入った
和食職人ならでは、といった一品になっています。
ま、これも欲を言うならば、もう少しチャーシューは厚い方がいいかなぁ。
いづうの鯖姿寿司が好きな男としては(笑)。

【ちばき屋@船橋レポ】

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2005/09/02

黒帯のしお

似という町は立派なラーメン激戦エリア。
「山桜桃」「弟子屈」などの人気店でも知られている場所ですが
一昨年のオープン以来、ネットなどでも評判を呼んでいて
非常に興味を持っていたのが「らぁめん道場黒帯」というお店です。

kuroobi2場所は札幌市北区新琴似6条。
カーナビに住所を入れて辿り着いたら「庭田」という
ラーメン店に連れて行かれてしまいました(^^;
おやおや、と思ってあたりを調べてみると
同じビルにこの「黒帯」も入っているのですね。
表通り沿いに「庭田」、脇の通り沿いに「黒帯」です。
青い大きな垂れ幕に店名が掲げられていて
脇の通りに入れれば絶対に見落としません。
駐車場も道を挟んだ斜向かいに完備しています。

ラーメン店というよりも日本蕎麦屋のような雰囲気の店内には
墨で書かれたお品書きと共に食材表が張られています。
有機丸大豆醤油、道産大豆無添加味噌、内モンゴル天然岩塩
大分県原木椎茸、道産軟白葱、長崎平戸産無添加煮干…
これでもかというくらいこだわりの食材が並びます。
和食の料理店を営んでいた方が開いたお店とのことで
繊細なラーメンが出てくるのではと、期待も高まります。

メニューは「しお」「みそ」「しょうゆ」の他に
平日1日10杯限定の「ぢどりしお」もあります。
残念ながら限定は終売になっていましたので
連れもいたので「しお」と「しょうゆ」を頼んでみました。

kuroobi1出てきたラーメンは期待を裏切らない
上品でお洒落なビジュアルをしていました。
手作り感ある小洒落た器の中にラーメンが入り
小鉢には厚焼き玉子や海苔巻き、漬物が入っています。
和食は器を含めビジュアルに命を懸ける部分がありますが
その「和食魂」がビシビシと感じられるビジュアルです。
もうこの時点でかなり期待値は上がってきます。
やはり食べ物は見た目って重要なんですよねぇ。

スープは白濁した豚骨&鶏といった動物系に
煮干しや昆布などの魚介系旨味が加わっています。
動物系の甘い香りと魚介系のダシの香りに加え
スープに浮かべられた大量の焦がし葱が香ってきます。
さらにそこに燻製されたチャーシューの燻した香り。
とにかく食べる前から香りが次々と攻めてくるのです。

ラーメンに精通されている食べ手の方だと
焦がし葱に燻製チャーシューの香り、
なんて聞くと興ざめしてしまうかも知れません。
しかし、この複数の旨味と香りの要素を
実に上手にまとめ上げているのは立派です。
そして塩味も丸く出ていてバランスが非常にいい。
突出しているモノが一つとしてないにも関わらず
物足りなさを感じさせないのは技術なのでしょう。
醤油も同じくまろやかな味わいになっていて
しつこさは感じず、物足りなさも感じず。
非常に上品でかつ繊細で、深いスープです。

また焦がし葱や揚げ葱というモノは、基本的に否定派なのですが
このスープにおける焦がし葱は、ちゃぶ屋の揚げエシャロット同様に
私的には必須というか、ピッタリといった感じです。
またチャーシューの燻した香りも、このスープに合っています。
麺はさがみ屋の中太縮れ麺で、茹で加減は固めです。
特筆すべき麺ではありませんが、スープをよく拾ってきます。

この味わい、このバランス、このベクトルは
非常に「東京的」な一杯といえます。
新しいというか、今流行のというか。
札幌に今まで無かった、というのも分かります。
琴似で出逢ったラーメンは、しみじみと美味しく
かつ新しい味わいの一杯でした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/09/01

爐のスペシャル

幌に行く機会が年に数回あります。
そうすると用事がある時以外のフリーな時間帯は
やはりラーメン食べ歩きになるわけで(^^;
千葉以外の地域で一番食べているのは
なんだかんだで札幌かも知れません。

今回も8月31日〜9月2日のスケジュールで
まだ蒸し暑さが残る札幌に行ってきました。
この時期で暑いのは札幌にしては珍しいようで
夜は扇風機のお世話になっている、と現地の方が皆
うんざりしたような顔つきで話されてました。
札幌の一般家庭にはまずクーラーはありませんし
扇風機も夜は滅多に使うことはないそうで。
それほど涼しい気候の札幌でも、今年のこの時期は
未だに暑いんです。やっぱり異常気象なのかしら。

今回はいくつか打ち合わせも入っていたので
ガンガン食べ歩きが出来たかといえばそうでもありません。
一応今回食べた店3日で11軒しか回れませんでした。
11軒も行けば十分か(^^;

【31日】
博多ラーメンばりきや札幌駅店「香りとんこつ醤油」
ラーメン信月「塩ラーメン」
【1日】
あじさい(札幌ら〜めん共和国)「函館塩ラーメン」
とら屋食堂(札幌ら〜めん共和国)「3代目醤油ラーメン」
河むら(札幌ら〜めん共和国)「正油ラーメン」
爐「スペシャルらーめん」
欅「ニンニクらーめん」
【2日】
狼スープ「味噌卵ラーメン」
らぁめん道場黒帯「しおらぁめん」
純連「醤油ラーメン」
すみれ「昔風ラーメン」

irori2今回食べた11軒の中で
一番古いお店は「爐」かも知れません。
以前は北大近くに店を構えていて
北大生に人気があったそうで
昭和26年創業といいますから
かれこれ50年以上の歴史を誇ります。
この店の自慢というか、名物ラーメンは
ご存じ「スペシャルらーめん」です。
他のラーメンが700円という価格の中で
このラーメンだけは1000円という価格。

irori1スープはイカスミかと思わせる色。
これは無精製ラードを強火で焼いて
焦がした時に出る色なのだとか。
熊本ラーメンのマー油などで黒い油は見かけますが
ここまで真っ黒な色のラーメンはなかなかありません。
この黒い油の層の下にスープが隠れています。
味のベースは白濁スープに醤油味なのですが
このラードでイカやツブ貝などを炒めてあるので
スープに魚介類のうま味が溢れています。
このスープの味わいは非常にオリジナリティがあって
それでいてしみじみと旨いんです。
ラードを焦がしたといってもクセはあまり感じませんし
とにかく香りがよくて、ついつい後を引いてしまう。
麺は西山ですが、スープと麺もピッタリ合っています。
スープをたっぷり飲めるように、というわけではないのでしょうが
レンゲではなく大きな金属製のスプーンが付いてきます。

戦後間もなく生まれた店の名物ラーメンは
今もそのレシピと味を変えることなく
札幌の人達に愛されています。
お店の方たちのアットホームな接客も嬉しいです。
駅からも歩いてすぐですし、札幌に行かれた際には
ぜひ体験して欲しいお店です。

【ぐるなび】

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2005年8月 | トップページ | 2005年10月 »