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2005/07/29

風凛の豚骨醤油

は自他共に認める家系好きです。
豚骨醤油スープに酒井の太麺、大判の海苔、鶏油。
こんな話ししてるだけで、文字打っているだけで
お腹空いてなくても、お腹が空いて来ますね(爆)
いや〜、もうたまんないッスぅ〜(^^;

さてと、市川にオープンした新店「らーめん風凛」は
横浜片倉町の「とんぱた亭」で修業した若き店主のお店です。
「とんぱた亭」は純粋な家系ラーメン店とは言えませんが
そのラーメンの作り方といい、ビジュアルといい、酒井の麺といい、
家系ラーメンと言ってもいいラーメンだと思います。

私の中で、何をもって家系と定義するのかについては
以前このブログでも書きましたので割愛しますが
中でもやはり酒井の麺への思い入れは強いわけで
酒井の麺じゃないだけで、大分テンション下がります。
そういう意味ではこのお店は酒井の麺を使えているので
個人的には非常に嬉しかったりします。

今、酒井の麺を「使えて」いると書きましたが
この業界は、近隣に同じ製麺所の麺を使っているところがあると
競合するからでしょうか、卸さないことって少なからずあるんですよね。
このお店の場合も近隣に以前から酒井のお得意さんがあって
卸して貰えないのではないかなと思っていましたが
修業先とのつきあいもあってクリアになったそうです。

外から見ると一見お洒落な喫茶店かビストロのような雰囲気で、
「らーめん風凛」と書かれたのレタリング文字には
店名にちなんだ風鈴が可愛らしく描かれています。
店内は厨房に面したストレートカウンターが8席分と、
テーブル席が2卓ほどあり、家族連れでも入りやすい雰囲気です。
家系というと無骨な雰囲気のお店が多い中で
このお洒落な雰囲気の家系、というのは新鮮でいいですね。

メニューは「ラーメン」が基本メニューとして存在していて
修業先にもある「辛子味噌ラーメン」などのバリエーションもあります。
ラーメンのメニュー構成も含めて、製法から麺に至るまで、
修業先の味を基本的には踏襲しているのだそうです。
もちろん初めてのお店ですから、デフォルトの「ラーメン」を頼みます。

furin手際よく作られたラーメンは
白くて和の趣ある丼に入り、お洒落に見えます。
普段家系というと青磁の切立丼に入っているのに
慣れてしまっているせいでしょうか、
この店のラーメンは妙に新鮮に映ります。
これは店の外観で感じた印象と同じですね。
綺麗に乳化した豚骨醤油スープから時折覗く酒井製麺の太麺。
大判の海苔3枚、ビジュアルは間違いなく家系のラーメンです。

ベースの豚骨スープは濃度がかなり出ています。
口当たりは優しく、カエシが立っているようでいて
しっかりと背ガラや鶏のうま味を感じさせます。
鶏油の甘さもしっかりと出ていて、バランスも悪くありません。
ただ鶏油は浮いているというよりも、乳化に近い状態で
スープ中に溶けるようにして甘さが存在していました。

家系ラーメン好きの私としては、
家系のラーメンには大きく分けると2系統あって、
吉村家や王道家のようにカエシがキリッと立った
「男性的」な家系ラーメンと、
末広家や寿々喜家のような動物系のうま味を
感じさせる丸い「女性的」な家系ラーメンがあると
常々思っているのですが、
風凛のラーメンはその両方の良さを持っている
家系ラーメンであると感じました。
カエシをある程度立たせて醤油感を出しつつ、
動物系のうま味もしっかりと感じられるスープは
ありそうでなかなかないバランスのスープだと思います。

酒井製麺の太麺は少し茹で加減が柔かったようですが
やはり家系のスープには酒井でなければ!と感じさせます。
具はチャーシュー、海苔3枚、チンゲンサイで
青菜にチンゲンサイを使用するのはとんぱた亭と同じです。
家系の定番の具材である中国産の冷凍ホウレンソウが使えなくなった今、
国産の生ホウレンソウや、小松菜を使ったりと
家系のお店は色々と苦労されているようですが、
チンゲンサイは意外に豚骨醤油スープに合っていました。
海苔はいわゆるヘタレ海苔で、家系好きとしてはちょっと不満です。
もっとシャンとした、硬くそそり立つ海苔の方がいいですね。

ただ総合的に見れば、かなりレベルの高い豚骨醤油の新店が
市川に登場した、と言っていいでしょう。
家系好きの私が自信を持ってお薦め出来るラーメン店でした。

【関連記事】保守的家系論
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【風凛@市川レポ】

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