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2005/03/31

チェーン店はお嫌いですか?(後編)

詰スープなどと揶揄されるように
どうもチェーン店の場合、インスタントラーメン的で画一的な味が
よくないイメージがあるように思います。

しかし例えば牛丼のチェーン店やファストフード店、
ファミリーレストランの類に至るまで
判で押したように同じ味を出している例は
世の中にはくさるほどあるわけで、
なぜラーメンだけがそう思われてしまうのでしょうか。

これは私たちがラーメン好きだから、ラーメンに対しての目が
人一倍厳しいということももちろんあるでしょう。
(蕎麦が大好きな人は立ち食い蕎麦を格下に見るでしょう)
しかしそれ以上に「ラーメン」という食べ物は
「高級ラーメン」や「立ち食いラーメン」といった
価格帯別、ランク別に棲み分けされていない、ということが
非常に大きな要素なのかなとも思います。

極端な例かも知れませんが、
和食ファミレスの鰻と野田岩の鰻は値段が明らかに違います。
そして店の雰囲気も、出てくるまでの時間も違います。
給仕してくれる店員さんも、鰻のお重までも違います。
もちろん味も全然違いますが、それ以前に明らかに区別出来る。
そもそもの存在感が分かりやすく違います。

しかしラーメンの場合どうでしょう。
幸楽苑などをはじめとする低価格を打ち出している
良心的なチェーン店は別としても
(幸楽苑の低価格は大量仕入れと大量生産による
 コストの徹底的な削減があって成り立っているようです)
朝からスープをとり、自分で麺を打っている
ラーメン専門店と価格帯はほとんど同じです。
「ラーメンとは庶民の食べ物」という言葉に
専門店は価格を上げることも出来ず、
チェーン店は専門店と同じ価格のラーメンを出す。
玉石混淆状態なのがラーメンのように思います。

だから、チェーン店の味はCP的に低い。
と、端的に決めつけるつもりはありません。
だからこそ、良心的なチェーンとそうでないチェーンを
見極めるといったら大げさでしょうけれど
チェーン店の味にもいろいろあるということを
前回のお話同様にいくつかお話しようかという試みです。

私が知っているチェーン店の中で一番寂しいのは
スープを全く取っていないお店のラーメン。
あるFCチェーンの場合、スープは「お湯」です。
濃縮されたスープを湯で割っていればまだいい方で
中には粉末スープを湯で溶いている店も多い。
これってスープを作るのに火を一切使っていないわけで
すべて粉の配合だけでスープを作ってしまう、
要はインスタントラーメンと同じです。
それが悪いとは全く思っていませんし、
その技術も素晴らしいとは思いますが、
それの適正価格はラーメン屋さんが汗水流して作った
一杯のラーメンと同じではおかしいだろうと。

逆に想像以上にしっかりしているなと感心したのは
ある有名ラーメンチェーン店のスープ。
もちろんこちらもお店の厨房ではスープを取っていませんが
スープ工場から瞬間冷凍したスープを直送しています。
スープ工場では骨を入れて十数時間煮込んでと、
お店と全く同じ工程をスープ工場でやっています。
それを輸送管理しやすいように冷凍しているのです。
これならばしっかりマニュアル通りに作れば
かなりハイクウォリティな味になるはずです。

yokozuna京都の屋台ラーメンから始まった
チェーン店「横綱」が四街道にオープン。
これは関東初出店だそうです。
京都、大阪と関西を中心に規模を広げて
ついに念願の関東進出なのだそうです。
このお店の場合もスープは全てセントラルキッチンで取って
お店に直送して、お店でさらに手を加えるのだとか。
価格として650円という価格が適性かはさておき、
やはりしっかりと取ったスープのラーメンは
それなりに食べさせてくれる味になっています。

チェーンは全て缶詰、と思うのは大間違い。
厨房以外の場所できちんとスープを取っている店もある。
そしてそれは明らかに味で判断出来ると思います。
いわゆる一般の消費者の方には
スープをお店で取っている、取っていない、セントラルキッチンだ
麺は自家製、工場にレシピを投げて特注、汎用麺…など
ラーメンといっても色々あるのだ、ということを
知っていただきたいところですね。

そして、チェーン店に対しては
一軒店とは違いせっかく大量生産しているのだから
普通のラーメン店よりも価格帯が安くなれば、
あるいは普通のラーメン店と同じ価格で
よりいい素材を使って貰えたらと
ラーメン好きは思ったりするわけです。

【横綱@四街道レポ】

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2005/03/30

チェーン店はお嫌いですか?(前編)

C店やチェーン店など
同じ味を出すラーメン店があります。
いわゆるラーメンフリーク、ラーメン好きという方の中には
これらのラーメン店に抵抗感を示す方は少なくないでしょう。
かくいう私も基本的なスタンスとしてはあまり好きではありません。

チェーン店を好まない理由は人それぞれ色々あるかと思いますが、
私個人としては「作り手の顔が見えるラーメン」が好きである、ということで
自分で考え責任を持ったラーメンを食べたいという気持ちがあるので
マスプロ的な「商品」となったラーメンには愛着が涌かないからであって
ビジネスモデルとしては決して否定するものではありません。

このような業態のラーメン店をビジネスとして捉えると
いいチェーン、悪いチェーンが見えてきます。
そしてチェーンによってその仕組み、システムは様々です。
チェーンはどれも同じ、と十把一絡げ的に括ってしまうのではなく
比較して見ていくと、なかなか違いがあって面白い。
私が知っている全てのことを書くわけにもいきませんが(^^;
書ける範囲で色々と考察してみようかと思います。

まず同じ他店舗展開のお店であっても
FC、いわゆるフランチャイズチェーンの店と
直営チェーンの店に分かれます。
無論これらが混在していることもあります。
フランチャイズの場合はあくまでも独立したオーナーが
本部の技術指導の下で同じラーメンを作っていきます。
直営店の場合は本部会社自らが運営する店舗です。

FCシステムの善し悪しは色々な点で判断出来ますが
まずはやはり技術指導、経営指導のプログラムでしょう。
本部会社がオーナーのことをどう考えているのか。
同じ事業を共にするパートナーと捉えているのか
それとも単なる自社製品を卸すコンシューマーと考えているのか。
それによってプログラムに差は出てくるでしょう。

前者の場合、自社製品が売れれば売れるほど
本部会社もロイヤリティなどで潤い、オーナーも儲かる。
だからこそ本部会社的にはFC店には繁盛して欲しい。
そのため研修会やエリア担当社員などが足繁くFC店を回るのです。

後者の場合は本部会社からすれば、
自社製品が間違いなく売れる取引先が
そのFCをやっているオーナーなわけですから
自社のブランドを掲げて商売をやってくれている限り
顧客のいわば囲い込みは完了しているわけですから
商品を流していくだけでいい。
だからあまりFC店のサポートには必死ではない。

当然冷静に考えれば前者の方が正しいですし
本部会社の取り分も多くなるはずです。
一見後者の方は矛盾も生じるあり得ない考えのようにも思えます。
しかし後者のようなスタンスの場合、大げさに言えば
最初の保証金や契約金など、あるいは店舗造作などで
すでにまとまった金を得ていて利益が出ているので
あとの日銭に対してはさほど期待をしていないのです。
それよりも新しい店の立ち上げをした方がおいしい。

FCを見極めるもう一つの点はランニングコスト。
端的に言えばどのくらいオーナーにうま味があるか。
言い方を変えれば胴元にいくら抜かれるのか、ということです。
前述したように本部会社は言ってみれば食品卸問屋的ポジションで
FC店に商品、製品、材料を卸していきます。
これは至極当たり前のことですし、ここで本部が抜くのも当たり前。
問題はその乗せ具合、抜き具合ということになります。

そしてFC店と直営店の違いについては
やはり直営店の方が味やサービスの均一化が
容易に出来ると言えるでしょう。
FC店だと食材など業者を指定されているでしょうから
なかなか経費圧縮が出来ません。
食材費で圧縮が出来なければあとは人件費しかない。
忙しい時間帯でバイトの数が足りない、接客が悪いなど
これは直営ではあまり見られないことだと思います。

直営にしろ、FCにしろ、チェーン店の利点は
客からすればどこででも同じ味が楽しめるという点。
そして大量仕入れ、自社開発によるコストダウンから
価格自体も下がるでしょうから、客もお店もメリットがある。
街道沿いに他店舗展開する激安ラーメンチェーンがありますが
以前その原価を聞いて驚いた記憶があります。
そしてその価格のラーメンを個人店がやることは不可能だと思いました。
生産者と直結して材料をまとめ買いすることや
大量生産が可能な自社工場で第一次加工をすることによって
価格をあそこまで下げることが出来ているのです。
個人では絶対にそのような価格で材料を入手出来ない。
価格で勝てるわけがありません。

チェーン店を好ましく思わない人の多くは
そのラーメン自体の手作り感のなさ、を指摘します。
よく「缶詰スープ」などという言葉で表現するように
インスタントラーメンに毛の生えた程度、と考えている人も多い。
実際そのようなチェーンも数多くありますが
そうではないチェーン店もあります。
長くなりそうなので、続きは後編で。

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2005/03/29

13湯麺の進化

tonminnegi麺が進化しました。
嘘のようなホントの話です。
白濁スープの新メニューが登場とか
太麺でどうこうとか、そういうことではなく
13湯麺の定番メニュー「湯麺」の味が
明らかに向上しているのです。

廃鶏を数時間煮込んでアクをていねいに取り
カエシと合わせれば湯麺のスープが出来上がります。
非常にシンプルで素材以外いじりようのない製法。
そうそう味も進化はしないだろうと思っていましたが
食べたら明らかに以前の湯麺よりも旨い。
今までは感じなかった雑味のようなものがなくなり
スープが丸くなって甘い味わいも加わりました。
鶏を変えたのかと思ったらそうではない。
その秘密は「ネギ」にありました。

ネギといってもそのネギにはいくつも種類があって
大きく2つに分けて考えると白い部分を食べる「根深ネギ」と
軟白化せずに青い部分を食べる「葉ネギ」とがあるのは
ご存じだろうかと思います。
一般的に東日本では前者が好まれて
西日本では後者が好まれているのは
東日本に住む私たちとしては、葉ネギといって思い浮かべるのが
京都の九条ネギであったり、福岡の万能ネギだったりするので
比較的想像のしやすいところでしょう。

この「根深ネギ」を2つに大別すると
石川県を発祥とする「加賀群」と
東京都を発祥とする「千住群」になるそうで
下仁田ネギや松本一本葱は前者に
埼玉深谷ネギや千葉矢切ネギは後者です。

この千葉松戸産矢切ネギが今回の湯麺の進化の鍵。
明治時代から東京の市場で優良品とされていたブランド矢切ネギ。
この矢切ネギを無農薬栽培している農家の方と、松井さんが知り合って
朝採れたてのネギを土のついたまま運んでくれることになったのだとか。
湯麺の唯一の具であり、薬味でもある「ネギ」が
この朝採れたて矢切ネギに変わった。
簡単にいえば、それだけのことなのです。

松井さんは食材にこだわりをあまり持ちません。
しかしこのネギに出会った時には、この味を知ってしまっては
もうネギを変えざるを得ないであろうと思ったとか。
そのネギの美味しさを活かすためにラーメンの製法も変えました。

これまでの湯麺を作る順序は
1・カエシを丼に入れる
2・スープを丼に入れる
3・麺を入れて最後にネギ

しかし新しい作り方は
1・カエシとネギを丼に入れる
2・スープを丼に入れる
3・麺を入れる

このネギを入れるタイミングを先にして
ネギの味と香りをスープに移すようにしました。
またネギの葉部分も美味しく食べられることから
スープの中にもこれまでなかった緑色の部分が入るように。

そしてスープを取る水にも一工夫。
これまでの水道水に備長炭を加えて水を丸くして
スープを取るように変えました。
これまでも備長炭を入れた水は麺を作る時に使用していましたが
それをスープにも活かすようにしたのです。
またお弟子さんに任せていた製麺も
最近はまた松井さん自ら手がけるようになりました。

「変わらないために変わり続ける」
ラーメンの世界では有名な言葉ではありますが
今回の13湯麺の「進化」は、まさにこれなのではないかと。
そんな風に感じられる一杯でした。

蛇足ではありますが
この店のもう一つの人気メニュー「炒葱麺」。
これも劇的に味が変わっていますので、ぜひご確認を。

【13湯麺@五香レポ】

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2005/03/28

新・みそ拉登場!

ra2miso通の人気レギュラーメニュー
「みそ拉」をリニューアルすべく
昨年より試作を繰り返しておりましたが
ようやく完成して来月2日より
販売をスタートさせることとなりました。

1、2作目はKan'sさんこと菅野義正氏に協力を依頼し、
3作目は拉通スタッフのみで作り上げてきた「みそ拉」。
4作目となる今回はらーめん大吉の廣瀬功氏に協力を依頼しました。

昨年秋に拉通にて行われた「らーめん大吉」復活イベント。
惜しまれつつも閉店した大吉が1日限り復活するということで
多くのお客さんが集まったイベントでした。
そこで人気を集めたのが「味噌らーめん」。
また食べたいというご意見が一番多かったのも味噌でした。
そして私自身もまた大吉の味噌が食べたいと思いました。

八丁味噌など数種の味噌にデミグラスソースを加える
その独特な手法が大吉ならではの味噌味になりました。
その基本線は崩さずに、新しい大吉の味噌ラーメンを
ra2で再現することは出来ないだろうか?
早速大吉店主廣瀬氏に打診したところ快諾を得て
新みそ拉の試作は始まりました。

通常ra2ではカネジン食品に麺をお願いしていますが
このみそ拉はやはり大吉の麺を使いたい、ということで
菅野製麺にオーダーし、使わせていただくことにしました。
具には大吉らしく「タン」をチャーシュー替わりに使用。
今回は牛ではなく国産豚のタンを自家燻煙してスモーキーに仕上げました。
ミミガーは当初は刻んでその食感を使おうと思ったのですが
刻むのをやめてそのまま使い、食感とコクを活かすようにしました。
食感が楽しい野菜たちはぬか漬け、浅漬けなど色々と試行錯誤の末
甘酢で和えることでいいアクセントになったのではと思います。

4月2日(土)より1日20杯限定メニューです。
ぜひ稲毛海岸に足をお運び下さいませm(_ _)m

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2005/03/27

冠山のみそつけ

kanzanmiso山で今月から味噌メニューが
はじまっています。
「みそらーめん」「みそつけめん」の2種。
近隣の「角ふじ」との差別化という意味でも
角ふじライト版といったイメージの冠山ですから
あんかけが乗る「冠山麺」のような
他にはないメニューの登場は当然なのかなと思います。
しかし千葉県内で「角ふじ」「こうじ」などを知る私たちとしたら
田代グループの味噌メニューは意外にも感じます。

話はちょっと逸れるかも知れませんが
私たちラーメン好きの想像以上に、一般の方は「味噌」が好きです。
よくラーメン屋さんから伺う話なのですが、
初めてのお客さんから「味噌はないの?」「餃子はないの?」と
面白いくらいに聞かれるとのこと。
専門店にこだわらない、ラーメンそのものにこだわらない
一般の方からすれば、ラーメン店といえば味噌も醤油も塩もある、
「餃子にビール」「ラーメンに半チャーハン」の世界なのでしょう。

この冠山も属する田代グループのお店の大半は
このような一般客向けのお店になっています。
グループの一部のお店では味噌がないと商売にならないとのこと。
なので味噌メニューはこの店にとっては珍しくはありません。
グループ最初のお店「佐貫大勝軒」の味噌味もなかなか美味しいですし。
ですから冠山の味噌メニューにも期待出来るというもの。

「みそらーめん」は随分大きな丼で出てきます。
スープが冷めてしまわないか?と思うほどの平丼ですが
意外に熱は保ったままで食べられました。
背脂が振られたチャッチャ系の味噌なのですが
味噌ダレに唐辛子が結構入っていて、
さらにラーメンを作る際にも唐辛子を投入しますので
辛いのが苦手な人には食べにくいかも知れません。
しかし普通に辛いものが平気な人には
程良いアクセントと感じられる程度の辛さです。

面白かったのは「みそつけ」の方でしょうか。
基本的な味噌ダレ、唐辛子を効かせたのはラーメンと同じです。
しかし忘れてはいけないのが、この店は田代グループだということ。
つけダレが甘い!そして酸っぱい!(笑)
見た目は味噌のつけダレなのですが、食べ進めていくと
普段のつけ麺のつけダレと同じ様な味がして来ます。
でも香りは味噌の香り、なんとも不思議な感じです。
野菜つけめんだと、炒められた野菜がたくさん乗って食べ応えも満点です。

県内で味噌ラーメンが売りの店は意外に少ないです。
ここの味噌メニューは他にはあまりない味、存在感があります。
味噌好きの方は一度試してもいいかも知れないですね。

【冠山@柏レポ】
【関連記事】冠山の餡かけ

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2005/03/26

猪太のホワイブト

の猪太は超濃厚スープと
繊細な自家製麺が素晴らしいラーメン店です。
店内は恐ろしいほどの豚骨臭がしますので
正直普通の人にはまずお薦め出来ないお店ですが(^^;
私は個人的に大好きなお店の一つです。
千葉市在住の私にとっては柏にあるのが恨めしい。

ここの店主、鈴木さんはバリバリの理系店主。
神奈川の某大学の工学部をご卒業されています。
その後TDKで開発に従事し、ラーメンの世界へ。
なかなか異色な存在といえるかも知れません。
だから、というわけではないのでしょうが
彼の作るラーメンには緻密な計算が働いているように感じます。
美味しければなんぼ、の世界とは言いながらも
ラーメン作りで大切なのはデータ、計算であるとも思います。
そういう意味では、彼の作る味にはあまりブレがない。
いわゆる「職人のカン」といったものだけに頼ってないように感じます。

1月のCW特集に関連して、鈴木さんはラーメンを作ってくれました。
濃厚豚骨の上に盟友大久保さん(ぽーかろぅ)ばりのトマトを乗せた
その名も「イブトマト」というラーメンは
鈴木さんの引き出しの多さを感じさせる出来映えでした。
そのラーメンを食べた時から春もお願いしようと決めていました。

ibutoharuそして春の限定ラーメン春味。
「雪解」をテーマに据えたラーメンは
「ホワイブト」と命名されました。
白濁濃厚豚骨スープに程良い辛さを加えて
担担麺風に仕上げるアプローチは
先日の「どうたぬき」と同じですが
辛さはかなり抑えられていて、辛くしたい人は
自分で「タバスコ」を振りかけることになります。
このタバスコの辛さと酸味がスープによく合っていて
このラーメンに関しては一味唐辛子の辛さを足すよりも
一体感が出て合っているように感じました。

辛さがマスキングするからかも知れませんが
いわゆる豚骨臭さも軽減されていて
タバスコのせいでしょうか後口も爽やかに感じます。
意外に猪太入門編としてお薦めなのかも知れません。
とは言え、店内はやはり相当な臭いなので
やはり普通の人にお薦めは出来ないのですけれど(^^;

【猪太@柏レポ】
【関連記事】猪太の特濃

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2005/03/25

どうたぬきの担担麺

総中山にある「どうたぬき」。
九州豚骨と店名に掲げてあるように
白濁した濃厚な豚骨スープのお店です。
2003年にオープンしたこのお店では
無化調の白濁豚骨ラーメンを提供しています。
今や化学調味料不使用を謳っているラーメン店は珍しくありませんが
白濁豚骨で、と条件がつくと見つけることがなかなか難しい。

何度かご主人とお話しさせていただいた中で
実に研究熱心で、味に対しての向上心が強い方だと感じていました。
そして新しいことに挑戦することにも興味をお持ちでした。
ですから、CWの限定ラーメン企画に関しては
いいテーマといいタイミングがあれば
絶対にお願いしようと思っていたお店でした。
そして絶対チャレンジしてくれるお店だとも確信していました。
やはり限定企画はそういう心意気のあるお店というか
一緒に楽しんでもらえる感覚を持っているお店がいるからこそ
これまでずっと続いてきたのだと思っています。
そういう意味ではこのお店に限らずですが
参加して下さるお店の方にはいつも感謝感謝です。

今回の限定ラーメン春味では、白濁豚骨のお店を4軒選んで
「雪解け」をテーマに創作競演していただきました。
doutanuki_haru「担担たぬき」と名付けられた作品。
店名とメニュー名の両方を上手にもじった
なかなか秀逸なネーミングだと思います。
そしてそのラーメンの出来映えも名前に負けず劣らず
秀逸な出来映えになりました。

麺もスープも通常のラーメンと同じものを使用しています。
限定ラーメンというと、別寸胴でスープを取ったり
麺を特製麺にしたり、というのも一つの楽しさですが
このお店のように通常のラーメンをいかに活かすか、という
テーマで作られているのもなかなか楽しいものです。

一見、別寸胴や特製麺の方が凝っているようにも映りますし
もちろんそれはそれで一手間二手間余計にかかっているわけですから
ラーメン屋さんに取っては大変な作業であることは間違いありません。
しかし、自分の中で最高のバランスと考えているレギュラーメニューに
敢えて違うモノを加えて味を変え、完成させるという作業も
別の意味で難しい作業でもあろうと思います。
音楽に例えて言うならば誰もが知っているヒット曲の歌詞に
全く別のメロディをつける難しさとでもいいましょうか。
そしてこのお店はその難しいラーメンを創作して下さいました。

どうたぬき自慢の白濁スープをしっかり活かしつつ
2種類のチーズと大根おろしで溶けていく雪を見事に再現。
手間のかかったあっさり味の鶏団子も非常に美味しいです。
このラーメンがこの店最初の一杯だという人ならば
間違いなく次は基本のラーメンを食べたくなる味。
逆にこの店の美味しさを知っている人ならば
違うラーメンであるにも関わらず失望しない味。
ぜひ見せ方を変えてでもレギュラー化して欲しいラーメンです。

【どうたぬき@下総中山レポ】

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2005/03/24

まついの春魂

八幡にある「魂麺まつい」は
五香の人気店13湯麺の新業態として
昨年激戦区の本八幡にオープンしたお店です。
この店を任されているのは山西さん。
13湯麺五香本店で松井さんをサポートしてきた人です。

しかしオープン当初は山西さんではなく
別の方たちがお店を任されていました。
しかし正直なところメニューも目新しくなく
新しいお店にある独特の活気もあまり感じられず、
まるで新店らしい雰囲気がないお店でした。
またマスターである松井さんが常駐出来るわけではなく
五香と同じレベルに味を持っていくのも大変そうでした。

そのことで開店後に松井さんから相談を受けました。
私が思うにやはりラーメンには五香の質がまずあって
そこに新しい解釈なりアプローチが加わって
新業態としての存在価値があるのでしょうから
まずはやはり松井さん自らが1年は厨房に立つか
あるいは松井さんの右腕ともいえる山西さんが立つかしか
ないのではないか、といったような話をしました。
松井さんも同じことを考えていたようで
「やっぱりそうだよなぁ」とおっしゃってました。

山西さんが入ることで、まず五香のレベルが確保出来る。
そして彼なりの新しいやり方や味も試すことが出来る。
五香はいくら山西さんが厨房を任されたとしても
松井さんの味、松井さんのやり方でやるべきで、
彼自身の味、やり方を出せるのは別の店だろうと思います。
彼はもうそういう場所にいてもいい人だと思いました。

果たして彼が入った後の「魂麺まつい」は
活き活きとしたお店になったように思います。
同時に彼自身もより楽しそうに見えます。
(師匠がいなければ当然か 笑)
その後新しいメニューも次々と増えて
今では13湯麺の丼に入っていることが不自然にすら感じる。
しかし麺は自家製のしなやかな食感を持つ湯麺の麺。
これこそ「新業態」としての13湯麺だと思います。

matsui_haruそんな「魂麺まつい」に
今回CW限定春味をオーダーしました。
もちろん山西さんがメニューを考案する条件で。
「春魂(はるこん)」と名付けられた一杯は
鶏ベースの白湯スープで塩味、いわゆる「鶏白湯」です。

私が食べた時は少し塩分が強く感じましたが
味わいはすっきりとシンプルにまとめられていて
13湯麺の遺伝子をしっかり残した味になっていました。
見た目にも色とりどりの具材が使用され
春らしさたっぷりのビジュアルで綺麗です。
バターコーンが乗っているのは彩りと同時に
塩ラーメンにバターという黄金の方程式を
山西さんなりに表現したものでしょう。

師匠のように一つの味を追求するスタイルもあると思います。
しかし山西さんは師匠が追求している味を継承しつつ
これからも新しい味、アプローチを私たちに見せて欲しい。
そんな風に感じた一杯でした。

【魂麺まつい@本八幡レポ】

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2005/03/23

八幡屋の春味

原の「和風鰻麺八幡屋」は
昨年来注目しているラーメン店の一つです。
店主の中村さんはまだ20代。
鰻屋の息子として生まれ、和食の修業を経て実家へ戻り
「八幡屋分店」という支店を任されるようになりました。
いわゆる2代目ボンボンならば、そこで適当に商売をやるのでしょうが
彼は本店とは違うアプローチでなければ存在意義はないと判断。
「ラーメン」を軸にしたメニュー構成を考え、
ついには店名までも「和風鰻麺八幡屋」と変えてしまいました。

鶏ガラなどの動物系スープに節系を入れた濃厚スープには
鰻店を本店に持つことから鰻の頭を加えてあります。
そして具にも燻製鰻や鰻天麩羅を使用していて
この店ならではの世界観、オリジナリティを持っている店だと思います。
麺も自分で打ってこそラーメン屋だろうと、
およそラーメン初心者とは思えない高い志を持ち
日々麺打ちにも励んでいると聞きます。
元気があるというか、やる気に満ちあふれているというか。
非常に好感の持てるお店であり、店主だと思います。

今回CW限定でテーマを「新緑」としたのは
これから千葉のラーメン界を牽引していく若い力
そんなイメージを持ったお店を考えたからです。
通常の限定ラーメンの店選びをする場合、
お店が安定するまで味が定まるまでは
新店には余計な仕事を増やして欲しくないという趣旨で
こういう企画にはお誘いしないことが多いのですが
このお店に関してはそれでもやって欲しい
どんな創作春味ラーメンを作るのか見てみたい
そんな思いで今回創作のお願いをしたところ
快諾していただけました。

yawataya_sakuraそして完成したラーメンは
その期待を遙かに上回る出来映えでした。
「若葉のころ」と名付けられたラーメンは
ホウレンソウを練り混んだ自家製の太麺と
海老味噌を使った濃厚なスープの一品。
具の春野菜は別皿に盛ってあり見た目にもお洒落です。

海老味噌を使ったスープにはニンニク油やベーコンなど
他の素材の風味も加わっていて、かなり深い。
若干製法は違うにしても、フレンチのアメリケーヌソース的な
色味と味わいが口の中いっぱいに広がります。
このスープと自家製麺だけの組み合わせでまず成立している一杯。
そして時折別皿に盛られた春の野菜を箸休め的に楽しむ。
あるいはスープに入れて味わうのも一興。
具を別皿にしたのは、味的にも視覚的にも大正解だったと思います。

やはりこのお店にお願いしてよかった。
そう思える一杯でした。
そしてこれからどんな世界観を見せてくれるのかを
期待させる一杯でした。

【八幡屋@ちはら台レポ】

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2005/03/22

田代浩二氏に…

tashiroが生えてました(爆)

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2005/03/21

明日より「春ラーメン競演」開催!

mecha恒例の限定ラーメン競演。
いよいよ明日より一部店舗を除いてスタートします。
すでにここでもお伝えしているように
明日発売の千葉ウォーカー増刊号
「千葉のめちゃめちゃうまい店」誌上にて
春限定ラーメンの詳細が発表されます。

今回は「桜」「新緑」「雛祭」「雪解」と
県内15軒のラーメン店の皆さんにご協力いただき
4つの春ラーメンを創作していただきました。
明日の発売に先駆けて、参加店をご紹介します。
どの店がどのテーマのラーメンを作るかは
ぜひ明日発売のめちゃうまをご覧ください!

幸福軒@千葉中央
樹蔵@本千葉
魂麺まつい@本八幡
どうたぬき@下総中山
がんこ十一代目@行徳
四畳半生粋@浦安
禅@京成大久保
rp@新鎌ヶ谷
丸長@勝田台
13湯麺HIDE@松戸
福福@松戸
夢館@柏
猪太@柏
和風鰻麺八幡屋@ちはら台
ラーメンみたけ@大網

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2005/03/20

お見舞い申し上げます

今日、福岡県と佐賀県南部、長崎県で大きな地震が起こったことは
皆さんもすでにテレビやニュースなどでご存じかと思います。

初めて博多を訪れたのは小学生の頃。
その時父と一緒に中洲の屋台で食べた豚骨ラーメンの味は
今でも鮮明に覚えています。
以来何度となく博多という街へ出かけています。

テレビで博多の繁華街、天神地区の映像が流れていました。
このエリアは夜になると名物の屋台が溢れる場所で
博多一風堂の大名本店や西通り店も程近いところです。
私も博多に行けば必ず訪れる場所がこの天神エリアです。

初めて関東以外のラーメン店の方で
お知り合いになったのが、一風堂の河原さんでした。
以来博多に遊びに行く時はいつもお世話になりっぱなしで
お忙しい中をわざわざ時間を割いていただいて
博多という街の魅力を色々と教えて下さったのも河原さん。
私は特にお酒も飲まないし、女遊びもしませんが
そういう私が十分楽しめる場所をたくさん案内して下さいました。
そして色々な方と出会わせて下さいました。
旅が好きで色々な街へ出かけますが
そんな思い出が多く詰まっている街が博多。
私の中では博多への思い入れは強くなりました。

博多で出会った多くの人達。
一日も早く普段通りの生活に戻れますように。
心よりお見舞い申し上げます。

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2005/03/19

じらい屋の担々麺

jiraiyamらい屋で未食だった「担々麺」。
この日ようやく再訪し、食することが出来ました。

店主の武田さんは、稲毛海岸で「じらい屋」や
千葉で「和の伊」という居酒屋を経営している人。
以前稲毛海岸でやっていた居酒屋「東風」
(その前は周来家という屋号でした)で
「担々麺」と「鉄鍋餃子」が人気だったのは前にも書いたかと思います。

「東風」を閉める時に、常連さんからはこの2つのメニューを
またどこかで出して欲しいと言われていたそうで
今回のこの店のオープンにはそういった背景もあったようです。

以前は中華居酒屋としての一メニューでしかなかった「担々麺」。
しかし今回はラーメン店(表向きは餃子店ですが)のメニュー。
〆の一杯というポジションが、メインディッシュになったわけです。
当然今までの取り組み方、考え方が通用するわけはなく
本格的にラーメン作りと対峙することに。

その担々麺をどのように進化させるか。
居酒屋時代とは違ってしっかりとスープを取ることはもちろん
豆板醤や自家製辣油を使って辛味を出して
味に深みを加えるために、干し海老やザーサイなども
加えるようにしたのだそうです。

正直この日の担々麺はそれが裏目に出たというか
干し海老の匂いが鼻についてしまって
辛味よりも干し海老などの味わいが残って
後味がスッキリしない感じがしました。
辛いラーメンは香りと後味がポイントだと思っていますので
この日のバランスではちょっと厳しかった。
麺は北海道の某老舗製麺所の平打ち麺で、なかなかよかったです。

やはりラーメンをメインに据えて取り組む中で
スープの大切さや奥の深さを痛感されたそうで
今は昼と夜でのスープのブレが非常に気になっているとか。
鶏ガラやゲンコツの動物系ベースのスープに
カツオ、サバなどの節系を加えたスープは
寸胴の中で2層になっていて、その上層部分はあっさりしたラーメン類に
下層部分(濃度の高い部分)は担々麺や餃子に使用しているのだそうです。
だからこそ、この店のメニューはどれもスープ命。
スープの出来一つで全てのメニューの味が変わります。

居酒屋一筋だったご主人が本格的に挑戦する「ラーメン」。
これからの進化が楽しみなお店です。

【じらい屋@千葉レポ】
【関連記事】じらい屋の餃子

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2005/03/18

メルマガ廃刊、か?

葉拉麺通信通信という名前の
メールマガジンがあります。
登録読者も2,000人ほどいらっしゃって
不定期ながらもこれまで細々と発行を続けてきました。

しかし現在発行が出来ない状況になっています。
これまでメルマガのシステムとして利用していた「メルマ!」では
ある一定の期間発行をしないと、アカウントを削除されてしまうのです。
もしかしたら事前にそのような警告メールが来たのかも知れませんが
1日に鬼のようにメールが来るので見落としていた可能性も大。
いずれにしても現在は発行が出来ません。
購読されている読者の皆さんには事後報告になって申し訳ありません。
私も最近気づいたもので(殴打)

千葉拉麺通信通信では、掲示板に載せられた皆さんの投稿を
ダイジェスト版でお伝えしたり、色々な告知を載せたり
ここ最近は私のコラム的な文章を中心に編集していました。

しかしふと考えると、その全てのコンテンツは
この「千葉拉麺ブログ」でカバー出来るものばかりです。
ならばメルマガという媒体は、少なくとも千葉拉麺通信では
もう必要のないモノなのかなぁ、と思ったりしています。

ブログは不特定多数というか、誰でも見える環境下にありますが
メルマガは読者を対象にしていて、購読契約をしなければ読めません。
(実際はウェブ上にバックナンバーなどが公開されているので
 誰でも見ることは出来ますが)
読者というかユーザの囲い込みの必要性がない発行者は
今やメルマガという媒体は使わなくてもブログで事足りるのかも。

細かい数字などは覚えていませんが、
去年から今年にかけて、新しいブログを立ち上げる人の数が
急増していると聞きました。
もしかすると、メルマガを発行している人の何割かは
ブログに移行しているかもしれませんね。

メルマガをやめてブログでカバーするのか
それともメルマガならではのコンテンツで再構築するのか
いずれにしても、千葉拉麺通信通信を今後どうするかは
とりあえずは検討課題として先送りしておきます(^^;
何かいい方策がありましたら、ご意見をお待ちしておりますm(_ _)m

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2005/03/17

ブログ公開1ヶ月

ログを公開して、早い物で1ヶ月。
お陰様で現在1日の平均アクセスはおよそ1,500HIT。
たくさんの方にご覧いただいて感謝です。

weblogこの千葉拉麺ブログは昨年から
作っては壊し、作っては壊しで
このTypePadエンジンに行き着くまでに、
随分と色んなとこのシステムで試してました。
※この写真はプロトタイプの頃ですね(^^;

どういう方法論がいいのか悩みながら年を越して
とりあえず新年からきっちり形にしようと思って
1月は地道に誰にも見つからないように細々と更新を進め
サイト5周年を機会に公開したのですが
1ヶ月経っても未だに悩んでいます(苦笑)。

これを使いこなしてしまったら
おそらく本体の千葉拉麺通信が要らなくなる、と
以前このブログでも書いたとは思うのですが
今のところ、ここでラーメン店を取り上げる場合には
HPのレポとは違う色合いにしないと存在意義がないわけで
どうしてもコラム的な主観が強い文章になってしまいがち。
それはそれでいいのかも知れませんが、
もっと情報の整理能力を活かした構成にしたいなぁと。

あまりにもweblogのポテンシャルが大きくて
色々とやれそうな気がして、使いこなせていない自分が歯がゆい(^^;
少しずつ、少しずつ進化していったらいいなと思います。
とりあえずは日々是更新を目標に頑張ります。
(たまにため込むのはご愛敬ということでヨロ)

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2005/03/16

私的札幌ラーメン論

sapporo幌に初めて行ったのは高校生の時。
それ以来札幌が好きでよく行くようになりましたが
当初はラーメン好きではなかったので
札幌ラーメンの存在は知っていましたが
わざわざ食べ歩くことはしませんでした。

ラーメン好きではない一般人の認識とすれば

札幌ラーメンといえば味噌。
札幌ラーメンといえばサッポロ一番。
札幌ラーメンといえばどさん子。

そんな印象しか持っていなかったわけです。
しかしそれらは全て東京で食べられる。
ましてやラーメンを食べるのは年に1回くらいの私。
札幌に行ったらカニ、寿司、ジンギスカンだろうと。

そんな風に思っていた私がラーメン好きになって
札幌に行く楽しみ(食べる楽しみ?)がさらに増えました。
まだまだ食べ歩いたという程の数は食べていませんが
私の中である種の札幌ラーメンの定義的なものが生まれてきました。
もちろんその定義は最近札幌ラーメンを食べた人間の感覚ですので
札幌出身や在住の方、昔から札幌ラーメンを食べている方の
お持ちになっている定義とは違うと思います。
(ちなみに私の好きな札幌のラーメン店は狼スープや純連(じゅんれん)
 最近では弟子屈、三四郎などです。また味噌よりも醤油こそが
 札幌ラーメンの真価が分かるラーメンだと思っています)
あくまでもそういう前提で。

・濃厚
これはスープベースのみならず、カエシなどの味も。
あっさりさっぱり、というイメージではありません。
塩分濃度も高い、味付けの濃いラーメンというイメージです。

・黄色い中太縮れ麺
非常にステレオタイプなイメージだと思いますが
やはり札幌ラーメンというとこんな麺。
身の詰まったというか、しっかりした食感。
別に西山や小林などの麺屋さんのものではなくてもいい。
あんな感じの麺だと嬉しいです。

・熱い
ラーメンにはそれぞれ適正の温度というものがあるかと思いますが
札幌ラーメンは熱いモノというイメージがあります。
それは乳化したスープが熱くても、表面のラードが熱くてもいい。
とにかく熱々のラーメンこそ、雪の街サッポロの味という印象です。

・鍋を振る
上記にも関連することなのですが、
私の中にある札幌ラーメンの定義の中で
一番重要視するのがこの部分だったりするのです。
これは野菜を鍋で炒めて、とかそういうことではありません。
スープを鍋で加熱しているかどうか、ということです。
小鍋で温めるのもいいのですが、理想は中華鍋を振って欲しい。
熱々になるのはもちろんのことですが
やはりタレとスープの一体感は振らないと出てこない。
いくら丼の中で味噌ダレを一生懸命溶いてもダメなのです。
目の前で味噌ダレを丼に入れられた瞬間、切なくなってしまいます。
普通のラーメンの作り方はあくまでも「割り算」ですが
札幌ラーメンは「足し算」だというのが私の持論です。


もちろん札幌ラーメンを謳っている店は多いのですし
美味しい味噌ラーメンを出している店も多い。
しかしそれは私的には札幌ラーメンではないのです。
今のところそういう意味で私的にかなり満足しているのは
県内だと上本郷のお店くらいでしょうか。
千葉でももっと美味しい「札幌ラーメン」が食べられることを祈りつつ。

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2005/03/15

柏最高!315円ラーメン

cw0329日発売の千葉ウォーカーで
今月28日に沼南町と合併する柏市特集が
大々的に組まれています。

その中で「柏最高!さあ行こう!315円フェア」という
まぁ聞いても見ても恥ずかしい(殴打)企画があります。
(しかしDVDプレーヤーが315円とか、凄いッス)
そこで柏のラーメン店4軒もフェアに参加しています。
中でも王道家と角ふじは新メニューというか
今までにないメニューなのでなかなか面白いと思います。
(言っときますけど、このベタなネーミングは私ではありませんので(^^;)

【柏最高!さあ行こう!315円ラーメン】

・柏王道家
 「肩ロースチャーシュー麺」315円
 1日30杯 27日まで

・匠神角ふじ
 「温野菜つけ麺醤のせ」315円
 1日31.5杯 28日まで

・柏大勝軒おか
 「もりそば」315円
 1日31.5杯 28日まで

・頂上らーめん冠山
 「冠山つけめん」315円
 1日31.5杯 28日まで


【千葉ウォーカーHP】

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2005/03/14

第3話「価値観の崩壊」

は嬉しそうに男の手を引く。
「ここだここだ!食券を先に買うんだね!」
メニューを見つめる女の潤んだ眼差しは
今までに男には見せたことのないそれであった。
男はそこにわずかな嫉妬心を感じながらも
女が見つめるメニューに目をやった。

太肉麺(ターローメン)

「このね、太肉麺っていうのをテレビでやってたんだよ!
 ね、これ2つでいいよね!?」
女は男の答えを待つまでもなく、太肉麺2つを注文した。

女はラーメンを待っている間、男に色々と話しかけていた。
仕事のこと、友人のこと、家庭のこと。
しかし男の心は上の空であった。
店内にはラーメンについての説明が書かれていた。
昔から説明書や食品などの原材料を見るのが趣味の男は
初めてのラーメンについての情報を取得するのに必死だったのだ。

「麺は固めに茹でてありますが、生煮えではありません」

何を言っているのかさっぱり分からない。
わざわざ生煮えではない、などと断るくらいならば
最初からそう誤解されないような茹で加減にすればいいではないか。
そう店内の注意書きに文句を言おうとしたその時、
目の前にラーメンが現れた。

これはいったいなんだ。

taromen小降りの丼の上には
スープすら見えない程の具が乗っている。
しかもラーメンの具とは思えないものばかり。
角煮?角煮は卓袱料理ではないのか?
キャベツ?しかもこれは生ではないか?
そしてスープの上に浮いた黒い油は何だ?

そもそもラーメンにキャベツは違うだろう。
キャベツはトンカツに合わせるものだ。
何が哀しくてキャベツを生で囓らなければならないのだ。
しかもこんなに大きな切り方をして…
俺は虫じゃねぇんだ…
男は自問自答しながらスープと黒い油にまみれた
生のキャベツを恐る恐る口にした。

うまい

生のキャベツがこんなにラーメンと合うとは。
男にとってそれは想像を超えた衝撃であった。

「ね!美味しいね!」
女は屈託のない笑顔で男を見つめる。
男はラーメンなどという下司な食べ物を
笑顔で美味しいという女に対して
普段ならば憎悪を覚えるはずだった。

「うん、旨いな」
思わず口をついた心の叫び。
男のそれまでの価値観が音を立てて崩れる瞬間だった。

(第4話に続く)

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2005/03/13

究極のトマト味

menhana葉線千葉みなと駅の近くに
その名も「ラーメンHOTめん花」という店があります。
この店の「トマトずくしラーメン」というメニューが
非常に衝撃的な味わいでした。

別にこの店は新店でもなんでもありません。
少なくとも10年以上前から存在していたでしょう。
しかし私はその店の存在を認知していながらも
これまで店に入ることはありませんでした。
それは外観的にいわゆるラーメン専門店のそれとは異なり
いわゆるマスプロダクション的な匂いが感じられ
ラーメン好きがわざわざ入る程の店ではない、というような
そんな見方をしていたからに他なりません。

その日は稲毛海岸のra2で試作が予定されていました。
しかし仕事の都合で川崎君が約束の時間に間に合わないということで
結果1時間ほど時間を潰さなければならなくなりました。
その時たまたまこの店の前を通りかかり
「もしかしたら美味しいのかも」などと思って
駐車場へと車を停めたのでした。

車の中から店内の様子を伺うと
壁にはたくさんメニューが貼られていて
どう頑張ってもやはり専門店的な美味しさは期待出来ない。
「やはりやめよう」そう思って
再びエンジンをかけたその時に目に飛び込んできたのが
「トマトずくしラーメン」のポップでした。
なんだ?と思って店内へ入ったのは言うまでもありません。

カウンターに座り、もう一度そのポップを眺めると
「午後2時からの販売になります」と書かれています。
おそらくオペレーション的に考えて
お昼時のオーダー集中時には出せないということでしょう。
ちょっと期待させるじゃありませんか。

そのポップにはラーメンについての説明として
「トマトをたっぷり使用しました」とありました。
さらにその後にすごい文言が続いていました。

「100%トマトスープです」

これを見て頼まない人はラーメンフリークとは呼べません。
だって100%トマトスープって想像出来ますか?

しばらくして出てきたラーメンは、正に「トマトずくし」。
そのスープはトマトの赤い色をしていて、
おそらくホールトマトやトマトピューレなどを使っているのでしょうが
ミネストローネをもっと濃度上げたような、完全なトマト味なのです。
もちろんスープの中には柔らかく煮込まれたトマトも入っています。
程良い酸味とスパイシー感があって、一瞬イタリアン的なアプローチなのですが
表面に浮いた油と浮かべられたフライドガーリックが
ラーメン的要素を加えていて、単なるイタリアンにはなっていません。

そして特筆すべきは山盛りの「チーズ」。
ピザとかに使うとろけるチーズが細くスライスされていて
文字通り「山盛り」で乗せられています。
トマトとチーズの相性がいいのは言うまでもありませんが
スープとチーズのからんだ麺を食べるのはなかなか快感です。
濃厚なトマト味のスープに、山盛りのチーズ。
ケチケチ感が一切感じられない、遊び心満点のラーメンに大満足しました。

そして食べながら色々なことを考えました。
他のラーメンメニューは至って普通のものばかり。
(カレーラーメンというのはありましたが)
なぜこの店でこのようなラーメンを作ろうと思ったのか。
店内で働く2人の女性はパートか何かと思われますが
多分この人たちが発案したものではないはずで
オーナーなり誰かが「トマトラーメン出すぞ」という
勇気ある決断をしたはずなのです。
その決断に至った経緯が知りたい(^^;

当然メニュー開発段階で色々なことを考えるでしょう。
ビジュアル、味、具、価格、などなど。
トマトスープにレタスとチーズだけ、という潔いラーメンは
思いついてもなかなか出せるものではありません。
あるいは仮に出すと決めたとしても
もう少しチーズを減らすとか、トマトの味を薄めるとか
チャーシューを乗せるとか、一般的に受け入れやすい
方向へと持っていきそうなものです。
また基本のラーメンがどれも500〜600円の価格帯の店にあって
そのお値段は840円(税込み)という設定もすごい。
どこか弱気になっても良さそうなものなのですが
あくまでも強気なラーメンなのです。

あとこのお店は常連さんが多いようで
2回行った時にもたくさんのお客さんがいらっしゃいましたが
ほとんどの方がメニューに目もやらずに注文をされています。
しかし誰もトマトを頼んでいない(^^;
これも非常に気になるところです。

以前Gの記事の中で
調味料の味ではない、素材の味のラーメンという話を書きましたが
まさにこのラーメンは「トマト味」のラーメン。
これは究極のトマトラーメンと言ってもいいでしょう。

しばらく経つとまた食べてみたくなる中毒性。
今の私的にはかなり気になっているラーメンです。

【HOTめん花@千葉みなとレポ】

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2005/03/12

らーめん寺子屋、再び!

terakoya月をもって9期生を送り出し
全ての活動を終えるはずだった「寺子屋」。
しかし、この5月より10期生を迎えて
再始動することになりました。

元々は松戸市の空店舗対策事業として
さくら通り商店会が事業主となって
松戸市や県のサポートを受けながらやってきた事業です。
しかしこれは当初から3年間の時限事業でした。

これまで3年間で60人以上の卒業生を輩出し
40人以上の人がラーメン店として頑張っておられます。
3ヶ月でラーメン作りはもちろん、開業までの全てのノウハウを学べる。
ありそうでなかなかないラーメン店養成塾としての存在は
無くしてしまうには惜しいものがありました。

企画立ち上げ当初から参画している私としては
ぜひ民間で引き継いででも続けたい存在でしたが
私はせいぜい1期につき何回かの講義のみで
一番大変なのは連日指導する塾長の松井さんです。
儲けのまったくないボランティア的な仕事だけに
あくまでもラーメン界を活性化させるとか
後進を育てていく、といった部分に価値を持たない限りは
続けられない事業でもありました。
しかし、それだけ意義のある活動でもあるのです。

今回、多くの方の要望と、塾長松井さんの決断によって
13湯麺が運営する形で、寺子屋の存続が決定しました。
事業母体が変わっただけで、今まで通りの寺子屋です。
これからも多くのラーメン職人を育てるべく
私も微力ながらお手伝いしたいと思っています。

いよいよ新しい門出、10期生の募集が始まりました。
これからも「らーめん寺子屋」を応援してくださいm(_ _)m

【らーめん寺子屋HP】

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2005/03/11

和屋の新味

屋というお店が千葉市にあります。
千葉市街から蘇我へ抜ける末広街道沿い。
京成千原線(以前の千葉急行線)のガードと交差する辺りに
ひっそりと佇む、ジャズの流れるお洒落なお店です。

このお店は以前は「ガオーラーメンとらや」という
どうにも食指の動かないお店でした。
しかしこの店のスタッフが研究を重ねて
味や雰囲気、ついには店名までも変えて
今から2年半前にリニューアルオープンしたのが
この「らーめん和屋」なのです。

「とらや」時代から店長を任されていた石橋さんは
その後独立し、千葉マルバを経て
本千葉に「魚だしらーめん樹蔵」を開業されました。
後を任されたのが現店主でもある伊藤さんです。

しかしその後紆余曲折があって
オーナーが経営から撤退することとなり
店長だった伊藤さんが店の経営を引き継ぐことになりました。
伊藤さんはより味の向上を目指して試行錯誤されて
新たなラーメン「新味」を創作しました。

nagomiya和屋の自慢は2種のスープ。
白濁豚骨と清湯スープの2種類で
「とんこつ」「和風」のラーメンを出しています。
その2つのスープを3:7でブレンドして
作ったのが「新味」なのです。

もちろんこのようなバランスの味は数多く存在しますし
今となってはWスープも決して珍しくはありません。
しかし普通ならば魚の香りなどでまとめ上げるところが
この「新味」はあくまでも動物系のうま味に溢れています。
それがかえって新鮮で、なかなか面白い味わいになっています。

新潟めんつう製の麺は太、細の2種類から選択が出来ますが
ちょっと固めに茹でられた細麺との相性がよさそうです。
ていねいにとられているスープはレンゲの手を緩めさせません。
豚の肉のうま味がぎっしりつまった柔らかチャーシューは
注文を受けるたびにスライサーでカットします。
一つ一つの具や仕事に誠実さを感じます。

飛び抜けて存在感のあるラーメンではありません。
しかし、非常に実直なラーメンといえる一杯です。
アットホームな雰囲気の接客も好印象。
末広街道は末広家だけじゃないぞ、というお店なのです。

【和屋@千葉寺レポ】

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2005/03/10

限定創作ラーメンの競演

cwsakuraといえば「桜ラーメン」。
今年も3/22(火)より県内15軒による
春の限定ラーメン競演が繰り広げられます。
今年は今までとは少し趣向を変えて
「桜」「新緑」「雛祭」「雪解」と
春をイメージさせる4つのテーマのラーメンを
創作していただきました。

以前もお話したかもしれませんが
複数のラーメン店が同じテーマでラーメンを作り
期間も合わせて販売する、というこの企画は
千葉拉麺通信を立ち上げた当初から暖めていた企画でした。
そして実際2001年の春先には実現に向けて動いたことも。

季節の限定ラーメンや創作ラーメンなど
各店が色々とやっているのであれば
同じテーマで競い合ったら面白いのにな、と思ったのが最初です。
そこで親しくさせて貰っているラーメン店のご主人にその話をして、
面白い!と共感して下さった方たちに、やっていただくことにしました。
結局その時は実現には至りませんでしたが
千葉ウォーカー誌上でその年の冬に実現出来ました。
それが最初の「冬の陣」でした。

千葉ウォーカーで初めてラーメン特集を任された時に
目玉企画で限定ラーメンというアイディアが編集部から投げられました。
実際CWでも他のコンテンツで限定メニューなどの経験はあり
それのラーメン版で、ということだったのだと思いますが
他雑誌などのラーメン特集を見ても
その限定ラーメンは期間もテーマもバラバラ。
これではつまらないだろうと。
そこでHP企画で実現しなかった限定競作の企画を
CWの特集に持ち込んだ、これが冬の陣だったのです。

この「統一テーマ」で「期間を合わせて」ラーメン競作、
という企画は単純なようでいて難しいんです。
地道に年に1〜2回、このような企画を続けて3年余り。
ようやく今でこそ、ラーメン店の方にお声をかけると
企画を認知して下さっているお店も多くなりましたが
最初の1年間くらいはお店に企画を伝えることが大変。
そしてやっていただくお店を探すのも一苦労でした。
(最初の冬の陣はその年の連載で紹介した15軒にお願いしました)

雑誌という特性上、ある程度エリアは分散させなければならない。
そしてテーマを理解していただいて、レベルを揃えないといけない。
レベルというのは、味とかそういうことではなくて
あくまでもファーストインプレッションの問題です。
もちろんラーメン好きの方や、そのお店のファンの方は
誌面は関係なく食べに行かれると思いますが
一般の読者はすべてのお店を知っているわけではありませんし
すべてのラーメンを食べるわけではありません。
どうしても誌面で見比べて、行く店を選ぶでしょう。

この見た目のレベルを揃えるというのが非常に難しいところで、
各お店としては「これがベスト!」というものを出してきます。
しかし編集サイドにその意図がなかったとしても
1Pに同じテーマで数軒のラーメンが並んでいれば
読者的にはどうしても他店と比較してしまうわけです。

そして誰が見ても明らかに「見栄え」「コンセプト」などで
劣って見えてしまうものがある。
それはそのお店にとっても本意ではないでしょうから
事前にそれをお伝えして手直ししていただく場合があるのです。
何しろ全ての作品を最初に見ることが出来るのは
僕ら編集サイドなわけで、お店の方は本が出るまで他店のことは分からない。
いかにそれをお店に伝えて軌道修正していただくか、というのが
非常に気を使う部分だったりします。
これは価格についても言えたりします。
同じ様な見栄えで一方は1,200円、もう一方は700円といった場合。
この場合は他のお店の価格帯などをお教えして
あとはお店に判断していただくようにしています。

恒例の限定競作はこんな風に毎回オーダーして
ラーメン店の皆さんにご協力いただいています。
ぜひ食べにいって感想をお聞かせくださいm(_ _)m

なぜ今日このネタかといえば
無事に全てのページが校了したからです(パチパチ)
もう間違いあっても直せないぞ〜(^^;

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2005/03/09

【丼】

ラーメンを入れる器のこと。

ラーメンは中華料理ではなく日本料理である。
これはラーメン好きならば、誰もが疑わないところだと思うが
私が「ラーメンは日本料理である」と断言する根拠の一つに
この丼がある。

例えば青磁の丼がある。
家系などでよく使われるように濃度の濃い
透明度の低いスープによく似合う。
しかし透明度の高い塩ラーメンなどを入れると
地の色が出てきてしまって、せっかくのスープが
美味しくなさそうに見えてしまう。
逆に波唐草の丼に入っている豚骨醤油などは興ざめしてしまう。
しかし白磁の丼の場合はベースが白だけに
無難にどんなラーメンにも合いそうである。

自分のお気に入りのラーメンを思い出して欲しい。
出来れば全く違った2杯を。
その丼を入れ替えてみて欲しい。
なんだか途端に美味しくなさそうに感じないだろうか。
感じるよねぇ?
例えば、四天王を例に取ってしまうけれども
湯麺を末広家の丼に入れてみてください。
あるいは赤皿ぶっちぎりを必勝軒の丼で作ってみよう。

(;_;)

つまりラーメン店を開くとなって、丼を決める時
作り手はそのラーメンとのバランスまで考えて
ラーメンを入れる丼の素材、色、形を吟味する。
ラーメンという料理を考える上で、丼にまで気を使う。
この考え方は日本料理のそれと同じではないか。
(ちょっと強引かな)

丼は瀬戸物ばかりではない。
メラミンのような合成樹脂モノも存在する。
いわゆるプラスチックの類である。
軽くて割れにくいことから扱いやすくある反面
どこかチープな印象を受けなくもない。
しかしイレブンフーズ@新馬場の丼はプラスチックだが
これが陶器だったらどうだろう。
多分美味しさ半減なんだろうなぁ。

支那そばやの佐野氏は自ら丼も作るという。
大文字では伊万里などの高価な丼を使っている。
私の好きな京都の老舗「たち吉」ではラーメン丼も作っている。
ラーメンにおける丼を侮ってはいけないのである。


全くラーメンとは関係ないが
私は鰻重よりも鰻丼、天重よりも天丼派である。

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2005/03/08

麺屋蔵乃助というお店

沢に「麺屋蔵乃助」というお店があります。
昨年オープンしたこのお店は、ra2の経営をしている会社が
新たに自社ブランドとして立ち上げたお店です。
おかげさまで地元の方やラーメン好きの方に
ご支持をいただいているようです。

その店のラーメンの基本的な味はra2と同じ。
つまりra2でこれまで開発してきたメニューを
フィードバックして生まれた店が
藤沢の蔵乃助、ということになります。
基本のラーメンは2種類、「濃厚」「淡麗」。
これはra2の現メニューの「濃味」「淡味」の開発ネームを
そのままメニュー名にしたものです。

とは言ってもやはりra2とは違います。
ra2のラーメンは川崎、工藤の両名が
日々悩みながら到達したラーメンです。
川崎ももちろん蔵乃助の厨房に入ることもありますし
現在お店を任されている須子さんも
川崎から作り方の手ほどきは受けています。
それでも作り手が変わると味は変わる。
レシピが同じでも、仮にスープが同じでも
麺の上げ手が違うだけで味は変わるのです。

その蔵乃助の支店が、今月16日に埼玉に出来ます。
武蔵浦和のラーメン複合施設「ラーメンアカデミー」内に
竹麓輔商店の後を引き継ぐ形で入ります。
川崎もオープン時には厨房で指揮を取ることでしょう。
しかし、いずれは店を任せて稲毛海岸に戻ってきます。

私はra2のプロデュースはしていますが
経営には一切タッチしていません。
当然蔵乃助についても同じ立場です。
だからどうこう言うのはお門違いなのは百も承知です。

しかし、一つだけ。
少なくともra2で出しているラーメンは
複合施設でたくさんの数を売れるラーメンではない。
異様な程の手間がかかって、一杯を作っています。
そして川崎や工藤以外の人間が作れる味でもないのです。

もちろんra2から産み落とされた蔵乃助です。
藤沢同様に武蔵浦和でも人気になることを願っています。
しかしra2はそれ以上のモノを出し続けなければいけない。
そんな風にも思っているのです。

【麺屋蔵乃助@ラーメンアカデミー】

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2005/03/07

rp大滝店長の成長

鎌ヶ谷駅構内にある屋台風の店。
それがrp(ラープ)です。
前原の人気店「らーめん房やぶれかぶれ」の
2号店としての扱いにはなるのですが
本店とは全く別のラーメンを出しているお店です。

ここの大滝店長は、元々やぶれかぶれの常連さんでした。
和食など料理の世界にいる人ではありましたが
ひょんなことからラーメンの世界に入ってしまった。
しかも開店する直前に店長を務める予定だった方が
お辞めになってしまったこともあって
いきなり店長を任されてしまったのです。
もちろん料理の腕はある人ですし
オープン前にやぶれかぶれで修業もされています。
しかしいきなり店長というのは相当のプレッシャーだったでしょう。

オープン当初の彼を思い返すと、随分と悩んでいたように思います。
ラーメン作りそのものに自信も持てていなかったでしょうし
レシピは師匠でもあるやぶれかぶれの岡崎さんが考えたもので
彼自身のラーメンではなかったということもあって
自分の作っているラーメン自体にも自信がなかったのではないかと。

オープンしてしばらくして、
彼が始めて自分で考えたラーメンがメニューに並びました。
それは「まろ味豚麺」という白濁豚骨ラーメン。
そのスープの濃度は県内でも有数の重さです。
このラーメンを作るようになってから、彼は変わったように思います。

rpgomaそんなrpも開業して1年以上が経ち、
明日より新メニューがスタートします。
基本的にメニュー構成は全て大滝店長が考案したもの。
これは大滝君に責任ある仕事をさせようという
岡崎さんのいわば親心なのでしょう。
彼が考えた新作ラーメンの数々や、
レギュラーメニューの改良版を
岡崎さんや私、あるいは常連さんなどが試食を重ね
完成度を上げていきました。

新作は「塩野菜ラーメン」と「ゴマ肉ラーメン」。
「塩野菜」はいわゆるタンメンで
正直「爆菜麺」との差別化が難しいポジションではありますが
タンメンが大好きで作りたかった、という彼の気持ちが入った
しみじみとうまい、ほっとする味です。

色物好きの私としては「ごま肉」が面白かった。
濃いめの醤油スープの上にはゴマで和えられた豚肉が。
ゴマだれがかかっていて、それをスープと合わせながら食べます。
そのゴマが完全に味を支配しているわけでもなく
程良い酸味も加わっていて、他にはなかなかない味です。

1年前、自分は何をしたらよいのか、厨房を右往左往していた彼が
今は自分の味を求めて、更なる向上を目指して
日々自信を持った顔つきで厨房に立っています。
今年から月替わりで限定メニューも発表することになり
常に新しいラーメンを考える日々になりました。
明らかにオープン時よりもやることが多く、
責任も重くなっているはずなのですが
今の彼の方が活き活きと楽しそうに見えます。

一人の若い(といっても今年29歳)ラーメン職人が
今日もガード下の屋台で頑張っています。
これからももっと成長していくであろう大滝店長。
それは私たちがもっと美味しいラーメンを
食べられるようになるということでもあるのです。

頑張れ、大滝!(褒めて伸ばす)

【rp@新鎌ヶ谷レポ】

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2005/03/06

じらい屋の餃子

子はラーメン以前からの大好物。
自宅で母親が餃子を作るのを手伝ったり
小学校時代の友人の家が餃子専門店で
遊びに行ってはお土産に貰ったりして喜んでました。
ラーメンの食べ歩きよりずっと以前に
宇都宮へ餃子を食べに行ったりしてました。

そんな私ですから、ラーメン店を食べ歩いた当初は
よく餃子も一緒に頼んだものでした。
そしてだいたいがっかりしてしまって
いつからかあまり餃子は頼まなくなってしまいました。

なぜ失望してしまったのか。
その大半は業者の冷凍餃子をそのまま出しているケース。
たしかに餃子を作るのは手間的にも大変なことですし、
業者に頼んだ方が品質も安定しますし安価で楽。
落ち着いて考えれば餃子なんて手間のかかるモノを、
ラーメン作りと一緒にやるのは自殺行為といってもいい。
これはけっして非難しているわけではなく、
お店としてはある種当たり前のことだと思います。

もちろんそうではないお店もあります。
千葉ならば例えば「くらま@南柏」や「希林@西千葉」。
どちらも餃子専門店で経験のあるご主人が
手間暇かけて手作りされている餃子を楽しめます。
都内なら例えば「砦@神泉」の餃子。
作り置きをほとんどしておらず、その日の客の動きを見て
皮に餡を詰めて出来るだけ早い段階で提供する。
店主中坪さんの心配りが感じられる餃子です。

jiraiya先日千葉市内にオープンした「じらい屋」の餃子は
頼んでも失望することがない餃子です。
実はこの「じらい屋」は同名の居酒屋などを手掛けていて
今は無い中華居酒屋「東風」の看板メニューが
「担々麺」と「鉄鍋餃子」でした。
閉店後寂しい思いをしておりましたが、
今年麺と餃子のみで勝負する新店で復活。
店名も「餃子房じらい屋」と気合い十分です。

大降りの餃子の値段は5個で350円、8個で480円と
ラーメンと一緒に頼みやすい設定になっています。
熱々の鉄鍋の上にぐるりと回されている餃子。
そして表面にはパリッとした皮(羽根)が広がっています。
野菜の食感が活かされている餡もたっぷりで、
ジューシーで熱々の肉汁(野菜汁)があふれます。
その感動は東風時代を思い起こさせるものです。

そうなると気になるのはラーメンの出来映え。
こちらも無難にここ最近流行のラーメンに仕上げてあり
特段取り立てて話題にするようなラーメンではありませんが
外さないすっきりした塩ラーメンを堪能出来ます。
雰囲気も悪くなく、なかなか良質な新店が出来たと言えるでしょう。
餃子好きの方や、千葉市内の方には迷わずお薦めしておきます。

【じらい屋@千葉レポ】
【関連記事】じらい屋の担々麺

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2005/03/05

gという名前のラーメンが
本日よりra2で販売開始されました。
お陰様で初日は多めに仕込んだにも関わらず
午後1時前には完売となったようです。

仕事柄?というのでしょうか、立場上色々なお店で
メニュー開発などのお手伝いをすることがあります。
とはいえそれはあくまでもアドバイスのスタンスですので
お店の方から聞かれたことに対して答えるというか
あくまでもその主体はお店の方の考えに基づいています。
私としてはお店の方が私に求めている「客の視点」で
好き勝手なことを言わせていただいています。
しかしra2ではまったくそのスタンスや方法論が異なり
私が基本的にメニュー構成やアイディアを投げて
川崎、工藤がそれを形にしていくといった感じです。

私はニンニクが大好きです。
無論ラーメンにニンニクを絞るのも好きですし
ガーリックチップなどの薬味を浮かべるのも好き。
そしてラーメンとニンニクが合うということも知っています。
しかしニンニクを強調したラーメンってあまりないのではないか、
そんなことをふと思ってしまったからもう止まりません。

と、いうのも
以前から醤油ラーメン、塩ラーメン、味噌ラーメンとは異質の
トンコツラーメンという「ジャンル」に興味がありました。
醤油、塩、味噌はもちろん調味料のことで
その調味料が味としてジャンルとして認知されています。
下手物とも言われるソースラーメンや
一時期流行したカレーラーメンもやはり調味料。
しかしトンコツだけは調味料ではなくて素材です。

調味料ではなく素材が主役のラーメン、という孤高の存在。
これを別の素材で表現したかったんですね。
そんな時に今回ニンニクに気付いてしまった。
「何味のラーメン?」と聞かれた時に
迷うことなく「ニンニク味」と言える一杯。
それを目指しました。

スープのベースはもちろんニンニク。
ニンニクポタージュともいえる濃度の高いスープです。
スープの底や中には砕けたニンニクが浮いています。
しかしこれだけではうま味も足りず、飲みづらいこともあって
仔牛の骨で取った白濁スープと割りました。
当初は国産牛骨を考えていましたが、味がよく出てくる
オーストラリア産の仔牛骨を使用しました。
(こちらの方がコストはかかるのですが)

ラーメンにニンニクという当たり前の組み合わせを
あえて色々なアプローチで表現することで
ニンニクが持つ様々な食感や味わいを楽しんで貰おうと思いました。
フライドガーリックのチップや、マー油、
生ニンニククラッシャーなど(もちろんzyliss社製です)
ラーメンにはよくある定番はもちろん
その他考え得るニンニクの調理法はほとんど採用しました。

ニンニクを薄く切って油と醤油でソテーするのは
私が小さい時から自宅で鉄板焼の締めにやっていた定番。
バターで煮るのは焼肉店などではお馴染みのメニューですが
川崎が魂麺まついの山西氏と飲んだ時に感動したのだとか。
ネギの替わりにニンニクの葉をカツオ節と和えて乗せ
ニンニクと相性のいい牛肉を使いローストビーフを作りました。

G販売期間中には「ニン玉」という味玉や
「ニンニク焼豚飯」というご飯も御用意。
はっきり言ってこのラーメンを食べた上に
ニンニクのご飯食べる人はいないと思ったのですが(笑)
どうせやるならとことんやろうぜ、と。
あ、ニンニクを消す必殺技として牛乳も御用意してます。
もちろん地元フルヤ乳業のビン牛乳、ミルメーク付き。
(元祖?浦安マルバにも事前にお断りしてあります(^^;)

ニンニク嫌いの人は近づくことも出来ない。
ニンニク好きの人でもひるんでしまう。
10人中1人が最高!と思ってくれればいい。
そんなチューニングで作ってみたのですが、
初日は半分以上の方が飲み干して下さったのだとか。
それを受けたその日の夜の会議では
「半分以上の人が飲み干しちゃったんですよね」
「どこがいけなかったんだろう」
「もっと飲めないチューニングにしないと」
と、あり得ない会話が交わされました(爆)

「なんだよ、大したことないじゃん」と言われることが
私をはじめ、ra2スタッフの一番嫌うところです。
「やりすぎだよ、ばぁか」と言われたい(笑)
そんな拉通イズムがバリバリの一杯です。
ぜひ一度話のタネにお試しください。
2度食べてくれとは言いませんので(殴打)

【G@ra2】

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2005/03/04

味噌にマー油

baisenmiso噌とマー油を合わせた味。
あるいは味噌スープに焙煎臭の組み合わせ。
もういい加減飽きてきました(^^;

ここ最近はホントよく目にしてしまい
(千葉県内でもけっこうありますね)
某大手チェーン店でもこの冬から新登場していますが
食べる前から「あ、またですか」と興ざめなんですよね。
オリジナリティがないというか、芸がないというか。
もしその組み合わせが新しいと思って作っているならば
それはあまりにも不勉強というものでしょう。

私たちが千葉拉麺四天王で「濃旨豚みそ」というラーメンを考え
味噌に焦がし油(この時はオニオンと貝の焦がし油)を使ったのが
今から3年前、2002年のことでした。
そして味噌そのものを焦がす「焦がし味噌」を
西麻布五行で食べて感動したのが2003年。
昨今の味噌とマー油の組み合わせに関しては
あまり進歩してないなぁと思うのです。

そもそも味噌という調味料が味が強いので
ベースが弱くてもなんとか仕上がってしまいます。
そして私がニンニク好きということを差し引いたとしても
ニンニク油、特に焦がしたマー油はうまい。
あるいは焙煎の香りは食欲をそそる。
この強烈な存在感を持つ油を使ってしまえば
こちらもたいがいのモノはまとまってしまう。
それだけでなんとかまとまってしまう2つの存在、
味噌とマー油を使うという部分に
作り手の逃げを感じてしまうんですよね。

うまけりゃいい、確かにその通り。
売れりゃいい、それもその通り。
しかし、先達が創意工夫して来て今のラーメン文化があるならば
安易にありがちな組み合わせを模することなく
独自の組み合わせを考えて欲しいと思うのです。
そして私たちに新たな感動を与えて欲しいのです。

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2005/03/03

工藤の鮭チャーシュー

通に工藤という男がいます。
拉通は土日限定営業という特異な営業形態ですので
彼は平日、ラーメン劇場内の竹麓輔商店で店長を務めています。

彼と出会った当初はおよそオリジナルラーメンなど
作るような男ではなかったと思います。
オープン当時からフットワークの軽かった川崎に比べて
明らかに工藤は保守的な男でした。
しかし2年近く拉通を続けていく中で
ずいぶんと彼も変わりました。

これまでもFC店というスタイルの竹麓輔商店でありながら
本部に交渉して、千葉独自のメニューを認めて貰ったことがあります。
それが「濃厚BLACK」というメニューです。
竹麓輔商店で人気の「濃厚とろ味噌」に自家製のマー油を加えたラーメン。
これが今一番人気で、本部が逆にレシピを聞いて
むつみ屋にフィードバックした程のメニューです。

そして昨年のクリスマスイブ。
やはり竹麓輔の味噌ラーメンをベースにした
「きよしこの夜」という限定ラーメンを創作しました。
クリスマスらしく、華やかで可愛らしい一杯は
イブ1日限定ながらも好評だったようです。

そんな工藤が、今度は春限定でラーメンを作ることになりました。
竹麓輔商店が入っているラーメン劇場では
明日4日より1ヶ月間「桜まつり」と称して、
入店する各店により春の限定ラーメンが競作されるのですが
そのメニューを創作することになったのです。

通常むつみ屋の創作コンテストなどで
各店が出すラーメンの大半は、ベーススープはそのまま使い
上に乗せる具や油で変化をつけています。
しかし工藤が今回取り組んだ創作メニューは
通常の竹麓輔商店で出しているスープは一切使わず、
スープから別寸胴で取ることになりました。

takerokusuke「神春(しんしゅん)淡麗」と名付けられた一杯は
鶏などをベースにしたあっさり清湯スープで
コクもあり、いいスープだと思います。

味の決め手になっているのは鮭冬葉の油。
昨年より拉通で「鮭ラーメン」を開発していたのですが
(残念ながらまだ完成には至っていません)
その時に使っていたのが鮭冬葉の油なのです。
独特のうま味を持った、非常に面白い油で
魚でありながらも動物系のような深いコクを持っています。
昨年札幌の「弟子屈」でやはり鮭冬葉を使っていて
その方向性に間違いがなかったことを確信したのですが
工藤は拉通で完成する前に竹麓で出しやがった(笑)

しかし今回のラーメンで特筆すべき点は油ではありません。
工藤が今回のために考案した具材、「鮭チャーシュー」がポイント。
ほぐした鮭の身と豚背脂をフードプロセッサにかけてミンチ状にし、
固めたものを一枚一枚丁寧に焼き上げるのですが、
程良い脂分があって、ジューシーで、率直に言って美味しい具でした。

身内というか、私は基本的に工藤や川崎の作るものに対して
これまであまり褒めたことはないのですが、
この鮭チャーシューはよく出来ていると思います。
どちらかといえば保守的だった工藤が創作した具は
驚くほど革新的な、斬新な鮭チャーシューでした。
今多分色々なものを考えるのが楽しい時期なのでしょう。
工藤の創作魂はまだまだ収まりそうにありません。

【竹麓輔商店@ラーメン劇場レポ】

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2005/03/02

紅丸の挑戦

街道はラーメン不毛地帯です。
そう言い切ってしまってもいいでしょう。
以前から本体HPでも言っていることですが
これにはいろいろと理由があると思います。

・主要街道が市内を通過していない
正確に言うと市内中心部を、ということになります。
地図的に見るならば佐倉街道(国道51号)が市内をかすめ
国道16号も近くまで来ていますが、駅などの中心地からは程遠い。
要するに市内を走っている車は、四街道に用がある車のみ。
市内を通過する、という車は皆無なのです。
四街道という名前は、そもそも四つの街道が交わる場所という意味で
(北:成田山道、東:登宇がね(東金)馬渡道
 南:千葉町道 西:東京船橋道)
かつては人が行き交う場所だったはずなのですが。

・千葉市に隣接している
いわゆる「平成の大合併」に伴い、
四街道市も隣接する千葉市と合併する話もあったほど
(市民投票の結果、合併はしないことになりました)
四街道の人は千葉市を生活圏としています。
快速で10分も乗ればJR千葉駅に到達するロケーションでは
仮に市内の施設や店舗が充実していなくても
買い物でも食事でも不便さをあまり感じないのです。

他にも市街の都市計画上の問題や、南口駅前の問題など
様々な要因があるかとは思いますが、
外部からの流入が皆無、市民自体に不満がない、ということから
いずれにしてもラーメンのみならず、商業施設そのものが少ない町です。
ヨーカドーと長崎屋が全て。そんな町なのです。

akamarudonそんなラーメン不毛地帯四街道に
勇敢なお店が登場しました。
市原の人気店「麺や紅丸」の支店が駅前に出来たのです。
ここだけの話ですが、四街道に出店したきっかけは
千葉拉麺通信の会議室を見ていて
「四街道はラーメン不毛地帯」という書き込みを
何度となく見ていたからなのだそうです。
「うまいラーメンに不毛地帯なんてあるのかな」
決してラーメン事情が豊かだったとはいえない
現在の場所で苦労して行列店にした畠中さんはそう思い
四街道という場所に興味を持ったのだとか。
そんなところにたまたま入ってきた空き店舗情報。
それが問題の四街道だったというのです。

またその物件が何度も店が替わっている場所だというのも
決断するポイントの一つだったようです。
というのも、現在市原の紅丸がある場所も
何度も店舗が替わっていた場所だったのです。
そこで経営を成立させた経験があったからこそ
同じ様な場所でチャレンジしてみようと思ったのだそうです。

洋食出身のご主人が自分の経験を使って
組み立てていく味の世界は、独創的で魅力的です。
既成概念にとらわれないアプローチで作ったつけ麺は
具だくさんでボリューム満点の人気メニューです。
このつけ麺の登場で市原はラーメン事情が活性化しました。
四街道で紅丸の挑戦は成功するのでしょうか。
この挑戦の成否が不毛地帯脱出の鍵を握っているように思います。

現在発売中の千葉ウォーカーでも、この店の記事を書いています。
(拙連載「千葉ラーメンスタイル」にて)
よかったらお手に取ってご覧くださいm(_ _)m

【紅丸@四街道レポ】

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2005/03/01

えっと

こ1週間ブログの更新が進んでおらん!
とお叱りのメールをいくつか頂戴いたしましたm(_ _)m
同時にHP本体の方も更新がなかなか進まず
やっと先程一部更新したのが精一杯。

いやぁ〜、言い訳をさせていただくと
・本業の年度切り替え時期
・原稿の締切ラッシュ
この2つがぶつかっておるのです。

本業の方は毎年3月が新学期。

原稿の方は、なんだか柏特集があるらしく
そこでラーメンの原稿を書くことになり、
さらに今月(今月かよ)発売予定の恒例「めちゃうま」でも
ラーメンの原稿を数ページ書くのですが
それの締切が明日(明日かよ)。
まだ全然終わってないんどす(全然かよ)。

申し訳ないので、ちょっとさわりだけでも。
めちゃうまでラーメンといえば、もちろん「春の陣」。
今年も県内15軒のラーメン店さんが創作ラーメンで競います。
今年は「桜ラーメン」の他に3つの「春ラーメン」をテーマに設定。
発売は3月、えっといつだったかいな(殴打)
ま、そんな感じです。

この1週間分のネタはあるのですが、書けない。
もうちょっと待ってて下さいませm(_ _)m

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