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2005/03/24

まついの春魂

八幡にある「魂麺まつい」は
五香の人気店13湯麺の新業態として
昨年激戦区の本八幡にオープンしたお店です。
この店を任されているのは山西さん。
13湯麺五香本店で松井さんをサポートしてきた人です。

しかしオープン当初は山西さんではなく
別の方たちがお店を任されていました。
しかし正直なところメニューも目新しくなく
新しいお店にある独特の活気もあまり感じられず、
まるで新店らしい雰囲気がないお店でした。
またマスターである松井さんが常駐出来るわけではなく
五香と同じレベルに味を持っていくのも大変そうでした。

そのことで開店後に松井さんから相談を受けました。
私が思うにやはりラーメンには五香の質がまずあって
そこに新しい解釈なりアプローチが加わって
新業態としての存在価値があるのでしょうから
まずはやはり松井さん自らが1年は厨房に立つか
あるいは松井さんの右腕ともいえる山西さんが立つかしか
ないのではないか、といったような話をしました。
松井さんも同じことを考えていたようで
「やっぱりそうだよなぁ」とおっしゃってました。

山西さんが入ることで、まず五香のレベルが確保出来る。
そして彼なりの新しいやり方や味も試すことが出来る。
五香はいくら山西さんが厨房を任されたとしても
松井さんの味、松井さんのやり方でやるべきで、
彼自身の味、やり方を出せるのは別の店だろうと思います。
彼はもうそういう場所にいてもいい人だと思いました。

果たして彼が入った後の「魂麺まつい」は
活き活きとしたお店になったように思います。
同時に彼自身もより楽しそうに見えます。
(師匠がいなければ当然か 笑)
その後新しいメニューも次々と増えて
今では13湯麺の丼に入っていることが不自然にすら感じる。
しかし麺は自家製のしなやかな食感を持つ湯麺の麺。
これこそ「新業態」としての13湯麺だと思います。

matsui_haruそんな「魂麺まつい」に
今回CW限定春味をオーダーしました。
もちろん山西さんがメニューを考案する条件で。
「春魂(はるこん)」と名付けられた一杯は
鶏ベースの白湯スープで塩味、いわゆる「鶏白湯」です。

私が食べた時は少し塩分が強く感じましたが
味わいはすっきりとシンプルにまとめられていて
13湯麺の遺伝子をしっかり残した味になっていました。
見た目にも色とりどりの具材が使用され
春らしさたっぷりのビジュアルで綺麗です。
バターコーンが乗っているのは彩りと同時に
塩ラーメンにバターという黄金の方程式を
山西さんなりに表現したものでしょう。

師匠のように一つの味を追求するスタイルもあると思います。
しかし山西さんは師匠が追求している味を継承しつつ
これからも新しい味、アプローチを私たちに見せて欲しい。
そんな風に感じた一杯でした。

【魂麺まつい@本八幡レポ】

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