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2005/06/15

まついの太魂

八幡の魂麺まつい。
ご存じ13湯麺の新業態のお店ですが
昨年の開店当初のメニューは13湯麺と大差ないモノでした。
店名こそ違えど、出てくるメニューは同じ。
もちろん湾岸エリアで13湯麺を食せる、ということは
それだけでも十分に存在意義はあるわけですが
店名を変えた必然性はありませんでした。

そこで昨年秋に登場したのが「太魂」というメニュー。
本店では「ぶっかけ」で使用している太麺を
いわゆる「汁そば」で食べさせる一品です。
このメニューを最初に食べた時のインプレッションは
HPのレポにも書きましたが、非常に物足りないものでした。
簡単にいえば、スープが弱い、麺が強い、という
バランスの問題だったように記憶しています。
揚げ玉やシジミの身といった、意味不明の具が
そのバランスの悪さに拍車をかけている。
そんな印象のラーメンだったわけです。

futokonその後、本店から山西さんが異動となって
具からスープバランスから改良がされていき、
今ある「太魂」はまったく別のラーメンになっています。
この「太魂」がなかなかいいのです。
鶏を白濁させて魚介ダシと合わせる、という
スープの方向性はそのままに
より奥深い味になるように、とゲンコツも投入。
これはラーメン仲間のアドバイスもあったようですが
ふらふらしない、安定性のあるスープになりました。

具材もシンプルなラーメンらしいモノに変更。
水菜を使っているのは、今更ながらというか凡庸で
正直なところ、安直に感じないこともありませんが、
奇をてらったこれまでの具材を外したのは正解。
中でも揚げ玉は諸刃の剣で、食欲をそそる具であると同時に
ラーメンのバランスを崩してしまう恐れもある具材です。
その揚げ玉を外したことは賢明だったと思います。
220gあるという麺のボリュームも多さを感じさせないのは
自家製麺の喉ごしの良さと、消化の良さかも知れません。

極太麺でボリュームがあって、というと
まずヘビーでハードな男系ラーメンを想像するところですが
この「太麺」に関しては、13湯麺のいい部分をしっかり持った
繊細さを持った女系ラーメンになっています。
ラーメン自体に強烈なインパクトはありませんが、
非常に存在感のある太麺が活き活きと泳ぐ一杯。
完成度が高い一杯だと思います。

【関連記事】まついの春魂
【魂麺まつい@本八幡レポ】

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早め早めの暑気払い。我がつましき食生活に活を入れ、実に久々お気にのユッケを頬ばって、尚満たされぬヘドニスト。 田渕義雄の顰みに倣い、近来喧しき持続可能性を考えれば、フライマンたるもの、炭火焼肉みたけでなく、そこそこの麺類が身の丈に合っている。昼日中から... [続きを読む]

受信: 2005/07/06 13:03

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