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2005/02/25

人気の理由

元で人気のラーメン店。
そう言うと、今流行のラーメン店をイメージされるかもしれません。
お洒落な内装、コックコートに身を包み、店内にはジャズが流れ
清潔な店内には油っぽさがなく、店内はもちろん禁煙で
出てくるラーメンは素材厳選、化学調味料不使用
ラーメンの締めには自家製デザート、みたいな。

もちろんそういうお店もアリだと思いますし、
私自身も決して嫌いではありません。
(味が第一なのは言うまでもありませんが)
しかしそういうラーメン店に対して、一瞬ではありますが
「ラーメンってそんなんか?」と思うこともあります。
卑下しているわけではなく、単純にラーメンというものは
もっと素朴で、もっと普通の食べ物なのではないかと。

ichidaim東金道路の大宮インター近くにある
「とんこつらーめん一代」は
今流行のラーメン店とは対極にあるお店です。
内装はまったくこだわりナシ。
おじちゃんは油の染みた丸首シャツを着て
おばちゃんは三角巾を頭に巻いてエプロンです。
店内では思いっきりテレビが流れていて
店内には餃子を焼いた油と匂いとタバコの煙が漂います。
素材云々は言うまでもなく、化調もバリバリ。
デザートなんかもちろんありません。

それでもこの店の客足は途絶えません。
いつも満卓、いつも混んでいます。
お洒落でも綺麗でもないお店なのにです。
その理由は何なのか。

私が思うにそれは「実直さ」ではないかと。
ラーメンに対する実直さ、お客に対する実直さ、
そして自分自身の仕事に対する実直さ。
親父さんは麺を入れる時に必ず時間を計ります。
餃子をサーブするタイミングをしっかり見極めて
麺を投入し、上げています。
おばちゃんはテーブルウォッチが完璧です。
お客さんが困っている様子は見られません。
水がなくなるとすぐ注いでくれます。
そしてラーメンは安くて旨い。
一杯500円のラーメンには煮玉子が丸々1個入ります。
そして店を出ていくときに、親父さんが「あっした!」
(ありがとうございました!と思われます)
この一言がいいんです。

この店ではお店の仕事ぶりに対してのストレスや
出てきたラーメンに対する失望感など
そういうものが皆無なのです。
今流行のラーメン店で評価されている点は
すべて付加価値というか、ある種二の次の要素だということが
この店を見ていると分かります。

もちろん、商圏内における競合店が無いことや
高速インター出口に至近という立地など
それ以外にも考え得る流行っている要素はいくらでも出てきます。
しかしそういう要素は人気の一要素には成り得ますが
決して必須条件ではないように思います。
ラーメンに対する実直さ
お客に対する誠実さ
これがないラーメン店は決してお客さんの支持は得られない。
この店を見ているとそう思うのです。

【一代@平山レポ】

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